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経験が成長を止める?未経験者の多さが会社の成長の理由かもしれない。

みなさん、こんにちは。
カイロスマーケティングで代表をしております佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。

毎日数回の面談や面接をさせていただいております。面談では、未経験者が多いことがよく話題にあがります。カイロスマーケティングのnoteを読んでいただくこともあるのかな?本当に嬉しいです。

たしかに経験は大事ではあるものの、採用における候補者さんの仕事の経験は必要条件であって十分条件ではないと考えています。経験は過去の話であり、わたしたちは候補者さんの未来を見ようとする努力をさせていただいております


未経験者はやっぱり多いな、カイロスマーケティング。

未経験でカイロスマーケティングに入社して、その後がっつり活躍している人が多い事実。経験の有無が採用の基準ではないものの、決めた採用基準で仲間を増やしていったら、なんと未経験者が半分以上という状態になっています。

未経験者が多くても、売上が毎年倍近く伸びているし、SaaSとしても月間解約率が1%程度をキープできているし。事業としてはそこそこできているかもしれないと思っています。そして、月に45時間残業する人はゼロ。過去1年でもほぼゼロなんです。就業時間内での仕事の効率が良いのかな?

業務の仕組みがこれを支えているかもしれませんが、少なくともカイロスマーケティングのみんなの個人の成長の総和が会社の成長につながっているのだと思っています。みんながどんどん成長して仕事ができるようになる姿を見るのも頼もしいですし、本人も成長している、そして貢献している実感が持てるから仕事が楽しいかもしれないです。

60人近くになった今、1年間の退職者もたったの1名です。


未経験が生み出す多様性と学習意欲。創造と成長の土台となった。

未経験でカイロスマーケティングに入社すると、学ぶ機会があちこちにあります。先輩たちが残した業務マニュアルがあります。過去の勉強会や会議の議事録、過去のセミナー録画、各種資料など、社員全員に公開されています。

仕事でわからないことや不安があり誰かに質問すると、すぐに仕事の手を止めてその場で教えてくれる。わたしの大好きなカイロスマーケティングのカルチャーです。

質問すれば、どの仕事でもどのメンバーからも重要な教訓や知見が得られる。その人の考えを引き出すことができる。ここには成長のための重要なことだらけ。未経験者は、自分が未経験であることを自覚しているため、どんなコメントでも真剣に受け止めて成長機会になる。こんな流れが未経験者の成長を助長してくれているのでは、と思っています。

また、カイロスマーケティングはほぼ全員が中途入社。前職では多彩な経験を持つ人たちの集まりのような感じです。元高校教師、元航空自衛隊・元空港職員・元CA(空系多い)、元餃子の研究開発・元義歯の研究開発・元住宅木材の研究開発(研究開発系も多い)元霞ヶ関勤務、元タバコ産業、フォークリフト免許取得者2名、元板前、元セブンイレブンの店長候補。

なんだかな。改めて書くととても多彩な経験を持つ集団(笑)。

多様な経験を持つ人たちに囲まれていることが、新たな気づきや視点、知見やノウハウを引き出せる機会をきっと増やしている。自分とは違う業界や文化、経験を積んでいる人たちが集まっていて多様性に富んでいる。学べなくなる環境とは自分と同質や同士に囲まれている時だから。その正反対。

成長には足らないものを補うことも重要ですが、すでに持っている能力を成長の起爆剤としてどれだけ利用できるかが成長の度合いに依存していると思っています。

みんなの多様な経験と、成長を促す土台となるカルチャーって、知的に刺激されるし、新たなことがどんどん学べるため、働いていて成長してるな、という実感が持てるのでしょう。


馴染みのない仕事が組織を強くしている

未経験者にとって、カイロスマーケティングの仕事はどれも初体験。まったく馴染みのない仕事ばかり。まぁ、経験者重視の環境だったら、全く馴染みのない仕事を担当することはほぼありません。会社の視点でみれば、経験者に仕事をお願いする方が高い成果を期待できるからでしょう。

でも馴染みのない仕事って面白いんです。

全く新しい仕事であるため、自分自身を科学の実験材料にしている感じ。これやったらどうなるのかな?とか、自分の過去の体験がなくて結果がわからないことをどんどん試す。新しいことや馴染みのないことをするって、そんな感覚があると思っています。

これまで会社であたり前と思っていたやり方に対して疑問を持つこともあれば、全く新しい視点で従来のやり方に疑問を生じる。こんなことも頻繁に起きるようになるでしょう。

未経験さがもたらす学習意欲。他の未経験者が学習仲間になる。あらゆる場面で自分の相談役になりながら、ともに学び、ともに視野を広げることで次の新しいことを吸収できる準備ができる。このような連鎖した化学反応が、創造や成長を生み出しているのではないか、と考えています。

学習を通じた成長する組織はあらかじめ設計されていたわけではなく、ジョインしていただいたカイロスマーケティングの仲間たちが自然に作りあげた環境です。


時にはミスや失敗もあるが、成長につながる。

それだけでなく、未経験であるためミスや失敗も多く発生します。従来のやり方においてミスや失敗が発生しないような業務フローに改善する。ミスがあるという前提の業務フローにして確認に重点を置く。など、組織として強くなれる可能性もあります。

未経験者はミスや失敗に対して真摯に対応する傾向があると思っています。経験者はミスや失敗を隠そうとする。プライドが邪魔してしまうんですよね、わかります。

ミスがあるという前提で業務を組むこともできる。未経験者はミスや失敗に真面目に取り組んでくれるだけでなく、まわりもミスを許容できる文化も出来上がります。結果としてチームとして強くなれる。チームの強さが会社の強さになる。ミスや失敗を通じて学ぶことが会社のそして事業の成長のガソリンになる。


継続して成長できる組織であるために、永遠の未経験者であれ!

未経験者もいつかは経験者になってしまいます。スキルとしては経験者になりますが、やっぱり未経験者の心をいつでも忘れない方がいいのではないか、と思っています。全ては継続的な成長のため。

ひょっとしたら未経験者が経験者の「いつもこのやり方だから」という脳停止状態に陥らないようにしてくれるかもしれない。もともとあった解決策を改善することで業務の精度を上げることも大事だが、新しいやり方も取り入れないと。

うまくいっても環境のおかげ。お客さまのおかげ。そして仲間のおかげ。

わたしを含めて、カイロスマーケティングのみんなも永遠の未経験者魂を持ち続けていただきたい。そう思う東京オリンピック期間の週末でした。


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