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遠足の日 再び。

今日は次男の遠足だった。


天気予報は晴れ、気温は多少上がるかも知れないが、心配は要らなさそうだ。
風邪もひいてないし、おやつも早々と用意してある。
おやつは早くに用意しすぎて、「これ、おんなじの2つ買ったから、一個だけ先食べていい?」「こっちのも食べようかなー」と言い出したので、マシュマロ一つ食べたところで慌ててよけておいた。

前の日の夕方。
「やったー!今日の漢字楽勝ー!!」
連日、【家】とか【語】とか、形や画数の多さに悩まされていた漢字の宿題が、何と今日は【刀】一つのみ。
きっと明日も宿題はないだろうし、ウキウキとした気持ちで宿題を仕上げ、遅くまで外で遊んで、お風呂に入り、夕飯を食べた。


1時間後。
明日の持ち物確認するから、ちょっとこっちおいでー。
リュックを出してきた私に、次男は言った。
「あ、そう言えば、赤白帽ないねん。出しといて!」

赤白帽‥はて?

あれ、お便りには、帽子は学校に置いてあるって書いてたよ。
「あー、でもな、オレのないねん!ないから、今日先生が、家から持ってきてって言ってた!」

いやいや、家にないよ。
ほんとなら毎週金曜日、持って帰ってきて体操服と一緒に洗うけど、持って帰ってこんかったやん?
お兄ちゃんのは洗ったから、その時聞いたやろ?
あー忘れた置いてきたって、言ってたやん。
「えー、でもなかったもん」
いやいやいや、いつからないの。体育は?今週使わんかったの?
「あ、あったわ」
あったんかーい!じゃあ学校やんか。
「でも今日、帰りの会で見たら、なかったから、先生が持っておいでって言ってた」
家にないものは持って行けませーん!!

雲行きが怪しくなってきた。次男の表情が微妙な感じになってくる。この段階で時刻8時40分。
大体、何でそんなこと今寝る前に言うん。連絡帳にも何も書いてないし。もっと早く言ってくれたら放課後教室に探しに行けたやん!
「だって忘れてたんやもん!」
じわじわと涙目になってくる。しまった、と思ったが、これを機に反省して欲しいというちょっと意地悪な気持ちも湧いてきてしまう。
それで、どうするん、明日。帽子なかったら、行かれへんかもよ。
とうとう、うぇーんと泣いてしまった。
ごめん、ママが言いすぎました。
遠足は行けるよ、多分。
それにしても赤白帽がないのは困った。

いつ体育で使ったん?昨日?一昨日?
「昨日じゃない。昨日の前、か、その前はあった」
小2にはまだ一昨日という概念はないのね。それはともかくとして。
そしたら、今週学校で使ったんやし、持って帰ってきてないんやから絶対学校にあるはずやわ。明日朝、もう一回教室探し。お友だちのとこに間違って入ってるかもよ。
「うん」
次男復活して、漫画を読み出した。いやいやいやいや、荷物入れるんやって。レジャーシートと、ほら、おやつ持ってくんやろ?そんなすぐ立ち直るんだったら、もうちょっと反省しといてもらった方が良かったか?
でもまぁ、ワクワクした顔で「筆箱も要るかも知らんから、入れとく!」と、前までお兄ちゃんが使っていた一回り大きいリュックに一つずつ持ち物を準備し始めたので、もう蒸し返すのはやめにした。ハンカチはこの横んとこ!ビニール袋どこ入れとく?じゃあ、このチャックついてるとこにする!
そうか、このサイドポケットを使いたかったから、今回はこのリュックがいいって言ったのね。

ちなみに明日、筆箱は要らないはずだけど。


帽子、明日一人で探せる?先生に、学校にあると思うんですけどってお手紙書いといた方がいい?
「書いて欲しい」
‥ですよね。了解。

‥ねぇ○○(長男)、もし明日次男の赤白帽教室になかったら、貸してあげられるかな。
「あー、無理ー。オレ明日体育あるから」
‥ですよね。
了解。


‥ところで、もう一つ気になったので次男についでに聞いてみた。
今日の帰りの会の時、帽子ない子他にもおったん?
「いっぱいおった」
いっぱい?!そんなことある?
「5人おった」
え、クラスで5人も帽子なかったの?体育もあったのに?
「2人、か3人」
‥分かった。(そのうちの1人がきみなんだな!)

当日の朝。彼はまたまた早起きして(アラームもかけずに5時20分起床!)卵を焼くのを見守ったり、ウインナーを炒めたり、ふりかけをふったりした。おかずが寄らんようにする!と言って細心の注意をはらってごはんを詰めた。
お箸も入れたし、完璧や。あとは、通学路で転びさえしなければいける。
あと、赤白帽さえ見つかれば、ね。

「行ってきまーす!」

現在、次男が転んでケガしたという電話は入ってきていない。おそらく、無事に行けているのだろう(であることを願う)。
あと、帽子が見つかっていることを願う。


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