【ツアレポ】名古屋駅高層建築の群景ツアー
こんにちは、大ナゴヤツアーズです。
今回のツアーレポートは、JRセントラルタワーズ建設を皮切りに高層建築が集積するエリアの名駅を建築家の伊藤さんと巡った「名古屋駅高層建築の群景ツアー」です。
それでは2019年9月28日(土)に開催した時の様子を中心に、ちょっとだけお伝えしますよ。
名古屋駅前の変遷を知る
近年、名駅エリアは大都市シカゴや東京と同様、商業施設だけではなく高層建築群を観光資源とする都市へ変貌しています。ツアーの始まりは、名古屋駅前の開発の歴史を当時の写真を使って教えてもらいます。建築の歴史だけでなく、「再開発では名古屋らしい建物をつくっていきたい」という設計者の思いを知ることができました。大きなものを建てるだけでなく都市景観も良くしていくため、丹下健三、坂倉準三など有名建築家も多くかかわっているんですよ。
何気なく利用するだけでは気づけない名駅高層建築の見どころが頭に入ったところで、実際に見に行きましょう。
見上げる見上げる
名古屋駅前はミッドランドスクエア、スパイラルタワーズ、近年においても大名古屋ビルヂング、JPタワー名古屋など、多くの高層建築によって名古屋の象徴的な都市景観がつくられています。それぞれの建築の違いや面白さを比較したり、建築構造やちょっとした建築トリビア等建築家ならではの丁寧な説明のもと名古屋駅の高層建築群を巡っていくと、今まさにまちがつくられているダイナミズムを感じることができます。
目線をあげるだけで、何度も通った場所も違った景色に見えてきますね。上を見上げ過ぎて、首を痛めないように注意です!
高層建築の足元に緑の「おもてなし」
「人々を惹きつける高層建築と共に、賑わいを支えるまちづくりも頑張っています。」と伊藤さん。多くの市民や観光客が訪れる名古屋駅エリアに彩りをと、名古屋駅界隈の企業さんがサポーターとなって植栽スペースに花が植えられています。目を凝らして歩くとこんな素敵なまちの様子も見つけられますよ。
名古屋駅近くにも金のしゃちほこ!
最後は名古屋駅横にあるJPタワーで金のしゃちほこに出会いました!
2027年完成予定のリニアをはじめ、まだまだ名古屋駅の景観は進化していきます。今後も名古屋らしい建物やまちをつくっていきたいと伊藤さんの思いも聞けました。どんな風に名古屋駅が変わっていくのか、市民の1人として楽しみにしていきたいです。
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開催地:愛知県名古屋市
ガイド:伊藤 孝紀さん /建築家・名古屋工業大学大学院 社会工学専攻 建築・デザイン分野 准教授
ガイドさんHP:
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