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天才と凡人は何が違うのか?自分の能力を信じて歩み続けることが天才へ通ずる道

北野唯我さんが書いた『天才を殺す凡人』を先日読んで、「天才とは自分の能力を信じて歩みきれる人のことではないか?」と感じたのでその思いを書いてみます。(彼は12万部のヒット作「転職の思考法」の著者でもある)

彼が定義する天才、秀才、凡人とは

天才…独創的な考えや着眼点を持ち、人々が思いつかないプロセスで物事を進められる人

秀才…論理的に物事を考え、システムや数字、秩序を大事にし、堅実に物事を進められる人

凡人…感情やその場の空気を機敏に読み、相手の反応を予測しながら動ける人

だそうだ。
「これを見て、私は決して天才ではないなぁ」と思ったあなた(私自身も最初に元ブログを読んだ時にはそう思った)、ちょっとお待ちください!

本を最後まで読み進めると、北野さんが伝えたかったのは、

世の中には天才・秀才・凡人がいます。そしてあなたの中にもそれら全てがいるのです。

ということだと分かる。

「おいおい、こんな凡人の自分のどこに天才がいるんだよ」と思うかもしれない。(私は最初そう感じた)けれど、あれ?これってもしかしてこういうことかな?と思うことがあったので書かせて頂きます。

先日私は行動遺伝学の教授に取材をさせて頂き、取材中に聞いたことで非常に心に残ることがあった。

人間というのは遺伝からの影響を受けるが、それは「親が頭脳明晰じゃないから、私は学んでも無駄かなぁ」ということには決してならなりません。どんなに勉強が出来る遺伝子が備わっていたとしても、自身で学ばなければ自動的にできる状態にはならないし、知識とはネットワークだから、いくらテストでいい点が取れなかったとしても、学んで無駄にはならない。

何を学んでいけばいいかは、「あなたが好きなもの」。何を好きかが分からなければ、小学生の頃から今を思い返し、あなたがこだわっているもの、繰り返し繰り返し戻っていく何かがないか思い出してみてください。

好き嫌いや趣味、パーソナリティほど遺伝の影響は大きいもの。その、一人一人異なった遺伝的スタイルを持って、私たちは他人が想像もつかないような独自性を発揮しています。

だからこそ、ご自身の気持ちが振れるものを『ただの趣味』と言って矮小化せずに、趣味というのは自分にとってののっぴきならない何かの窓口だと考えてはいかがでしょうか? あなたにしか感じられないあなただけのオリジナルだと考えると、なんだかワクワクしてきませんか?

(取材・執筆した記事が公開されたらまたシェアさせて下さい!上記はその一部です!)

この話を取材中に聞き、私は「あっ、これは北野さんが伝えたいこととリンクするかもしれない」と感じた。

天才とは、誰しもの中に存在し得る。多くの場合、天才的素養は眠らされてしまう。それは環境によってだったり、自分自身によってだったりする。

「お前には無理だ」「私には無理だ」そういった言葉や思いが才能を封印してしまうことが往往にしてある。

けれど、人は一人一人どこまでもオリジナルだ。同じ人なんかどこにもいないし、同じ遺伝子を持った双子だって別々のアイデンティティーを持ち成長する。ましてや、これだけ時代の変化が激しい中で、自分には無理かどうかは他人には決して分からない。自分にすら分からない。

けれど、だからといって自分の「好き」を閉じ込める必要なんてどこにもないのだ。

私は本が好きだ。「何が好き?」と聞かれたら即答で「本」と答える。それくらい、小さい頃からずっと好きだし、それは妻になっても母になっても1ミリも揺るがない。けれど、読むことは好きだけどまさか自分が書けるなんて半年前まではみじんも思っていなかった。それが今は書くことをお仕事として頂けるようになった。

どうしてそんなことが可能になったかは、人とのご縁の面も大きいけれど、「やってみる?」と言われた時に、(Thanks toとっちーforever) 
「これだけ読んできたのだから、書けるかもしれない。無理かもしれないけど、やってみよう!」と思えたからだと思う。
あの時「無理無理無理!」と答えていたら、今の自分は絶対にないだろう。

「あなたには出来る」という声を誰かがかけてくれたら、それはとても幸せなことだと思う。けれど、もし誰もそうした言葉をかけてくれなくても、「自分にはこれが出来るかもしれない」と信じてやり抜いていくことが自分の能力を最大限に引き延ばしていくことに繋がるのだとこの本を読んで改めて感じた。

私はまだまだ修行中の身で、「書く天才です!」とは決して名乗れない。けれど、人生100年時代と言われる今、もしもそのくらいまで生きるのだとしたら、私にはまだ70年もある。まだまだ先は長いのだ。極めていける可能性があるって最高に楽しい!!

自分自身が自分に対して「共感の神」になる。
そして子供達や出会う人達にも「共感の神」であり、自分の能力・ご縁があった人の能力を最大限に引き出していけたらいいな

(※この本の著者の北野さんは博報堂時代、シナリオライターの師匠の元につき、仕事後に毎日数時間シナリオの勉強をしていたそうだ。当時、映画やドラマのシナリオを全て書き出していたりと並々ならぬ努力をしている。彼はそれを努力とは思っていないかもしれない。ただ、そうした自身の「好き」を疑わずに信じてきたことが今の著作のヒットに繋がっているのだと思う。そして「転職の思考法」が12万部超えの大ヒットとなり執筆依頼が後を絶たぬ今も、本職も回しながらスマホで10万字原稿を書いたり、沢山の人を巻き込んだムーブメントを起こしたりと本当にすごい人で尊敬している。彼の本気と熱量は、人の心を動かす。北野さんの人となりや熱い思いが読める2作、ぜひぜひ読んでみて下さい!!)

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