北野唯我/マガジン

上場企業の取締役をしながら、物書きしています。30歳のデビュー作『転職の思考法』など。詳しいプロフィール→http://yuiga-k.hatenablog.com/about

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  • 北野唯我のSHOWSマガジン

    • 13本

    北野唯我の特別対談記事や、好きな書籍などを発信するためのマガジンです。月1回程度の更新を想定しています。

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コミュニティの価値

こんにちは、北野です。 突然ですが、実はcampfireさんでオンラインコミュニティを運営することにしました。 ▼参考 https://camp-fire.jp/projects/view/315969 オンラインコミュニティって、やや「胡散臭い」イメージがあると思います。現に僕も約2年前からお誘い頂いていたものの、最近までずっと断っていました。 それでも、なぜ、このタイミングでスタートするのか? 詳しくは別の機会で詳しくお伝えしますが、それは二つの理由があるから

    • 「After 3.13」:今年のコンセプト

      今年は「After 3.13」がキーワードになると思う。 正確にいうと、日本のビジネスシーンでは、このコンセプトが重要だろう。まず、After 3.13とは何か? それは「3月13日以降の3ヶ月」という意味である。そして、この「3月13日以降の約3ヶ月間で、次の3年間のビジネスシーンが構築される」というのが、この記事の主張である。なぜか? どういうことか? 解説していきたい。 (なお、私が所属するのがIT/HR業界のため、サンプルで出てくる事例がやや偏っていることはご了承

      • 辛い仕事が楽しくなっていく”ドーピング”の極意とは?

        作家で実業家の北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくりプロジェクト」の一環として行っている定期対談。前回に引き続き、ゲストをお迎えして、事業づくりのポイントや面白さ、課題について語り合いました。 今回のゲストは、TOUCH TO GO株式会社の代表取締役社長・阿久津智紀さん。同社はJR東日本スタートアップ株式会社とサインポスト株式会社から生まれたカーブアウトスタートアップで、無人決済システムを開発してコンビニなどへの導入を進めていま

        • 「僕は、腹黒いんです」無人決済店舗スタートアップが大企業から生まれた理由

          作家で実業家の北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくりプロジェクト」の一環として行っている定期対談。前回に引き続き、ゲストをお迎えして、事業づくりのポイントや面白さ、課題について語り合いました。 今回のゲストは、TOUCH TO GO株式会社の代表取締役社長・阿久津智紀さん。同社はJR東日本スタートアップ株式会社とサインポスト株式会社から生まれたカーブアウトスタートアップで、無人決済システムを開発してコンビニなどへの導入を進めていま

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          【発売前書評】地球最強の経営者の「思考メモ帳」 ベゾス本最新作 by 北野唯我

          面白い本を献本いただいた。 題名は『Invent & Wander──ジェフ・ベゾス Collected Writings』 (発売日は、2021/12/8) Amazonの創業者、ジェフベゾスの本だ。 中身はざっくり、前半が「株主への手紙」 後半が、ベゾスの「過去インタビューやスピーチの抜粋」 一番最後が、「なぜベゾスが宇宙を目指すのか」の話 こうなっている。 この本はベゾスの書き下ろし本ではないため 正直、少し読みづらいところがある ただ、それでも「貴重なデータ」と

          【発売前書評】地球最強の経営者の「思考メモ帳」 ベゾス本最新作 by 北野唯我

          なぜ日本の組織は強みを活かせないのか(曹操、徳川家康、武田信玄に学ぶ)/戦国ベンチャーズ 発売インタビュー Vol.2

          この記事は、「年功序列型の評価システムで頂点に立った武将はいない/戦国ベンチャーズ 発売直前インタビュー Vol.1」の続きです。 強みを活かすための理論が確立されていない ー タレントマネジメントシステムやエンゲージメントに関わるサービスなどの台頭により、日本国内でも個々の強みを活かそうという動きは増えています。しかし、なかなか進んでいないような印象を受けます。 北野:そうですね。実際にデータでみても、強みを活かせている、と答えた日本企業は15%に止まり、世界平均の2

          なぜ日本の組織は強みを活かせないのか(曹操、徳川家康、武田信玄に学ぶ)/戦国ベンチャーズ 発売インタビュー Vol.2

          「一番嫌いな科目はなんですか?」と聞かれたら、即答で「歴史!」「日本史!」と答えていた自分が、歴史ビジネス書を出すよ

          「一番嫌いな科目はなんですか?」と聞かれたら、即答で「歴史!」「日本史!」と答えていた中学生ぐらいの自分。その自分が今ビジネスをやるようになり、不思議に思うこと。それは孫正義さんを中心になぜか、すごい経営者ほど「歴史好き」。特に戦国武将や幕末好きだったりすること。 . 「???(なぜ)」。何が面白いの?と正直思っていました。なぜなら、スタートアップやクリエイターにとって重要なのは未来だから。未来を創っていく方が重要なのに、なぜ、経営者ほど歴史好きなのか? それが謎すぎました(

          「一番嫌いな科目はなんですか?」と聞かれたら、即答で「歴史!」「日本史!」と答えていた自分が、歴史ビジネス書を出すよ

          年功序列型の評価システムで頂点に立った武将はいない/戦国ベンチャーズ 発売直前インタビュー Vol.1

          2021年8月31日(火)に、北野唯我の新作「戦国ベンチャーズ― 人事の天才曹操と徳川家康に学ぶ、「強みの経営」とは?」が発売されます。子供の頃は理系少年で、「歴史が苦手だった」と語る北野さん。改めて歴史を勉強し直した時に、「めちゃくちゃ面白い!」と認識が変わったそうです。 今回の本のテーマは、歴史から読み解く「強みの経営」。 三国志を象徴する曹操や、江戸時代の初代将軍・徳川家康といった歴史上の人物をメインに、なぜ彼らが頂点を極めることができたのかを分析しています。初の歴

          年功序列型の評価システムで頂点に立った武将はいない/戦国ベンチャーズ 発売直前インタビュー Vol.1

          34歳になりました!

          34歳になりました! 最近ふと「自分の周りの5人の平均値が自分」という言葉が、ほんとそうだなー、とひしひし感じます。というのも、これはポジティブな意味で、どんな冴えない状態にあっても、普段つるむ五人のうち、たった一人でも「ものすごーく(自分から見ると)異常なぐらいレベルが高い人」に触れるようになると、それだけで平均値が上がり、どんどん変わっていくから。思考やスタンス、その人の視座が劇的に上がっていく事例を身近で大量にみているからです。平均値ってことは、たった一人でも変われば

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          インプットが暗記で終わる人、応用ができる人 【SHOWS Books #5】

          <リード> 実業家・北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2回が2021年7月18日に行われました。   北野さんが描く「ミラツク構想」を土台に、今回は「事業の種の見つけ方」をテーマとして話を展開。「教科書」を銘打っているように、「ミラツク構想」では学校が意識されています。 本対談では、学校で教えてほしかったビジネスの話や、これからの生き方や働き方にまで話が及びました。

          インプットが暗記で終わる人、応用ができる人 【SHOWS Books #5】

          ピュアホワイトでスカイブルーでグリーンな生き方 【SHOWS Books #4】

          <リード> 実業家・北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2回が2021年7月18日に行われました。 北野さんが描く「ミラツク構想」を土台に、今回は「事業の種の見つけ方」をテーマとして話を展開。「教科書」を銘打っているように、「ミラツク構想」では学校が意識されています。 本対談では、学校で教えてほしかったビジネスの話や、これからの生き方や働き方にまで話が及びました。全5回

          ピュアホワイトでスカイブルーでグリーンな生き方 【SHOWS Books #4】

          経営者に必要なものは道徳・国語・算数 【SHOWS Books #3】

          <リード> 北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2回が2021年7月18日に行われました。 北野さんが描く「ミラツク構想」を土台に、今回は「事業の種の見つけ方」をテーマとして話を展開。「教科書」を銘打っているように、「ミラツク構想」では学校が意識されています。 本対談では、学校で教えてほしかったビジネスの話や、これからの生き方や働き方にまで話が及びました。全5回にわたっ

          経営者に必要なものは道徳・国語・算数 【SHOWS Books #3】

          学校では習わないビジネスの思考法 【SHOWS Books #2】

          <リード> 北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2回が2021年7月18日に行われました。 北野さんが描く「ミラツク構想」を土台に、今回は「事業の種の見つけ方」をテーマとして話を展開。「教科書」を銘打っているように、「ミラツク構想」では学校が意識されています。 本対談では、学校で教えてほしかったビジネスの話や、これからの生き方や働き方にまで話が及びました。全5回にわたっ

          学校では習わないビジネスの思考法 【SHOWS Books #2】

          目のつけどころ次第で世の中は「種だらけ」になる 【SHOWS Books #1】

          <リード> 北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2回が2021年7月18日に行われました。 北野さんが描く「ミラツク構想」を土台に、今回は「事業の種の見つけ方」をテーマとして話を展開。「教科書」を銘打っているように、「ミラツク構想」では学校が意識されています。 本対談では、学校で教えてほしかったビジネスの話や、これからの生き方や働き方にまで話が及びました。全5回にわた

          目のつけどころ次第で世の中は「種だらけ」になる 【SHOWS Books #1】

          意志を持つことで世界が広がる

          Writer:落合真彩 (Twitter) 2021年5月に発売された『起業は意志が10割』(守屋実さん著、講談社)。同書のP51に記載された図を指し、実業家・北野唯我さんは「この図には10万円の価値がある」と表現しました。これを機に親交を深めた2人は、2021年6月、新しいプロジェクトをスタートさせました。 ベースとなっているのは、北野さんが描く「未来をつくる人を増やす」構想=「ミラツク構想」。過去ではなく未来を見て、自らの手で未来をつくる人を増やすことを見据えた構想と

          意志を持つことで世界が広がる

          発売前書評『起業は意志が10割』守屋実氏

          すごい本が出る この本は凄かった 発売前の見本誌を頂き、一気読み 特にp53のこの図 この図を見た瞬間に電撃が走った 「やばい!これはやられた!!」 と . それぐらい凄い図だと思った . どういうことか? というと この図だけで、1枚10万円以上の価値がある 素直にそう思ったからだ . おそらく、この図の価値は スタートアップや事業作りをしている人は 「マジそれな…」と唸るだろう (逆にそうじゃない人は颯爽とスルーする図だろうが…) . この本の書き手は僕ではない 守屋実

          発売前書評『起業は意志が10割』守屋実氏