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音楽づくしの結婚 〜 1988年3月13日

カミさん、ありがとう

今日は拙者とカミさんの結婚記念日。式はスティーヴィー・ワンダーやジョン・レノンの曲を使って宗教と関係ない「人前」結婚式、披露宴でもビートルズ、ジョン・レノン、マンハッタンズ、竹内まりや、サザンオールスターズ、サイモンとガーファンクル、ポール・サイモンなどの曲を使い、「音楽づくし」の結婚式・披露宴をしてから、今日2021年3月13日までに、33年の月日が過ぎた。

筆者とおおよそ同世代なら分かる「刑事コロンボ」日本語吹替版の名セリフに「うちのカミさんがね」というのがあるけれど、日本語で「カミさん」と言えばもちろん嫁さん、妻のこと。語源に関しては江戸時代に将軍などに対して使った「上様」(うえさま)とか、「山の神」という言葉に由来するとか様々で、定説はないようだ。まぁ無神論者の拙者からすれば(でも自然に畏怖を抱いて「山の神」と言ったりする人間の感情は好ましいものと思うけれども)、世にいろんな宗教がありがたがるような「神」なるものは存在しないが、「神」はいなくとも、拙者には「カミ」ならいる。カミさん、これまでありがとう。これからもよろしく!

"I stand alone without beliefs. The only truth I know is you", "I know that I am like the rain. There but for the grace of you go I" ♫

There, but for the grace of NOT God BUT you 'Kami'-san, go I. 

結婚式・披露宴の招待状

表紙に使った写真は、1987年10月25日の婚約の際の記念写真。5年ほど前にしまっていたところから出してスキャンした(今日のこの note 投稿に掲載する1988年3月13日の結婚式・披露宴の時の写真も同時期スキャンしたもの)。だいぶ古くなった感はあるが、妻は今も若々しい!

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因みに(ってこれに今も興味あるのは当事者ぐらいだろうけど、笑)これは席次表の表紙。鶴は縁起がいいよなぁ。近年もたまにこの目で観る時がある、鶴。2019年の4月、我々夫婦にはその時は非常に大事な時だったんだけれども、二人で出かけた先で、なんとその日、鶴と亀を同時に観たなんてことも(鶴は千年、亀は万年!)。

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Track listing

式と披露宴で使う曲は全て、妻と話し合って決めた。

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あ、まぁ上のは当日、以下の通りでジョン・レノンの作になる曲をたくさん 〜 "Just Like Starting Over", "All You Need is Love", "Woman", "Strawberry Fields Forever", "In My Life" 〜 使ったということで(笑)。

二人で選曲した曲を当日使った順にリストアップすると、

1. Love's in Need of Love Today (Stevie Wonder)
2. Just Like Starting Over (John Lennon)
3. All You Need is Love (The Beatles)
4. Woman (John Lennon)
5. Shining Star (The Manhattans)
6. 時空の旅人 (竹内まりや)
7. Just a Little Bit (サザンオールスターズ)
8. Strawberry Fields Forever (The Beatles)
9. In My Life (The Beatles)
10. Take Me to the Mardi Gras (Paul Simon)

この他、双方の親族や友人がいろんな歌を歌ってくれ(日本の歌からラテン系の歌まで色々)、中には韓国の人による "사랑해" (サランへ, 日本語で言えば「愛してます」といった意味) というタイトルの韓国で昔から有名な韓国語の歌(拙者もけっこう歌える!)、そして、拙者の実兄夫妻によるエルヴィス・プレスリーの "I Can't Help Falling in Love with You" などもあった(ミュージシャンの実兄によるギターとヴォーカル、キーボード・インストラクターをしている奥さんによるキーボード)。

あ、それと最後はなんと(!)、その兄貴夫妻がギターとキーボードで伴奏をしてくれて、新郎新婦、つまり拙者と妻がデュエットして歌った、なんと何と、ナンはインドの美味しいパン、あ、インドじゃなくて、拙者がその政治は嫌いでも音楽や映画などカルチャー系はけっこう好きなアメリカ合州国出身、世界のポピュラー音楽界の至宝デュオ、サイモンとガーファンクルの永遠の名曲 "Bridge Over Troubled Water", 邦題「明日に架ける橋」。

どんなふうに名曲の数々を使ったかというと 〜 その1

音源は自らもミュージシャンをしている(当時も今も)実兄が各曲それぞれのミュージシャンつまりスティーヴィー・ワンダー、ジョン・レノン、ビートルズなどによるオリジナル音源を仕事場のスタジオでクリアなサウンドでカセットに入れて用意してくれたもの。これから掲載するカセットの写真の下にリンクを貼るそれぞれの曲の YouTube 上にある音源よりもいい音だったと思う。というわけで、カセットにある曲名は拙者の実兄が書いたもの。カセットに貼ってある付箋の文字の方は拙者の妻によるもので、拙者と妻が話し合って付けた式・披露宴の会場スタッフへの指示のためのメモ。

1. "Love's in Need of Love Today" by Stevie Wonder

スティーヴィー・ワンダーには二人にとっての思い出があって、1985年、日は10月29日, 30日, 31日のいずれの日だったか忘れたけれど、国立代々木競技場第一体育館でのスティーヴィー・ワンダーの来日公演を一緒に観ているのだ。その時はまだ付き合っていなくて、付き合い始めたのはその年の12月末あるいは翌1986年1月初め頃だったんだが(そのどっちなのかはまぁ微妙で曖昧なので!)。

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2. "Just Like Starting Over" by John Lennon

入場した後、二人で用意してあった「誓いの言葉」を読み上げた。宗教とは全く関係なく、「人前」で「誓いの言葉」を読み上げ、「人前」で婚姻届に署名する(署名して押印する)、「人前結婚式」の始まり。

"Just Like Starting Over" については、この「誓いの言葉」の後に、婚姻届にまず拙者が署名し始めた時、ジョン・レノンによるその曲をかけ始めた。

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ここで "Just Like Starting Over" をかけ始めた。

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"Just Like Starting Over" は指環交換後にフェイドアウト。

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3. "All You Need is Love" by The Beatles
4. "Woman" by John Lennon

"All You Need is Love" は鏡開きの直前にかけ始め、あのビートルズの歌のイントロで使われているフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」のチャッチャ, チャッチャ, チャッチャ, チャーチャチャッ ♫ に合わせて(要するにその直後ほぼ同時に樽が開くように)、二人で酒樽を開いた。

"All You Need is Love" が好きで使ったけれど、イントロの「ラ・マルセイエーズ」は翌日からの新婚旅行の行き先がフランス(パリとヴェルサイユとオンフルール)だったので、翌日以降のプランにもたまたま合致 ♫

"Woman" は "All You Need is Love" の歌が終わった後に、続けて直ぐにかけた。

まぁ酒樽を割ったわけだけど、縁起物ということでここでは「割る」と言わず「開く」というようで。ともあれ、ここで "All You Need is Love" をかけ始め、

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イントロで使われているフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」のチャッチャ, チャッチャ, チャッチャ, チャーチャチャッ ♫ に合わせて鏡開き。

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5. "Shining Star" by The Manhattans
6. 「時空の旅人」 (竹内まりや)
7. "Just a Little Bit" (サザンオールスターズ)

これらは全て、乾杯の後の歓談中にかけていた曲。

マンハッタンズは、結婚後、妻と2回、ライヴを観ている(横浜, 渋谷)。当然ながら 2回とも素晴らしかった。バラッドあり、ダンスありの、超絶ゴキゲンなライヴ ♫

竹内まりやの「時空の旅人」は妻が好きな歌。拙者もいい歌だと思っているけれど勿論。

サザンは拙者の方しかライヴを観たことがないが、しかし桑田バンドなら、結婚前に二人でライヴを観たことがある(日比谷野音)。

"Shining Star" は、この乾杯が終わって着席の後、直ぐにかけ始めた。拙者のおでこに赤いものが写っているが、これは写真のプリント中に付いただけのもので実際におでこにあったわけではなく、拙者当然ながらヒンドゥー教徒ではない。なお、二人とも緊張気味の顔をしているが別に怒っているわけではなく、それと、これはナントカ組の子息もしくはお嬢の結婚式の写真ではない(笑)。

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"Just a Little Bit" は YouTube 上にない。.. いや, あった(2021年12月14日加筆, なぜ今まで見つけてなかったのか分からないけれど, 2009年7月に YouTube に上がってる, その音源は以下のリンクの下に)。

Strawberry Fields Forever (歌詞和訳つき) 〜 どんなふうに名曲の数々を使ったかというと, その2

この前の 7曲については前章にて。

"Strawberry Fields Forever" は、妻の「お色直し」再入場の時にかけた。

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以下は、歌詞と、18年ほど前、2003年5月31日にこの歌の歌詞を拙者が訳したその和訳歌詞(*1)。

Let me take you down,
'cause I'm going to Strawberry Fields
Nothing is real
and nothing to get hung about
Strawberry Fields forever

いっしょに行かないかい?
ストロベリー・フィールズに行くところなんだ
リアルなものなんてない
思い悩むこともない
ストロベリー・フィールズ・フォエヴァー

Living is easy with eyes closed
Misunderstanding all you see
It's getting hard to be someone
but it all works out
It doesn't matter much to me

眼を閉じてみれば生きることなんて楽なもの
見るもの全て本当にはわかっちゃいないのさ
ひとかどの人物になるのは難しくなったけど
全ては何とかなるもの
僕にとっちゃ大したことじゃない

Let me take you down,
'cause I'm going to Strawberry Fields
Nothing is real
and nothing to get hung about
Strawberry Fields forever

いっしょに行かないかい?
ストロベリー・フィールズに行くところなんだ
リアルなものなんてない
思い悩むこともない
ストロベリー・フィールズ・フォエヴァー

No one I think is in my tree
I mean it must be high or low
That is you can't you know tune in
but it's all right
That is I think it's not too bad

僕の樹には誰もいないって思う
つまりそれが高いにしろ低いにしろ
誰も調子を合わせられるものじゃない
だけど大丈夫さ
それもそんなに悪くないって思うよ

Let me take you down,
'cause I'm going to Strawberry Fields
Nothing is real
and nothing to get hung about
Strawberry Fields forever

いっしょに行かないかい?
ストロベリー・フィールズに行くところなんだ
リアルなものなんてない
思い悩むこともない
ストロベリー・フィールズ・フォエヴァー

Always, no sometimes, think it's me
But you know I know when it's a dream
I think I know I mean a "Yes" but it's all wrong
That is I think I disagree

いつも、いや時々、僕のことを思う
でもね、それも夢の世界だってわかってるよ
僕は思ってる、いや、つまりね、全て間違いなんだ
僕はどうにも調和してないみたいだな

Let me take you down,
'cause I'm going to Strawberry Fields
Nothing is real
and nothing to get hung about
Strawberry Fields forever
Strawberry Fields forever
Strawberry Fields forever

Cranberry sauce

いっしょに行かないかい?
ストロベリー・フィールズに行くところなんだ
リアルなものなんてない
思い悩むこともない
ストロベリー・フィールズ・フォエヴァー
ストロベリー・フィールズ・フォエヴァー
ストロベリー・フィールズ・フォエヴァー

クランベリーソース

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*1

どんなふうに名曲の数々を使ったかというと 〜 その3

9. "In My Life" by The Beatles
10. "Take Me to the Mardi Gras" by Paul Simon

披露宴の「お開き」、新郎新婦の退場の際に使った 2曲。来場してくれた人たちも続いて退場するので、その間、"Take Me to the Mardi Gras" の方は 3回続けてかけた。

こういう時は晴れやかだし、当然ながらハッピーであるものの、同時に泣けたりするもので(泣・笑)。双方の両親に対する感謝の言葉と拙者の親父殿による挨拶があった後でもあったからだったかな。

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結婚式・披露宴に使ったビートルズの曲はジョン・レノン作の曲ばかりだったな。

当日、我々二人や我々の結婚式・披露宴に来てくれた全ての人々が最後に聴いたのは、ポール・サイモン(*1)の珠玉の名曲(の数々!)のうちの一つ、この "Take Me to the Mardi Gras" ♫ 

C'mon take me to the Mardi Gras
Where the people sing and play
Where the dancing is elite
And there's music in the street
Both night and day

Hurry take me to the Mardi Gras
In the city of my dreams
You can legalize your lows
You can wear your summer clothes
In the New Orleans
And I will lay my burden down
Rest my head upon that shore
And when I wear that starry crown
I won't be wanting anymore

Take your burdens to the Mardi Gras
Let the music wash your soul
You can mingle in the street
You can jingle to the beat
Of Jelly Roll

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*1 ポール・サイモンのライヴはそれから3年後、1991年10月の東京ドームでのライヴを妻と二人で、そして2009年7月にはサイモンとガーファンクルの東京ドームでのライヴを妻子と三人で観た。

Bridge Over Troubled Water, 明日に架ける橋

前章の "In My Life" by The Beatles, "Take Me to the Mardi Gras" by Paul Simon を聴きながらの退場、「お開き」の前、その前の双方の両親に対する感謝の言葉と拙者の親父殿による挨拶の更に前の、披露宴の山場(二人には「山場」だったこの場でも一緒だった拙者の「山の神」つまり, うちのカミさんに感謝!)、

1988年3月13日、まだ日本には「日の出」の勢いがあるかに見えたあの時代、しかしその時でも(今も!)日本のまるで宗主国であるかのようなアメリカ合州国出身のしかしその素晴らしい功績で世界のポピュラー音楽の歴史に巨大な足跡を残すデュオ、サイモンとガーファンクルのあの永遠の名曲を、「日の出ずる国」(国としては2021年の今や政府や一部役人の責も大きく凋落の一途、没落の危機に瀕している国ながら)この日本の正装、つまりいわゆる一つの(笑)「日本男児」と「大和撫子」の正装で歌ったという(笑)。

ギターとキーボードで伴奏してくれた拙者のミュージシャン兄貴とキーボード・インストラクター奥様にもあらためて感謝 ♫

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結婚式と披露宴の模様は映像と音をしっかり残してあって、でもこの時のその見事な(!)我々のパフォーマンスの録画・録音はいま再生不能なので(あれって時代が時代なのでVHSなんだけど、うちのDVD/VHS兼用録画再生プレイヤーはだいぶ前からVHS部分だけ故障してしまっていて今後いったい何処で観ることができるのかな、笑)、ここは世界のポピュラー音楽史に燦然と輝くデュオ、サイモンとガーファンクルに登場してもらおう ♫

When you're weary
Feeling small
When tears are in your eyes
I will dry them all
I'm on your side
When times get rough
And friends just can't be found

Like a bridge over troubled water
I will lay me down
Like a bridge over troubled water
I will lay me down

When you're down and out
When you're on the street
When evening falls so hard
I will comfort you
I'll take your part
When darkness comes
And pain is all around

Like a bridge over troubled water
I will lay me down
Like a bridge over troubled water
I will lay me down

Sail on Silver Girl
Sail on by
Your time has come to shine
All your dreams are on their way
See how they shine, oh
If you need a friend
I'm sailing right behind

Like a bridge over troubled water
I will ease your mind
Like a bridge over troubled water
I will ease your mind

You've Got a Friend (Carole King) 〜 James Taylor

この下に載せるのは、拙者と妻の共通のブラジル人の友人二人が、我々の結婚を祝うメッセージを録音し、当日の結婚式と披露宴に間に合うようにブラジル・サンパウロから送ってくれたカセットの写真。二人は日系ブラジル人ということもあって日本語が堪能で、メッセージも日本語。

拙者と妻はもともと横浜にあった職場で知り合い、二人のブラジル人もその職場の関係者だったんだけれども、その職場でのパーティで拙者が "You've Got a Friend" のジェイムス・テイラーのヴァージョンのギターを弾いたことがあって、そのことを憶えていた二人が、お祝いの言葉の後に、そのジェイムス・テイラーによる "You've Got a Friend" も録音してくれていた。

友人・知人たちからの祝電などを紹介する際、このカセットも全て再生して、当日会場に来てくれた人々に一緒に聞いていただいた。

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When you're down and troubled
And you need a helping hand
And nothing, whoa, nothing is going right
Close your eyes and think of me
And soon I will be there
To brighten up even your darkest nights

You just call out my name
And you know wherever I am
I'll come running oh yeah baby
To see you again
Winter, spring, summer, or fall
All you got to do is call
And I'll be there, yeah, yeah yeah
You've got a friend

If the sky above you
Should turn dark and full of clouds
And that old north wind
Should begin to blow
Keep your head together
And call my name out loud now
Soon I be knocking
Upon your door

You just call out my name
And you know where ever I am
I'll come running oh yes I will
To see you again
Winter, spring, summer, or fall yeah
All you got to do is call
And I'll be there, yeah yeah yeah

Hey, ain't it good to know
That you've got a friend?
People can be so cold
They'll hurt you
And desert you
Well, they'll take your soul
If you let them
Oh yeah, but don't you let them

You just call out my name
And you know wherever I am
I'll come running
To see you again, oh baby don't you know 'bout
Winter, spring, summer, or fall
Ain't now all you got to do is call
Lord, I'll be there, yes I will
You've got a friend

You've got a friend, yes
Ain't it good to know
You've got a friend
Ain't it good to know
You've got a friend
Oh yeah yeah
You've got a friend

Have I Told You Lately (That I Love You) 〜 Van Morrison

この曲は当時の結婚式・披露宴で使ったわけではないけれど(というか、そもそも1989年リリースの曲!)、5年前の結婚記念日である 2016年3月13日、我々のその28回目の結婚記念日がたまたま日曜日に重なって Inter FM の Barakan Beat 放送日、その数日前に拙者が妻には秘密で同番組進行者である音楽の水先案内人、本人言うところのブロードキャスターであるバラカンさん(ピーター・バラカン)に妻へのメッセージを託しつつ当日の番組内で Van Morrison の "Have I Told You Lately" をかけてもらうべくリクエストのメールを送ったところ、当日、妻宛てメッセージもこの曲もともにオンエアーしてくれて、それは本当にいい思い出になった、そういうわけで、ここで再び(*1)。

その前月 2016年2月21日に妻と久しぶりに映画館に行き、ダイアン・キートン、モーガン・フリーマンが夫婦を演じた "5 Flights Up", 邦題「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」はもう少し洒落た訳し方があってもいいんじゃないかなと思ったけれど、あの観ていて何だか心がほんわか温かくなって「人生っていいもんだな」と思わせてくれる映画を観たのだったが、その映画で使われた Van Morrison の珠玉の名曲 "Have I Told You Lately" も実に沁みたので、それが頭に残っていて、当日の放送への件のリクエストに繋がったというのが背景で。まぁ背景と言えばもっとある感じもするけれど(*2)。

映画はこれで、この下にリンクを貼る "Have I Told You Lately" についてはこの映画のお陰もあっていい歌だなぁと、あらためて実感したという次第(歌詞も沁みる!)。

Have I Told You Lately 〜 from Van Morrison's 1989 album "Avalon Sunset", この歌がリリースされた1989年は拙者と妻が結婚した年の翌年だからタイミング的にもいいなぁ(偶然だけど、笑)。結婚の翌年とはいえ、"I love you" にそのまま当たるような日本語は日本人ってなかなか口に出さないところがあるね。

Have I told you lately that I love you?
Have I told you there's no one above you?
You fill my heart with gladness
And you take away my sadness
You ease my troubles, that's what you do

Oh, the morning sun in all its glory
It greets the day with hope and comfort too
And you fill my life with laughter
And you can make it better
You ease my troubles, that's what you do

There's a love that's divine
And it's yours and it's mine, like the sun
So at the end of the day
We should give thanks and pray to the One

And say, have I told you lately that I love you?
And have I told you there's no one above you?
You fill my heart with gladness
You take away my sadness
You ease my troubles, that's what you do

There's a love that's divine
And it's yours and it's mine
And it's just like the sun
At the end of the day
We will give thanks and pray to the One

Have I told you lately that I love you?
And have I told you there's no one above you?
Fill my heart with gladness
Take away my sadness
Ease my troubles, that's what you do

Take away my sadness
Fill my life with gladness, yeah
Ease my troubles, that's what you do

Fill my life with gladness
Take away my sadness
Ease my troubles, that's what you do

................................

*1 以下のリンク先・投稿テキストの中の第2章「2. "Teach Your Children" が使われた『小さな恋のメロディ』をきっかけに 〜 映画にまつわる思い出を果てしなく(笑)」といういつもながらの長い章見出しのもとで、上記の件に触れている(ほとんど同じ文章だ、笑)。音楽好きや映画好きにはわりと面白いことを書いたものの、現時点で反応は拙者つまり筆者本人を含む 2人のみ(とほほ)。あと一人は非会員ユーザーということなので、どなたなのか分からないけれども、感謝!

*2 あ、それは今日の note 投稿の最後にしよう。わざとらしいようで実際はそうでなく(笑)、ここにリンクを貼ろうと思っていたものの気が変わって、今そう決めたから。

Kathy's Song (Paul Simon) 〜 歌詞和訳

一昨年、2019年11月9日付の note 投稿テキスト(*1)の中で取り上げたこの曲と、その歌詞と、筆者による和訳歌詞。あの頃はまだ「拙訳」とか書いていたんだけれども、いつの頃か、そういう自虐表現は使わないことにした。

今は自分の和訳歌詞を載せる時は単に「歌詞和訳」とか「和訳歌詞」とかいった言い方にしている。要するに筆者は「拙者」だけれども、しかしそんな拙者による英語歌詞の和訳については「拙訳」と呼ばないようになった(笑)。

*1 投稿タイトルの上に載せた写真は妻の写真。妻は拙者にとって、"I stand alone without beliefs. The only truth I know is you", そして "I know that I am like the rain. There but for the grace of you go I" の "you" そのものだから、そういうわけで 、今日のこの結婚記念日私的(私的なのは当たり前か、笑)記念 note 投稿の最後から 2番目の章で、この歌を取り上げることにした(以下リンクの下に歌を掲載)。

これはサイモンとガーファンクル時代にポール・サイモンがリリースした唯一のソロアルバム収録のヴァージョン。アルバム・カヴァー写真(以下のクリップと同じ)でポール・サイモンと一緒に写っているのは彼の当時の恋人キャシー、フルネームはキャサリン・キティ。

I hear the drizzle of the rain
Like a memory it falls
Soft and warm continuing
Tapping on my roof and walls

ぼくは霧雨の雨音を聞いている
過去の記憶をよみがえらせる音
静かに暖かく降りつづける音
ぼくの心の屋根と壁をたたく音

And from the shelter of my mind
Through the window of my eyes
I gaze beyond the rain-drenched streets
To England, where my heart lies

ぼくは心の隠れ家から
瞳の窓の向こうを眺め
雨にぬれた通りの彼方を見つめる
ぼくの心のふるさとイングランドを

My mind’s distracted and diffused
My thoughts are many miles away
They lie with you when you’re asleep
And kiss you when you start your day

ぼくの心は混乱し拡散する
想いは何マイルも遠くへ向かう
そして君が眠っている時には眠りを共にし
君が君の1日を始める時には君にくちづけする

And a song I was writing is left undone
I don’t know why I spend my time
Writing songs I can’t believe
With words that tear and strain to rhyme

ぼくが書いていた歌は見向きもされず
なぜ時間を費やすのかさえわからない
ぼく自身が信じられないような歌を書くためにね
無理に引き裂かれて 韻を踏まされた言葉を使いながら

And so you see, I have come to doubt
All that I once held as true
I stand alone without beliefs
The only truth I know is you

そうなんだ 僕はついに疑うようになってしまったのさ
みんな一度は本当のことだと心に抱いていたのに
ぼくは今 何の確信もなく一人で立っている
ぼくの知っている唯一の真実は君だけなんだ

And as I watch the drops of rain
Weave their weary paths and die
I know that I am like the rain
There but for the grace of you go I

そしてぼくは雨の雫を見ている
縫うように降りかかり疲れて消えていく雫を
ぼくもこの雨のようなものなんだって思う
それでもぼくは 真実の恵みがあればやって行けるのさ(*2)

................................

*2 もちろんここで「真実の恵み」としたのは直訳ではない。"I stand alone without beliefs. The only truth I know is you" を受け、"The only truth I know" である "you", そして、"I know that I am like the rain. There but for the grace of you go I" の "you" がそれと同じ "you", この歌の歌詞で言えばタイトルにある当時のキャシーのことを言っているわけだから、それを合わせ、最後のラインをああいう訳し方にすることにした。

カミさんに感謝!

1) 前章で既に一度リンク貼ってるけど、タイトル上の写真は拙者の「山の神」である「うちのカミさん」と山登りした時に拙者が撮った「山のカミさん」、つまり(山頂の)「うちのカミさん」の写真だということもあり、再度!

2)

3) リンク先 note 投稿のタイトル上に使ったのは、我々の結婚式・披露宴の招待状の写真(今日のこの note 投稿でも該当の第2章で掲載したもの)。招待状に使った写真の方は、1987年10月25日の婚約の際の記念写真。

4)

5) 本 note 投稿で既に一度リンク貼ってるけど、タイトル上に掲載したのが妻の手が写っている写真だったこともあり、1988年3月13日の結婚式・披露宴で使った歌でもあるこの歌の、拙者による和訳歌詞を載せたこれへのリンクを、今日の結婚記念日記念 note 投稿の締めくくりに!


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