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「洋楽」の入り口で聴いた ショッキング・ブルー

「洋楽」の入り口, 「洋楽」(の世界)の扉

「洋楽」という言葉の定義は非常に曖昧で、時代やあるいは語られる文脈次第で意味にズレが生じるきらいがある。そもそも、少なくとも筆者が「洋楽」なるものを(意識して)聴くようになった半世紀ほど前の時点では多くの日本人にその意味するところに関してほぼ共通の認識があったと思われる「洋楽」なる言葉、今やさして使われなくなっているのではないかと思うし、今も使われるとしても語られる時には既に半世紀ほどの前のその意味とはだいぶ異なるものになっている可能性がある(全く異なるというのではないが、要するに、意味として重なる部分もあれば、重ならない部分もあってという程度に)。

1960年生まれの自分が「洋楽」を聴き始めた時って、どんな「洋楽」、どんな曲・歌を聴いていたんだろうか。思い出そうとすると真っ先に浮かんでくるのは「マンダム」(実際には「マンダム」というタイトルの歌ではなくマンダムのテレビ・コマーシャルで流れた歌, 邦題「男の世界」)、ショッキング・ブルーの邦題「悲しき鉄道員」、そしてサイモンとガーファンクルの非常に沢山の曲・歌・歌詞

中でもその後の「音楽人生」(才能も無かったしプロの音楽家になどなったことはないけれども下手くそギタリストながらバンドをやってた時期はあったしリスナーという立場で言えば音楽は人生の傍らにあった「ほぼ」常に [*1], そんな意味合いでの「音楽人生」)に与えた影響ということにおいて最も重要な存在はサイモンとガーファンクル, 「洋楽」の世界に入るその扉を開けてくれたのは サイモンとガーファンクル, そして、その殆どの歌の作詞・作曲者である ポール・サイモン だった。

Life, I love you, all is groovy ♫

When I think back on all the crap I learned in high school, it’s a wonder I can think at all ♫

さて、

では「マンダム」はというと .. 「うーん、マンダム」。ジェリー・ウォレス(というより自分の記憶の中では, 実際の歌手ウォレスの方ではなくあの歌が使われた化粧品マンダムのCMに出ていた俳優チャールズ・ブロンソン!)の「男の世界」(原題 "Lovers of the World", 当時はこの原題を全く意識してなかった)のことなんだけど、あれを自分が聴いた時期は、次章で取り上げるショッキング・ブルー(の邦題「悲しき鉄道員」)を聴いた時期よりも多分やや前だったはず。

この曲・歌については当時(1970年)、小学校4年のなけなしの「小遣い」を叩いてシングル盤レコードまで買っている。ただ、あの歌については、歌は歌でカッコよかったんだけど、上にも書いたけど、実際のところは、なんと言っても歌ってる歌手よりも CMに出てる俳優チャールズ・ブロンソンの方が印象強かったくらいで。

当時 9歳か10歳の子どもが、チャールズ・ブロンソン(映画「荒野の七人」「大脱走」などで日本でもかなり有名な俳優だった)が「う〜ん、マンダム」と呟く(というか唸るというか)テレビのCMを見て、

そこに流れる歌も何だかカッコいいなぁと感じたわけで。

レコードは買って、そしてしばらく毎日のように聴いてた気がするけれど、じゃぁ歌手ジェリー・ウォレスに関心を持ってそこからアメリカ(アメリカ合州国)のカントリー系の歌やポピュラー・ソングをもっと聴こうとする、そういう方向に向かったかというと、そこまでではなかった(因みに、ジェリー・ウォレスはアメリカでカントリー・ソングを沢山ヒットさせた人ということだけど、あの邦題「男の世界」は日本独自シングルで日本だけのヒットだった)。

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*1 ニーチェが言わずとも、「音楽がなければ、人生はただの間違いだろう」。しかしながら、音楽は絶対に「常に」傍らにあるものなのかというと、経験上そこまでは言えない。当然ながら、音楽は「万能」ではない。この世に音楽があることを忘れた時だってある。

「悲しき鉄道員」(ミスリードな邦題)〜 ショッキング・ブルー

オランダのロックバンド Shocking Blue, カタカナにしてショッキング・ブルー。彼らには「悲しき鉄道員」(この邦題, 歌詞の大意に関して日本人リスナーをミスリードした邦題だったと思うけど、それについては後述)の前に「ヴィーナス」という大ヒット曲があって(後年, 1986年にイギリスのバナナラマがカヴァーしてやはり大ヒット)、1969年にアメリカ・ビルボードで 1位、母国オランダのチャートでは 3位(その他、イギリスで 8位ながら, フランス・ベルギー・ノルウェー・オーストラリア・ニュージーランドなどで 1位、ドイツ[西ドイツ!]では 2位と, 広範な地域で大ヒット)、日本では1970年春になってオリコン2位というやはり大ヒットとなった(らしい)。「らしい」というのは、あれがヒットしている時にリアルタイムで聴いていた記憶がないので。リアルタイムでも聴いたんだと思うが、その後にリリースされた邦題「悲しき鉄道員」原題 "Never Marry a Railroad Man" が強く印象に残っていて、自分の記憶の中ではショッキング・ブルーの曲で初めて聴いたのはそっち、ということになってしまっている。

Venus, かなりイカしてるけどね(「イカしてる」って古い言葉かもだけど)♫

さて、

日本で 邦題を「悲しき鉄道員」とされたショッキング・ブルー 1970年リリースの曲 "Never Marry a Railroad Man" は、哀愁を帯びたイントロからしていかにも日本でヒットしそうな曲調なのだが、事実、日本では 1970年秋から冬にかけて大ヒットし、オリコン最高2位を記録した。その他、母国オランダとフランスでは 1位、ベルギー 4位、ノルウェー 5位、ドイツ 10位などとヨーロッパではかなりのヒット曲となったのだが、やや意外なのは、前年1969年リリースの "Venus" がビルボード 1位という大ヒットだった, その余勢があった(はずの)アメリカで(ビルボード)102位とさしたるヒットを記録しなかったということ。

この曲、日本ではなぜか回転数を速めてシングル・カットされたんだけど、以下は速める前の、オランダやフランスなどで大ヒットした オリジナル・ヴァージョン

上述の通り、これがアメリカでは(ビルボード)102位。こういう「哀愁」調はアメリカ受けしないのかというと、テンポ的には些か異なり且つ6年ほど遡ることになるものの、オランダのショッキング・ブルーのようにやはりアメリカではないイギリスのロックバンドであるアニマルズが歌った哀愁と情念の歌「朝日のあたる家」(原題 "The House of the Rising Sun")は 1964年にアメリカでビルボード 1位の大ヒットとなっており、当然ながら、「陽気なアメリカ人リスナーたちには哀愁の歌は受けない」(笑)などということではない(参考まで「朝日のあたる家」の方は作者不詳ながらアメリカのトラディショナル, フォーク・ソングであり、それ以前にウディ・ガスリー、ジョーン・バエズ、ボブ・ディランなども録音していた為にアメリカのリスナーにもともと馴染みある歌だった, という背景も影響したかもしれないのだが)。

ともあれ、この歌 "Never Marry a Railroad Man", 日本では彼らの母国オランダやフランス(ともにチャート1位)とほぼ同様に、その前にリリースされた "Venus" と同じくオリコン最高位 2位を記録するような大ヒット曲となったのだが、先に書いたように 日本ではどういうわけか(ほんと、どういうわけなんだろう、ググった上でじっくり調べればその理由は何処かに出ているのかもしれないが)、原曲よりもテンポが速められて(1音高くなって Dm → Em)シングル・カットされている。

記憶ではこのレコードは買ってない(買う金なかったのかもね、小4生!), でもどういうわけか学年1, 2 のモテてた女の子の家で聴いた記憶が残ってる(でも「どういうわけか」その子を好きになったことはなく自分が小学校の何年間かで好きになった女の子たちは他の子たちだった, 懐かしいだけで書いた自分向けガキ時代の思い出, 括弧書き, いやカッコがき, 括弧ガキ)、何はともあれ、日本盤シングル・レコード、謎のアップテンポ・ヴァージョン

歌詞は以下の通り。

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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"Never marry a railroad man", 鉄道員となんか結婚するもんじゃないわよ; "He loves you every now and then", 時には愛してくれるだろうけど; "His heart is at his new train", 彼は新しい列車の方に惹かれてるだろうし; "No, no, no", ダメよダメダメ(絶対ダメよ, って感じ); "Don’t fall in love with a railroad man", 鉄道員に恋なんかしちゃダメよ; "If you do, forget him if you can" 恋したとしても出来るなら忘れてしまいなさいよ; "You’re better off without him", そんな男(鉄道員)なしの方が楽(もしくは幸せ)でいられるんだから..

ってなわけで、鉄道員さん、さんざんに言われてる。でもこれ、よくよく考えれば、というかそれほど「よくよく」考えなくても(笑)、まさか 文字通りに鉄道員」は電車オタクで新しい電車が出てくるとそっちに直ぐ心を奪われちゃうんだから, ダメよ「鉄道員」なんかと恋に落ちたり, ましてや結婚なんかしたりしちゃ.. なんて歌じゃないよね。

やっぱこれ、移り気な男に恋しちゃダメよ、どうせ他の女(新しい女)に心奪われるようになって直ぐ浮気するんだから、っていうような歌ですね、たぶん(!)

しかも、だけど そういう男に限ってイイ男だから惹かれちゃうのよね, 分かってても恋しちゃうのよ, っていうような含意まで あるかもしれないような(笑)。

となると、Railroad man, 鉄道員はメタファーみたいなもんでしょう。そういう男について表現するために何の罪もない(笑)「鉄道員」の職業もしくは職業柄が使われて、文字通りに受け取る向きには「ああ、鉄道員と恋しちゃダメなのね」「鉄道員って結婚しちゃいけない対象なのね」と取られなかねない歌詞を作られて、マジメな「鉄道員」にはえらい迷惑な話(笑)。もっとも、そこまで文字通りに逐語的に解釈して尚且つ歌で歌われた通りに恋愛や結婚の教訓にしましょう、なんて受け取ったマジメなリスナーがいたかどうかは別にして(爆)。

何はともあれ、この歌の原題 "Never Marry a Railroad Man", 直訳的には「鉄道員と結婚しちゃダメよ」から, 「悲しき鉄道員」という邦題のアイディアを考えた人、その真意は何だったんだろうか。

単純に文字通り「鉄道員」が「結婚しちゃダメな対象」にされてそれは「鉄道員」にとって本当に劇だねってわけで「悲しき鉄道員」、それとも歌詞の意味・含意はもちろん理解してるけど, 結婚しちゃダメ・恋しちゃダメな対象としての移り気男、浮気男のメタファーみたいなものとして「鉄道員」の職業柄, 「鉄道員」という職業が使われたりした, そんな「鉄道員」が気の毒で, それってきっと鉄道員悲しいと思うだろうなぁというわけで「悲しき鉄道員」 ... それとも、やはり歌詞の意味・含意は当然のように理解してるけど, 兎にも角にもイントロや全体の曲調から感じ取れる哀愁・哀の雰囲気がステキだし, 原題に「鉄道員」が使われているんだし, それに どうせ歌詞なんか みんなちゃんと聴かないだろうから, 読まないだろうから, ここは「悲しき鉄道員」にしてしまえば キャッチーなタイトル っぽい気がするし, これできっとヒット間違いなしということで、はい, 決まり、邦題はこれで決まりだね、だからこの電車に, じゃなかった, このアイディアに乗ってよね、邦題「悲しき鉄道員」... 

謎だなぁ。まぁ上記の 三択 のうちの最後、三つ目 のあれかな(笑)。

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あ、これは手塚治虫の「三つ目がとおる」だった(笑)。

話を戻して、

本章の見出しに「悲しき鉄道員」(ミスリードな邦題)と書いたけれど、ここでの ミスリード とは邦題の発案者による Misread の可能性を含めた Mislead といったところだろうか。

でも筆者自身、この歌の歌詞と邦題「悲しき鉄道員」について上にごちゃごちゃと面白可笑しく書いたものの、じゃぁ邦題として何か別にいいアイディアが浮かぶのかというと、正直、とりあえずさっとは浮かばないですね。

まずは「鉄道員と結婚しちゃダメよ」ってな直訳的日本語タイトルだったらあんなヒットになったかどうか、そこはかなり疑問だけど、「鉄道員」はメタファーのようなもんだろうとしたって, じゃぁその箇所だけを意訳にして「移り気な男とは結婚しちゃダメ」とか「浮気男と結婚しちゃダメよ」なんて邦題にしていたら, それはそれでつまらんタイトルだなぁという感じだろうし。

ではでは、邦題の名案は浮かばないままで、

今度はオリジナルのキーとテンポで、且つ今世紀のミックス、YouTube に上がってる Extended version を聴いてみましょう ♫

それはともかく、聴く前に一言、若かりしマリスカ・ヴェレス、美しいなぁ!!

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

マリスカ・ヴェレスに捧ぐ "bonus track" 1 〜 サラサーテ作, 「ツィゴイネルワイゼン」

ショッキング・ブルーのヴォーカリスト, マリスカ・ヴェレス(Mariska Veres, 1947年10月1日 - 2006年12月2日)という人はハーグ生まれのオランダ人で、彼女の母親はドイツ生まれでフランスとロシアの血を引く人。父親の方は、ハンガリーから移動して来たロマ(Roma, Romany; 他称としては誤解を招く可能性を含む取り扱い注意用語ではあるがジプシー Gypsy)出身のヴァイオリン奏者だった人。英語版ウィキによれば、幼い時のマリスカ・ヴェレスは、しばしば父親のヴァイオリンの演奏にピアノ奏者として同伴し伴奏していたらしい。

というわけで、マリスカ・ヴェレスに捧ぐ、スペイン出身のバスク人作曲家・ヴァイオリン奏者、パブロ・デ・サラサーテ(パブロ・マルティン・メリトン・デ・サラサーテ・イ・ナバスクエス, Pablo Martín Melitón de Sarasate y Navascuéz: 1844年3月10日 - 1908年9月20日)の作曲による「ツィゴイネルワイゼン」。

原題 "Zigeunerweisen" の英語のタイトルは "Gypsy Airs" で(英語の Air には「空気」「態度」「放送」といった意味の他に「旋律」「メロディー」の意味もある)、ドイツ語の "Zigeuner" は英語にすると Gypsy, Romany, そして Zigeunerweisen の英訳は Gypsy tunes,  Gypsy melodies

したがって、「ツィゴイネルワイゼン」にあえて邦題をつけるなら「ロマの旋律」(彼らの他称を使うとすれば 「ジプシーの旋律」)。

マリスカ・ヴェレスに捧ぐ、ヴァイオリン独奏曲「ツィゴイネルワイゼン」, ピアノ伴奏つき。

1988年モルドバ(モルドヴァ, Moldova: 西はルーマニア, 北東南の三方はウクライナと国境を接する国, 1988年はまだソ連の構成国家だった時代で「モルダビア・ソビエト社会主義共和国」、同国は 1991年に「モルドバ共和国」として独立)生まれのヴァイオリニスト Rusanda Panfili, 2016年のライヴ演奏ヴァージョン 。

とここまで来て、音楽だけでなく, 映画(のさわり!)も捧げてしまおう、鈴木清順 1980年の監督作品、「ツィゴイネルワイゼン」。

さて、

愛しのマリスカ・ヴェレス, 

拙者の note 投稿も捧げてしまおう(笑)。 

マリスカ・ヴェレスに捧ぐ "bonus track" 2 〜 ロッド・スチュワート, 「胸につのる想い」(歌詞和訳つき)

ショッキング・ブルーのヴォーカリスト, マリスカ・ヴェレスはオランダ人、つまりですね、Mariska Veres (October 1, 1947 – December 2, 2006) was a Dutch singer, female vocalist, best known as the lead vocalist for a Dutch rock band Shocking Blue.

となれば,  "The big bosomed lady with the Dutch accent" ♫

You're in My Heart (The Final Acclaim) 〜 from "Foot Loose & Fancy Free", the eighth album by Rod Stewart, released on November 4, 1977

拙者の拙訳ならぬ良薬ならぬ良訳(自訳自賛)を付けて ♫

You're in My Heart (The Final Acclaim) 
胸につのる想い(これ以上は言わせないでくれ)

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*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.8.31 加筆/削除/編集)。

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いつのことだったかはもう分からなくなってたよ(*1)
君が部屋に入ってきた日のことさ
僕はやぁって言ったけど気づかれなかったし
君はあっという間にさよならだったね

常連さんたちを難なく片付けていくのが(*2)
まるで糸を紡ぐよう 叙情詩みたいでうっとりするよ
でもここで自白しておかなきゃね
最初はまったくの体目当てだったんだ

君の癖とか習慣とかは全て受け入れたよ
最初はかなり難しかったけどね
でもファッション・センスもビアズリー柄も(*3)
今は経験させてもらったって思ってる

オランダ訛りの英語を話す胸の大きなレディ(*4)
君は僕の考え方や価値観まで変えようとしたね
アドリブは実は周到に準備されたものだったけど(*5)
それでも僕の心は君に向かって叫んだのさ

君は僕の心のなかにいて、僕の魂のなかにいて
ともに歳を重ねていく僕の息づかいそのもので
僕の恋人で、僕の最高の友で
そうさ 僕のソウルのなかにいるのさ(*6)

僕の君への愛は計り知れないほどだし
君への尊敬は広大だし
君は歳を取らないし、永遠だし、レースのように品があって全く見事だよ(*7)
そのうえ綺麗で 優雅そのものなんだ

君はラプソディ(叙事詩、狂詩曲)で、コメディ(喜劇)で
シンフォニィ(交響曲)で、プレイ(戯曲)で
しかもこれまでに書かれた全てのラヴソングで
だけどハニー、君は僕のなかには何を見てるの?(*8)

君は僕の心のなかにいて、僕の魂のなかにいて
ともに歳を重ねていく僕の息づかいそのもので
僕の恋人で、僕の最高の友で
そうさ 僕のソウルのなかにいるのさ

君はグラマーな(魅力的な)エッセイで
でもグラマー(文法)は勘弁してね(*9)
君は全てのガキどもにとって夢のような存在だし
セルティックだし、ユナイティドだし、いや僕は決めたよ
君は今まで観てきたなかで最高のサッカー・チームさ(*10)

だけどいろんな出来事があったよね(*11)
僕は何度も君から離れようとしたけど
結局は唇を噛みながら振り返ってしまうのさ
なぜって 君は僕が出会ったなかで最高に温かい女性だからさ(*12)

君は僕の心のなかにいて、僕の魂のなかにいて
ともに歳を重ねていく僕の息づかいそのもので
僕の恋人で、僕の最高の友で
そうさ 僕のソウルのなかにいるのさ

君は僕の心のなかにいて、僕の魂のなかにいて
ともに歳を重ねていく僕の息づかいそのもので
僕の恋人で、僕の最高の友で
そうさ 僕のソウルのなかにいるのさ

君は僕の心のなかにいて、僕の魂のなかにいて
ともに歳を重ねていく僕の息づかいそのもので
僕の恋人で、僕の最高の友で
そうさ 僕のソウルのなかにいるのさ

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上の和訳歌詞の注釈(*1~12)については 以下のリンク先 note 投稿テキストの中にあるから, と誘導してみる、今は「黄泉の国」のマリスカ・ヴェレスを .. なんて言ってたら前章にリンク貼った映画「ツィゴイネルワイゼン」みたいな雰囲気になっちまうけれど(笑)。

タイトル上の写真は今は亡きオランダ生まれオランダ人歌手 Mariska Veres ではなく、今現在この世に健在のオランダ生まれオランダ人モデル Dioni Tabbers, イギリスで(イギリスでも?)モデルとして活動している, つまり, "The big bosomed lady with the Dutch accent" ♫


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