もう2回寝ると英総選挙、命運は若年層に
ジョンソン首相のツイッターから拝借。
そう、あと2日。
毎日BBCには、与党・保守党、最大野党・労働党、緑の党などなど、有権者の目を引く公約が発表される。
ブレグジットは言わずもがな、
総選挙の争点となっているのは特に国民医療制度(NHS)や教育、環境対策など。
支持率も多くの調査会社から出ている。
保守党が依然としてリードしているほか、過半数議席を取得するとの見方が大きい。ブレグジットの今後を決めるのに、各党にとり過半数議席を獲得することが今回の総選挙で非常に重要になってくる。
さて、どうなるか
そんな中、
若者の投票動向が最終結果の予測を依然として不可能なものにしているという。
なぜなら、
英国の若い人は親EU派の傾向が強いものの、投票率が最も低い層でもあるから
ユーガブによる直近の世論調査によると、
保守党の支持率は43%。労働党の33%と実に10ポイントの差。だが、この前の有権者登録では若者の登録数が上がってきていることからもわかるように、ここ近年若者の選挙への意識は高まりつつあり、今回の総選挙の投票率によっては、大どん返しが起こる可能性もありそう。
ジョンソン首相、まさかまさかの敗北???
しかも、保守党はこの選挙キャンペーンでより高い年齢層や教育水準の低い層、イングランド北部のEU離脱派へのアピールに力を注いでいる。
ブレグジット実現を掲げる同党は、若者の支持を失いつつあり、この層へのフォローアップはおろそかの模様。投票率が低いと見て、票を捨てた???
2017年の総選挙では、18~19歳の有権者の66%がなんと労働党を支持。
一方、保守党に票を投じたのはたった19%。
年齢層が高いほど保守党に投票する傾向が強く、分岐点は47歳らしい。
投票率で見ると、2017年は18~19歳で57%にとどまっているが、70歳以上では84%。
これがユーガブの調査結果
ちなみに
今保守党が掲げるマニフェストは4つ
NHSの増強
340億ポンドの予算拡大:病院の新設や改修、スタッフの増員、NHS従事者へのビザ発給など
学校への投資
140億ポンドの予算:教育基金の拡大、教職員の支援、学校の改修、芸術・音楽・スポーツの強化など
経済成長
働く家族の支援、より公平な税制度改革、年金受給者の保護、起業家やイノベーションの支援など
治安の改善
向こう3年で警察官を3万人に増員(この前削減したばかりだが、刺傷事件などが多発したことを受け方針転換)、街頭でのパトロール強化、警察当局の権限強化、刑務所の増設など
本当に治安は大事なのでなんとかしてください。
特に冬は変な人が多い気がする。。。
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