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入院102日目:干支のぬいぐるみ

『鏡を見てハッとした。
顔中ニキビだらけだったからだ。
いつの間にこんなに赤く醜くなってしまったのだろう。
潰れたニキビもたくさんあった。

こんなニキビ、なくなってしまえばいいのに。』

 
という夢を見た。

 
 
ニキビの夢は人間関係が上手くいっていない意味合いみたいだ。

上に対して、か。

 

 
 

今日は朝から土砂降りだった。
昨日の夕方、無理してポスティング作業に行っておいてよかった。

同僚とも、ポスティング作業の話題になり、同じ感想を抱いていた。

新人さんは「なんで昨日のポスティング作業までサービス残業なんですか!?なんで上から“明日雨だから今日やりましょう”って言わないですか!?」と怒っていた。
それが嬉しかった。

 
新人さんは私をよく褒めてくれるし、私を想って怒ってもくれる。 
それが嬉しかった。

第一印象は仕事ができなさそうなイメージだった新人さんだが、仕事はマメだし、手先は器用だし、気遣いもでき、性格も朗らかでおおらかで気が合った。
仕事以外で遊びに行ってもいいと思っているくらい、今では大好きな人だ。

こんな人が彼氏だったらなぁ、と内心思っている。
男性だったら惚れていたかもしれない。

 
リーダーが退職し、リーダー以上の人は来ないとは確信していたが
リーダーがいなくなり、縁があって新人さんと働けるのだから、人生とは不思議だ。

 
 
仕事では相変わらず理不尽なことや腹立たしいことが多いが
私から見たら仕事ができて気配りができる同僚も私と同じような場面で同じように感じたり
連日上から言われているらしく
お互いに「私だけが言われてばかりなんじゃないんだ。」「私だけがイラッとしているわけじゃないんだ。」と共感しあえた。

 
現場と上の溝は深まるばかりだが
現場は共感から距離が縮まっていく。

 
 
 
お父さんは今日仕事が休みだったため、お母さんに会いに行ったらしい。
元気だったそうだ。

補装具がもうすぐできあがり、届くらしい。
ピックアップでのトイレも順調のようだ。

 
お母さんは干支の人形集めが趣味なのだが
一部のぬいぐるみがいつからか行方不明だった。
棚から落ちたかと思ったが、探しても見つからない。

だけど今日片付けをしていたら見つかったそうだ。
退院したらお母さんも直に見られるだろう。

 
 
 
保護者から大根をもらい、シーチキンと煮た。
昔お母さんがよく作ってくれた。大好きだった。

大根は煮えるまで時間がかかったし、味も納得がいかない。悔しい。

煮物は難しいなぁ。

(余談だが、次の日になると味が目指していたもの…お母さんの味に近づき、めちゃくちゃおいしかった。嬉しかった。)




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