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入院50日目:寝落ち

母と行く予定だったセカオワライブ。
片割れのチケットをどうしようか未だに悩んでいるのだが、母から「お父さんと行ったら?」と提案され、父親と二人で顔を見合わせた。

その発想はなかった。

今までお母さんとライブには何回も行ったし、お父さんとお母さんでライブやコンサートにも何回も行っている。だが、私とお父さんでは行ったことはなかった。

 
お父さんは演歌派だが、歌番組をよく見るし、私の推しのアーティストに理解がある。
セカオワも嫌いではない。

だが、県外の日曜日ライブでチケット代が一万円となると厳しい。
父は基本的には21時前には寝る人だ。

 
「その提案はないなぁ。」

二人で一致した。

 
 
 
昨夜は気がついたら寝ていた。
スマホの充電もせず、本も広げっぱなしだった。
でも電気は消えていたので父親が消してくれたみたいだった。

最近は気がついたら寝てしまう。
本を読みたいのに、気力や体力がもたない。悔しい。

以前母が電気を消してくれたように、最近は父が電気を消してくれているようだった。ありがたかった。

 
 
 
朝起きても疲れはとれない。
頭もまだ痛い。今日は天気が悪いから、気圧の関係かもしれない。

 
早く寝たい。
早く休みの日来ないかなぁ。

そんなことを思いながら仕事をする。

 
  
先日から働き出した同僚が、元の職場の近くの施設で働いていたのは軽くは聞いていたが
今日改めて話すと、共通の知り合いが想像以上にいてビックリした。

最近会っていない元利用者や知人のその後の話を聞けたり、聞かせたりして楽しかった。
私の前の職場で職員が大量に離職した件も知っていた。

世間は狭い。

 
 
夜、お母さんに「リハビリはどう?」と尋ねた。
すると

・今日は足に電流を流していること
・麻痺の人がどのようにお風呂に入るか教わったこと
・床から車椅子への乗り方を教わったこと
・おおよそできたが、立ち上がりがふらつきあるので筋トレを頑張っていること
・明日お父さんは面会に来ると言っているが、リハビリと入浴で忙しいから会えないこと
・この前私が買っていったアンメルツヨコヨコが役立っていること

が書かれていた。

 
お風呂の入り方や、床から車椅子への乗り方は難易度が高い気がしたが、リハビリ次第で一人でそこまでできるようになるのだろうか。

お母さんが頑張っていることは伝わった。

 
 
お母さんはこのTシャツを愛用している。まさにど根性だ。
ど根性でリハビリを頑張っている。

看護師さんにこのTシャツは好評らしい。




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