入院48日目:子どもの日

GW三日目。私にとってはGW最終日だ。

今日は子どもの日。

　
母親から昨夜LINEが入り、次回胃薬を持ってきてほしいと頼まれる。　
どうやら従姉妹がかしわ餅を差し入れし、食べ過ぎたらしい。

毎年母とかしわ餅をシェアしていた。
一人で一パック3個は多い。
一個ずつ食べて、一個は半分こがちょうどよかった。

　
かしわ餅、私も差し入れで買っていくか迷ったが買わなかった。
かしわ餅は日持ちしないし、大抵一パック3個入りだし、母親は車椅子のため、共同冷蔵庫に手が届かないのだ。

母は甘党だが、胃が弱い。

　
「おいしかった。」と言っていたし、差し入れは嬉しかっただろう。
やはり差し入れすべきだったのだろうか。
だが、病院から胃薬をもらったくらいで調子が悪かったようだし、やはり私の判断は正しかったと思いたい。

他の差し入れはしているし。

　
　
スーパーでかしわ餅を見た。
買うか迷ったけど、買わなかった。
一人では持て余してしまうだろうから。

昔はよくGWに姉や甥っ子が遊びに来て、子どもの日に合わせて庭に鯉のぼりを飾っていた。

　
今年は飾ることはない。

　
　
昨日、元保護者から手紙をもらったので返事を書いた。
便せん三枚分だ。

返事を書いていても涙が込み上げる。

　
退職してから4年経ってもなお、私を想ってくれる人がいるのは幸せだ。
そして思うのだ。

その人と離れてまで私が選んだ道は、退職は、果たして正しかったのだろうか、と。

何が何でも死ぬまでは、あの職場を離れるべきではなかったのではないか、と。

　
　
退職して4年が経ち、転職して3年が経った。

得たものや出会いもあったけれど、どうしてもあの日々を超えられない。

　
夜、お母さんにLINEしたが返事はなかった。
リハビリで疲れているのかもしれない。

日中お父さんにはメールがあったようだ。
明日お父さんは面会に行くので、差し入れを頼まれたようだ。バタバタしていた。　

　
　　
GW最終日は、スーパーに買い物に行き、料理や家事をしたらあとはひたすら読書をしていた。
こんな風にまったり過ごすのは久々だ。久しぶりに昼寝もしてしまった。

　
夜、脱衣所の電気が切れた。
引っ越しして14年。初めてのことだ。
浴室と廊下の電気でやり過ごす。

明日お父さんは休みだし、明後日は午後から仕事なのに、明明後日電気屋に行くと言うので呆れたし、怒った。
私は明日から仕事だし、仕事後は寄れないのに。

　
　
3日間のGWはあっという間に終わった。
明日仕事行きたくないなぁ。