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約束のネバーランド~ママたちの追想曲~/七緒
マンガ「約束のネバーランド」小説版第二弾。
個人的には小説版第二弾の方が好き。
生き延びる為には人を蹴落とし、情を捨てざるを得なかったイザベラとクローネの、少女時代の話。
イザベラが口ずさんでいた曲を知っているのは自分と赤子(レイ)しかいない…
というのは
あの曲がオリジナル曲で、作曲者のレスリーが「秘密だよ。」と言ったから。
という
小説ならではの解釈が良かった。
イザベラはレスリーの優しさにずっと支えられていたのね。
そしてクローネ編。
なるほど、クローネがあそこまで貪欲で手段を選ばないのは、セシルの裏切りがあったから。
信頼していた人から裏切られて
情を捨てた、と。
イザベラとは逆の展開なんだね。
ただ、裏切ったんじゃなくてセシルは
クローネを活かすために悪役を演じたんだね。
確かに人が次に進むためには
いっそ憎んだ方がいい。
誰も頼れず、勝者が一人だけなら
セシルのやり方は有効だっただろう。
グランマは気づいていたんだね。
だからあんな言い方をしたのか。
なんて残酷だろう。
まぁ実際……
二人で脱獄も二人でシスターも無理なら
この手しかなかったのかもしれない。
私が仕事を辞める時
仲間達は見送ってくれた。
次の場所で私が頑張れるように
優しく手を振った。
これは分かりやすい善意だった。
私は今でも退職の裏には色んな人が絡んでいると思っているけど
それは誰かがセシル役をしただけに過ぎないのかな……?
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