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正しいブスのほめ方/トキオ・ナレッジ

タイトルはブスだが、ブス・デブ・ハゲ・チビに始まり、意識高い系・不幸自慢・便乗野郎など約100種類の様々なジャンルの人に対して何種類かの褒め言葉が載っている。

 
ブスの褒め方に特化した本ではなく 
一般的に誉めにくい特性を持っている人に対する、接し方(褒め方)を載せた本と言える。

 
本書のいいところは、褒め言葉だけでなく、そのような人の見分け方、褒め言葉の言い方、逆にこのような言葉はけなし言葉にみなされてしまう、という注意書きまで載っているところ。
とても参考になる。

 
この本を読んでいると、ほとんどのジャンルが自分もしくは周りに当てはまる。

 
私は基本的に女性には人見知りしないし、自分からベラベラ話しかける方だが
苦手な男性に話しかけたり、苦手な男性の話に耳を傾けることが実に苦手だ。

友人から「ともかちゃんは面白くていいな。人見知りしなくていいな。」とよく言われる。

私の友人は人見知りする、聞き上手な人が多いのだ。
それを聞いた、私と特に親しい友人は言う。
「いや、ともかちゃんは苦手な人相手だと下を向いて全く話さないよ。」

…そうなのだ。私は好き嫌いが非常に激しい。
話せるタイプにはベラベラ話しかけるが
苦手なタイプとは無難に関わることができない。

SNSやLINEでも、パッとコメントが書ける時と何を返したらいいかしばらく悩むケースがある。
我ながらセンスないよなぁと感じてしまう。

 
それではいかん!色んな人と関わるのだから突破口がないと!!
そう思って読み出したこの本。

 
なるほど、こう言われたらこう切り返せばいいのか!
…ん?この言い方は失礼にならないか?
あ!これは前に言われたことがある!私って〇〇って思われていたのか…

 
と、いちいち勉強になる。
何日間に分けて読み進めていったので、試しに本書に書かれてある言葉を何度か使ってみた。
なるほど、反応は悪くはない。
手応えはあった。

 
誉めて伸びるのは大人も同じ事。
なるべくならポジティブに人や物事をとらえて言葉かけをした方が、人生は楽しくなると思う。
悪口を言っていたって聞いていたってちっとも楽しくない。
苦手な人とも上手く付き合っていかないとね。避けられないのが人間関係だから。

 
「嘘でも前に」

晴一さんの言っていた言葉を今は強く噛みしめている。



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