4.長過ぎるヒンプン
沖縄の伝統的な屋敷には入り口の突き当たりに【ヒンプン】と呼ばれる衝立を設置します。
多くの文献では「目隠し」として紹介されることが多いのですが、ルーツは【屏風門(ピンフォンメン)】と呼ばれる魔除けだと言われています。
今でも玄関に屏風を置いたりするのは、目隠しの意味ではなく、魔除けの意味があったのかもしれません。
沖縄の昔の民家ではできるだけ多くの風を取り込むために、壁の少ない構造になっていて、玄関らしい玄関はありません。
その代わりに【屋敷囲い】という台風の防風対策が行わ