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7.シーサーはフリースタイル

シーサーのルールとして、
一対、雄雌、阿吽などいろいろとあるようですが、
僕個人としては基本的にルールはないものだと考えています。

冒頭の写真は【漆喰(しっくい)シーサー】と呼ばれるもので、
屋根を拭いた時のムチゼーク(屋根大工)の棟梁が、
漆喰と瓦の余りものでつくるものと言われています。
余りものということもあってか屋根の上にのっている漆喰シーサーは1体のものを多く見ます。
中には一対のものもありますが、屋根の上の漆喰シーサーは1体が基本といっても良いでしょう。

すべての家庭が赤瓦と漆喰で屋根を葺くことができるわけではありませんので、
屋根に置く代わりに門に置き始めると1体ではアンバランスなため、
一対になったのではないかと考えています。

シーサーについては諸説あるのでなんとも言い難いところですが、
魔除けの原則は信じるか信じないかが大切で、
魔除けのために入り口に向かって睨みをきかせていれば、それで良いのではないかと思っています。

なんなら、向きも関係なく、リビングに沖縄旅行の思い出として飾っておくだけでも、
最後は気持ちの問題なので、魔除けとしての役割は果たすのではないでしょうか。

信じたいなら、1体だろうが、一対だろうが、雄雌、阿吽なんでもありのフリースタイルなのがシーサーの良さなのではないでしょうか。

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