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【書評】2040年の未来予測(著者:成毛眞)

こんにちは、だいちゃそ(@daichiblog)です。

あなたは20年前、今の世界がこうなっていると思っていましたか?

2000年を迎えた日、テレビでその瞬間を見ていました。
2000年といえば、まだ携帯電話が普及し始めた頃。みんなキャリアメールでやりとりをしていました。
インターネットはPCから見るもので、携帯電話を使ってインターネットを楽しむというのはあまりできませんでした。

大学生になった時に初めてPCを持ち、これがインターネットかと感動したものです。

では、これから20年後の世界はどうなっているでしょう?

20年後の世界を想像するのは楽しいものです。
いまある技術の萌芽がこれからどう育っていくのか、全く予想だにしない新技術が生まれているのか。私たちが思い描く想像のさらに上をいく世界が待ち受けているのかもしれません。

そんな2040年の未来予測に役に立つ本を今回ご紹介します。

本書は年金、社会保障、医療費、南海トラフ・首都直下型地震など、将来の日本のリスクについても触れつつ、2040年の未来予測を簡単に解説してくれています。


2040年の予測

本書で書かれている2040年の未来予測を少しだけピックアップします。

・すべてのモノがインターネットに常時接続される
・バーチャルが日常になる
・空飛ぶ車も可能になる
・コンビニやスーパーは無人店舗になる
・医療技術が格段に進歩する

特に、空飛ぶ車についてはすでに発表されていることもあり、2040年にはリアルに空を車が飛び回っているかもしれませんね(BIGLOBEニュース:【リアルトランスフォーマー】3分で飛行機に変形する車「AirCar」)。

日本でも空飛ぶバイクなんかもニュースになっていました(BIGLOBEニュース:7700万円の空飛ぶバイク発売で話題の「A.L.I.テクノロジ—ズ」。ドローン事業も行う「空」特化型スタートアップの姿


日本の現実

本書に書いてある日本の将来について知るとやや悲観的になるかもしれません。ただし、大事なことはこれを事実として受け入れて、これからどう行動していくかです。

年金はもらえる。だが、70歳近くまで働かなければならない。それが2040年の我々の年金のリアルだ。

60歳が定年だったのはもう昔の話です。

2025年4月からは定年制を採用しているすべての企業で65歳定年制が義務化されます。現在は70歳定年制は努力義務とされていますが(厚生労働省:高年齢者雇用安定法改正の概要(令和3年4月1日施行))、将来的には定年は70歳になると予測されます。

つまり、50年近く働き続けなければならないということです。
いま30代の方は、70歳が定年となることを見据えて資産形成をしていく必要がありますね。


私たちにこれからできることは?

変化の激しい時代に生まれたからこそ、楽しんで生きることができるとも言えるのかもしれません。

自分のやりたいことを好きにできて、それを仕事にできれば、人生は充実したものになるでしょう。これからの社会は、そういった「個の時代」になっていきます。

本書でも、このように書かれています。

就職に学歴が関係なくなるのだから、これからは、親も子どもに、それぞれが好きなことをみつけて、好きな仕事や自分の人生を創造する後押しをしてあげるべきだ。

自分の子供に対してこういう道を示すことができるのが理想だと思います。

ですが、多くの日本人は、これまでどおり子供に大学進学を勧めるし、会社への就職を勧めるでしょう。自分が親から教えられてきたことをやることが正しいと信じざるを得ないからです。

こういう本を読んで知見を増やしていけば、変化の激しいこれからの時代を柔軟に生き残る術を身につけることができるのではないでしょうか。


まとめ

本書を読むことで悲観的な未来を想像することができ、いま自分がすべき行動を考えることができます。

2040年、みなさんはどうなっていると思いますか?


参考

こちらは技術に特化した書籍です。
今後の未来予測をするには、技術を知っておくことが重要です。
併せて読んでみれば、さらに未来のイメージが膨らみます。


ではまたっ!


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