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2023年2月のまとめ~読書記録からポッドキャスト配信、朝活について、所感まで~

2023年2月も終わり、半月以上も経過しているが、記録を残そうと思う。

とにかく、まずは読書記録だ。

2月の本の記録

2月に読んだ本たち

「雨に打たれて」アンネマリー・シュヴァルバッハ
「ポーランドのボクサー」エドゥアルド・ハルフォン
「闇の左手」アーシュラ・K・ル=グウィン
「金曜日の本」吉田篤弘
「功利主義入門」児玉聡
計5冊

2月に買った本たち


「功利主義入門」児玉聡(2月に買って読んだ本)
「いずれすべては海の中」サラ・ピンスカー
「黄色い家」川上未映子
「差し出し方の教室」幅允孝
「地球の果ての温室で」キム・チョムプ
「月まで行こう」チャン・リュジン
「哲学100の基本」岡本裕一朗
計7冊

7冊買って(増えて)、5冊読んだ(消化した)ということは・・・2月も増えたってことじゃないか。

1~2月で19冊買って(増えて)、10冊読んだ(消化した)ということで、2023年は現在9冊増えた状況ですね

紹介したい本

「金曜日の本」

吉田篤弘さんの半分エッセイ、半分小説みたいな本。
ただ本好きにはめっちゃ刺さる内容だと思います。
金曜日の夜から月曜日の朝まで好きなだけ本を読んでもよい(好きなことをしてもよい)という感覚、わかる気がする。というかわかる気しかしない。
小学生のときも大人になった今も金曜日のわくわく感は変わらないのかもな。


「功利主義入門」

功利主義がマイブームです笑
功利主義とは最大多数の幸福を考えるということ。組織や社会にとって最も幸福な状況とはなにかを考えて行動するということ概念、哲学、倫理学のことです。
よくあるのがトロッコ問題。5人の命が危険に晒されているが、1人犠牲にすれば4人助かるという状況。これを功利主義的に考えると迷うことなく1人犠牲にする道を選ぶのですが、では犠牲になる1人の気持ちを考えたとき、また自分が犠牲になる1人だったとき、どうなるだろう。この社会と個人の感覚のコンフリクトを考えてみたくて読みました。
これは別でnoteに感想及び今の自分の気持ちを書きたい。


朝活について

2月から朝活を始めた。ひょんなきっかけから朝活をすることになり、4人ぐらいで平日は毎朝6時から、ZOOMで繋いで話している。
で、そのとき何をしているかというと、多くが哲学の話。
この本をみんなで読んでいる。

「哲学100の基本」岡本裕一朗

哲学についての100の項目が10章にわかれて、構成されている。「哲学」「人間」「知識」「道徳」「幸福」「宗教」「世界」「自然」「制度」「社会」「歴史」の10章構成。一つ一つは2~3ページ。5分もあれば読める。
これをひとつずつ選んで朝、そのことについて1時間ほど議論する。
哲学の知識がないのでよくわからないことも多い。これは何を言っているんだ?的な議論になることが多い。
例えば、「宗教」の章にある「不合理ゆえにわれ信ず」という項目だが、信仰と知識が無関係とされる考え方らしいが、なんとなくわかるのだが、この項目ではさらに反論で「理性知識が信仰を導く」と「信仰が理性知識を導く」とあり、もうこのあたりで理解が追い付かない。ただ朝みんなで話しているとみんなも理解が追い付いていない。(半分頭が寝ているというのもあるが)
みんなで話しているとぼんやり理解が進む気がするし、そもそも脱線したりして関係のない話で盛り上がる。結果、なぜかいろんなことに対しての解像度が上がる。(上がって気でいるだけかも)

この本はいろんな哲学の基本が書かれているが、もちろん深いところまで書かれていない。入門どころか概要程度で、これを読んで気になった項目があったら自分でさらに深掘っていくしかない。
1人で読んでいたら、さらさらと流れていっただろう。誰かと一項目ずつ話すのにとても向いている本だった。

文学ラジオ空飛び猫たち

2月に配信したのは以下の通り
番外編 第30回「リスナーからのお便り紹介回#2」

お便り回も二回目。いろんな人がこの番組をどう受け止めてくれているか知ることができるので嬉しい。
もっと早くからやればよかった。

番外編 第31回「阪大ビブリオバトルの二人に聞くビブリオバトルとは?ゲスト回(前編)」

番外編 第32回「ビブリオバトル実践編!阪大ビブリオバトルゲスト回(後編)」

前後編にわかれた阪大ビブリオバトルのお2人との収録。めっちゃ楽しかった。ビブリオバトルは知っていたけど、こんな面白いものだったとは!!
早速文学ラジオ空飛び猫たち名義でオンラインビブリオバトルを開催する運びとなりました!

第109回 オリエントに流れ着いた人たち「雨に打たれて」アンネマリー・シュヴァルツェンバッハ 著

スイス人作家を紹介するのも初めて。あとおそらく読むのも初めて。
オートフィクションものを今年はたくさん読みそうな予感

Pairing Talk Radio

新しく始めたpodcast番組も週一で配信できるようになってきました。
これは収録してくれる相手を見つける必要があるから続けていくハードルは高いかもしれないが、注力していきます。
価値観の話をするのは本当に楽しい!


小説が好き!の会

2月19日に小説が好き!の会を開催しました!
12名の方に参加頂きました!

読書会についても迷い時期に入ってきています笑
個人的にはいろんな読書会があるなか、課題本読書会に振り切った方がいいのではないかという思いも強くなってきています。
4月は課題本読書会を開催するかも。
ちなみに今やりたい課題本は韓国SFの新星キム・チョヨプさんの本で行きたいなあと。多分「わたしたちが光の速さで進めないなら」かなあ。

読書会とはなんだろうと問いかけることが最近多いです。

所感

2023年は2022年まで種を蒔いていたものが芽を出す年なのかもしれないと思い始めています。
手を抜かなかったものに関しては、結果が伴ってきて、手を抜いたものに関しては結果が得らないという当たり前のことなんですが、その当たり前を痛感する日々になるだろうなあと。
そして芽が出てきたものに関しては水やりが超重要になるだろうなあと。

今年は動き方次第で年末になったとき、自分の心の持ちようが全く変わってくると思います。答えはないが、正しい水やりをする必要があることだけは認識しています。
あと2022年のような種蒔きも重要。
また走り続けることになりそう。

さて今回はここまで。
お読み頂き、ありがとうございます!

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