土地の特徴は言い換えられる
不動産情報サイトや情報誌などを見ていると、
あちこちに魅力的な言葉が並んでいると思います。
一般的に、土地などの不動産は土地の面積、形状、立地などによって、おおよそ相場がありますので、特別に高い、安い、と言う場合には何らかの要因があると考えられます。
そうした土地の情報の「ワード」について考えてみたいと思います。
眺望が良い
よく見かけるワードです。
その土地に家を建てると遠くの景色まで見ることが出来ますよ
と言うことです。
言い換えると、
敷地の高低差が大きい と言うことです。
道路から敷地まで階段で何段も登る
地下車庫が道路と平らになっている
隣地との境に巨大な土留めが立っている
山を切り崩して平らに造成した
などの土地に「眺望~~」と言うワードが使われているのをお見掛けします。
建築物は、基本的には平らな土地に建てることが望ましいと思いますし、
擁壁や地下車庫などの工作物は、新築ならともかく、
後からやり替えなどは非常に大規模な工事になる可能性があります。
また、造成の過程で盛土をしている場合には地盤が弱い可能性もございます。
閑静な
閑静とは、環境などがひっそりとして静かなこと
だそうです。
静かで穏やかな環境と言うことだと思いますが、
言い換えると、
車通りや人通りが少ない場所 でもあるのかもしれません。
そのことによってどんなメリット、デメリットがあるかは、その土地ごとに異なるでしょうが、
子育てや庭遊びなどが気兼ねなく出来たり、周辺に緑が多かったり、
公共交通機関が利用しづらかったり、商店や医療施設が遠かったり、
聞こえの良い一面だけを見るのではなく、
利便性や防犯性などを含め、広い視野で確認していただくことをお勧めいたします。
自然豊か
子育てや静かに暮らすにはいい環境かもしれませんね。
しかし、その自然とは何なのか?
公園が近いのか?
田畑が多いのか?
河川に近いのか?
家が少ないのか?
そのような土地は、元々は何であったかがポイントになります。
森林や山を造成した土地、田畑を宅地に替えた土地、
元々宅地ではない土地に家を建てるには、
家を建てるための準備が必要となります。
地盤補強、外構工事、浄化槽、上下水道、電気、ガス、
土地購入費用と住宅建設費用にプラスとなりますので、
総額を把握してご検討することをお勧めします。
書いてある情報だけを鵜吞みにせず、
不動産情報についても工務店などに相談すると、
少し目線を変えたアドバイスがあるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。