【教育裁判②】ご意見と感想の紹介編!
こんにちは!
初担任のサポーター、だいです!
主に「学校教育」をテーマに発信しています。
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①「教育」全般に興味がある人
②「教育」に悩みや不安がある人
③(ゆえに)自信がなくて、
同志もいなくてもがいている人
④自分らしくありたい人
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【テーマ】自由研究の所有権は学校?生徒?
以前、下の記事で、
みなさんの意見を求めました。
裁判の経緯
兵庫県内の公立中学校に通っていた
きょうだい2人が、
夏休みの宿題で提出した
「自由研究」の成果物。
光合成やバイオマスエネルギー、
免震構造などを
テーマに選定し、
実験道具もそろえて
課題に取り組んだ結果、
計6点の作品が
市の「特選」となり、
商業施設でも展示されました。
が、
学校側は、
その作品を本人たちに返却せず、
破棄していました。
きょうだいは両親とともに
学校が無断で処分するなどしたことによって
精神的な苦痛を受けたとして
令和2年秋、神戸地裁に提訴。
市に損害賠償請求しました。
第1審は、
家族の主張を認め、
自由研究の所有権は
作成した本人に帰属する、とし
学校側の過失を認め、
2万円の賠償を命ずる判決。
しかし、
第2審は、
真逆の判断をし、
「提出後の課題をどのように取り扱うかは
教員が指導上の見地から決めるべきもの」
と認定。
1審判決を取り消し、
家族の請求を棄却。
家族は
大阪高裁の判決を不服として
最高裁に上告しました。
現在も、裁判は継続中です。
僕(だい)の考え
僕個人の考えを述べます。
(あくまで個人の見解です)
生徒の自由研究の作品を
(本人の許可なく)破棄する、
という行為がまず信じられません。
どういう経緯で
そうなってしまったのか?
学校側は
すでに検証していると思いますが、
結果として破棄したことは
生徒の努力を、ないがしろにしたと
思われても仕方ない、
学校の非は大きいと思います。
しかし、
「自由研究の所有権はだれにあるのか?」
にという裁判の争点に関して、
「生徒に所有権がある」
という判決がくだり、
それが拡大解釈されて
「ノートや提出物の類も
生徒が所有権をもつ」
となると、
先生たちは、
提出されたノートを
なくせません、
汚せません。
なくさない、汚さないのは
当たり前のことなんですけど、
過失がゼロということはありえないので、
ちょっとした先生の過失も、
自治体が負わないといけなくなり、
だんだんと生徒の提出物を、
先生たちが腫物扱いするようになると
思うんですね。
むしろ
「提出物はなくていいや」
という論理展開になります。
「自由研究も、うちは『なし』の方向で」
と決定する自治体が増えかねない。
「やり得」じゃなくて
「やり損」になってしまうと、
お互いに利がなくなる。
それで、いいのか?
と思ってしまいます。
波さんの考え
田中弥三郎さんの考え
あけぼの博士さんの考え
りょーやんさんの感想
みなさんのコメントを読んで
コメントありがとうございました!
読んでいて
僕自身、
ドップリ「学校側」の視点に傾いているかも
と気づけたのが大きな収穫でした。
ズレに気づけることがありがたいです。
その上で、
誤解を生じるかもしれませんが、
僕、
前向きな衝突って
あってしかるべきだと思うんです。
ケンカしないと
話せない本音ってありますよね。
ぶつかることでしか
わかりあえないことってきっとある。
だから、
学校と生徒(家族)が争うことに
僕は肯定的です。
でも、
そこに「法律」持ち出して戦いだすと、
なんだか話がズレる気が・・。
たとえるなら、
事故が起きたとき、
「赤信号だった!」
「いーや、あれは青信号だった!!」
「そもそも黄色信号だったはず!!!」
と言い争うようなもので、
信号の色が
本質的な問題じゃないですよね??
「安全確認をお互いにしたのかどうか?」
が論点ですよね?
そして車と人であれば、
安全確認の必要性は
より「車」に求められるはず。
だって、「車」の方が
人間よりはるかに強くて危険ですから。
法律は、
最後の最後、
もつれにもつれたところで
裁判所が判断するための材料です。
その前段階では
双方が、根本的なところで
「(やり直すなら)どうすればよかったのか?」
「(今後)どうしていけば前向きな関係に戻れるのか?」
を模索して歩み寄りたいものです。
時間がかかるけど、
「対話」なしに、
分かり合うことなんてできませんから。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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