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ワークライフバランスとは、仕事だけでなく、生活についても省みること。

昨今、
“ワーク・ライフ・バランス”という言葉、考え方が広まるようになって、

これは主に20代の若い人たちに受け入れられているように感じるのですが、

これについて、少し思ったことを書いてみる。

「ワークライフバランス」について思うこと

誰もが仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)のとれた働き方ができる社会を実現すること

仕事と生活の調和の実現に向けた取組の推進|厚生労働省

ワークライフバランスとは、
「仕事(ワーク)」と「生活(ライフ)」の調和が取れて、両立できている状態。

平たく言えば、
“仕事もプライベートも両方大切にしましょう”。

これはつまり、
これまでの社会が「仕事に偏りすぎていたから」

よって、
これからの社会は「仕事だけじゃなくて、もっとプライベートも充実させましょうよ」と。

また、最近SNSでも見かけるのですが、そもそも論、

「1日8時間労働、週5日出社って、当たり前のように日本人はやっているけど、これってそもそも異常じゃない?」

働きすぎでしょ、って。

これについては、どうなんだろう。
それくらい働かないと利益がでないのが、会社なのかもしれない。

どれくらいの労働量がベストなのか、私にはちょっと判断が難しい。

確かに働き過ぎなのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

今回、“ワークライフバランス”について、
このある種のブームについて私が思うのは、

「そんなにプライベートの時間を増やして、一体何がやりたいのか」

「仕事の時間を削って、休日を増やしても、じゃあ何かやりたいことがあるのか?と聞かれたら、私はすぐに答えられない」

ということである。

私の場合、「どうせNetflixをみるだけ」、である。

仕事の時間が減って、じゃあ空き時間がそのぶんできたとしても、
特にやることがないので、よって、“暇つぶし”をするだけである。

前提として、過労働はよくない、そんな働き方や社会は変えていくべきだと思う。そのために、ワークライフバランスという考え方が広まっていくのは良いことだと思う。というか、そのために広まるべきだと思う。

しかし、ワークライフバランスという考えを広めたい人のほとんどは、

「単に『働くのがイヤ』なだけではないか?」と邪推してしまう私がいる。

単に、「もっと休みがほしいだけ」なのではないか。

というのも、
「ライフ(生活)の部分が、いまいち明確に見えてこないから」である。

「働き過ぎ、だからワーク(仕事)を見直そうよ」というのはわかった。

では、一方のライフ(生活)はどうしたいのか?

この部分が見えてこない。

実際、私は思い浮かばない。
先に書いたように、「どうせNetflixみるだけになるんだろうな」と。

はたしてそれでいいのだろうか。

ワークライフバランスを謳うとき、
ワークの部分にだけ言及するのではなく、ライフについても同時に省みるべきではないか

我々の働き方、仕事の現状を見直す。
そして我々の生活についても、「どういった生活を送ることが幸福なのか」、考える。

こんなのは人それぞれなのでしょうが、

暇つぶしでNetflixをみているだけの生活、だらだら過ごす生活――
そんな時間が増えたからといって、何が良いのだろうか。

ふと、そんなことを思いました。

以上です。

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