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ゲームボーイ35周年…「突撃!ゲームボーイ」を読み返して

本日4月21日は、ゲームボーイ発売から35周年の日だったそうですね。

初代ゲームボーイは、私のような40代ゲーマーにとっては思い出に溢れた名機です。個人的には、何より初めて買ってもらったゲーム機として長年愛用したことを忘れられません。

テトリスの鬼となった、ならざるを得なかった

はい、35年前の骨董品でございます

もう、液晶が映らなくなっており遊ぶ事は出来ませんが、最初に買ってもらったゲームボーイ本体、まだ持ってるんですね。使えないけど、捨てられない。それほど、様々な思い出があります。

こちらの記事に書きましたが、最初のソフトがテトリスでそれしか無い時期があったので、徹底的にやり込んでいたものです。Aタイプモードでレベル9スタートという条件付きで50万点は取った覚えがあります。Bタイプは勿論、最高難度の9ー5を何度もクリアしていました。このゲームボーイ版に限れば、いっぱしの「テトリスト」だったと思います、私。
実際に知名度も高く、家庭用テトリスの中では一番ヒットしたのがこのゲームボーイ版だったそうで、今でもトロイカは私の中では「テトリスの曲」です。

やっぱりぶっ飛んでいた、ゲームボーイ漫画

ゲームボーイのゲームにまつわる思い出は、以前SaGa2の女神について書いたこともあるように、それこそ無数にあります。

まぁ、女神様はエロ可愛いって話でした(笑)。

で、今日そういえば持ってたな、と思い出したのが当時コロコロコミックで連載していたゲームボーイ漫画、

「突撃!ゲームボーイ」

です。全2巻と短いですが、小学生の頃毎月楽しみに読んでいた漫画なんですね。

1巻と2巻で主人公の髪の色が違う気がしますが、細かいことを気にしてはいけません

これは以前記事にもしたファミコンロッキーの流れを継ぐ漫画で、武道家な主人公の少年が必殺技を用いてゲーム勝負をしていく、というこの頃よくあったタイプのゲーム漫画です。

この「突撃~」は流血描写などはありませんが、主人公がとにかく激しくボタンを連打する技で勝っていく、ところはよく似ています。
先ほどテトリスはそれなりにやってました、と述べましたがこの漫画でも第一話ではテトリス対決が描かれ、その内容にツッコまざるを得ません。

「逆立ちで力を強め、落下速度を早める」
ゲームボーイのボタンはそんな仕組みだったでしょうか

ライバルがサーカス団の一員、という設定なのですが逆立ちしながらプレイすると高速化するそうです(笑)。で、この勝負一時間以上やっているのですが、身体を支えながらその腕でゲームが出来るんでしょうか、そんな長時間。あと、今見るとこのライバル、別のゲーム漫画の主人公に酷似していて今ならクレームものでしょうね。いや、下手すると当時も?

そして、そんなライバルに対して主人公は…

ゲームボーイを回転させると、ブロックの回転速度が上がるそうです
スマホもビックリの機能ですね

ゲームボーイ本体を空中に放り投げ、回しながらプレイするという必殺技で対抗。まともに考えると画面を見る事も操作する事も難しくなるだけの曲芸プレイですが、これもまた高速化するみたいです(笑)。
思えばファミコンロッキーがひたすら連打でなんとかする力技マンガだったのでそれ以外のアイディアが必要だったのかもしれません。…まぁ結局連打で解決してるんですけど。

やがてこの必殺技・百八竜(ワンハッドレッドエイトドラゴン)は、
ヒロインとのタッグ技になっていきます。
ゲームボーイを拳で殴り続ける主人公と、それを受け止めるヒロイン
それは果たして「連携プレー」なのでしょうか

あとこの漫画、ドラキュラ伝説、ネメシス、クォースとやたらコナミ推しだったのも特徴です。当時は偏ってるとは気付きませんでしたが、それだけコナミが名作を送り出していたという事でしょうね。

例によって、ファミコンロッキーと同じく悪の組織と戦ったりするのですが、そこのイケメン少年が対決を経て仲間になったりして、少年漫画のツボは押さえていたりもします(笑)。
そして今回読み返して、最後のページが少し胸に残りました。

まさに、この「いつの日か」は、現在にあたると思ったんですね。ゲームボーイの画面は映らなくなっていますから。
でも確かに、これで遊んだ日々のことは今でも忘れていませんし、なんなら今も継続中な、ゲーマーとしての思いがあります。何年経とうとも、楽しかった思い出は消えない。それを積み重ねていくのが冴えた生き方なのだろうな、という気持ちを噛み締めた、懐かしき漫画のお話でした。

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