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30年振りに日本に住んでみて気になったこと

去年(2020年)、30年振りにしばらく日本に住んでみて、気になったことがあります。それは今でも続いていて、言葉にしたら気がすむかもしれない、または新たに何か気がつくかもしれないと思い、ここに書いてみることにします。

それは何か?

テレビのニュースなどで、匿名一般人のつぶやきやコメントを、まるでその人が実際に発言しているかのようにキャラクターを設定して紹介する手法に、なんともモヤモヤしています。

局や番組の意見ではなく、あくまでも一般人のそれとして紹介していますという、発言責任から逃れるために匿名を利用しつつ、とはいえ、発言している人の性別や年齢などを想像させるような紹介の仕方に、そのトピックに対する視聴者の印象を操作しようとしている狡猾さを感じるから、自分がモヤモヤするのだと思っています。

発言責任に対する意識は希薄かもしれないけど、そのつぶやきやコメントを選んだり、選んだコメントに色を付けるのは局や番組だから、せめて発言を選択してそのように紹介している責任は、局や番組にあるのではないでしょうか。

と、同時に、みんなと同じような感覚や感情を持つことで、それを共感として自分も安心したい、同調圧力に弱く異質な感覚に耐性がない日本の社会ならではの空気にも、残念ながらモヤモヤします。

日本人が植物のように見えてきます。

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