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#128 5歳児が初めてランドセルを背負った日のこと

5歳と2歳を息子たちを持つ父親です。息子たちの成長を書き記すことで将来の息子たちへのプレゼント(酒の肴)になればと筆を執っています。

さて。5歳児のキミへ。やばい記憶が薄れゆく。早く書かねば。キミのランドセルを買いに行ったときの話だ。

早いもので来年度は年長さんだ。幼稚園も最後の年になるね。お父さんは携帯のカメラを少し昔にスクロールするとキミが生まれたころの写真が出てくるもんだから、ちょっと前までおぎゃーおぎゃー言っていた感じだし、未だに携帯の待ち受け画面はキミが1歳か2歳の頃の写真だから、本当に時が経つのは早い。

「ラン活もう始まるよ。」とお母さんが情報を仕入れてきて、お父さんは「え、まだ一年以上あるじゃん」と思ったけれど、いやいやホントにもう始まるらしい。
お母さんは早速かばん屋さんに予約を入れて一家総出でキミのランドセルを選びに行ったよ。少々ハプニングの発生だ。キミは車の中で寝てしまい、到着して目を覚ますと「頭が痛い」と叫び出した。
お父さんはとてもとても心配して、そんなに痛いならランドセルを選びに行く場合じゃないし、また日を改めようと思ったけど、お母さんは百戦錬磨だから、「いや、少し待とう」とキミの話し相手になりながら、気を紛らわせるとだんだんキミは落ち着き、頭が痛いのもとれたようだったよ。

最近のランドセルは色んな種類があり、お父さんが小さい頃のように、男の子は黒、女の子は赤ということもない。色んな色があって、目移りしてしまう。お父さんはキミに「どれがいい?」と聞くと、キミは「パパ、これがいい」と真っ先に赤いランドセルのところへ。「ほう、そうきたか」と思い、「なるほど、赤好きだもんなー」と話していると、「あ、やっぱり、これ」と今度は水色のところへ。「自分が好きなものを選ぶのが一番いいから、好きなのをゆっくり選びなー」とお父さんはキミがあっちへこっちへ楽しそうに選んでいる姿を微笑ましく見ていたよ。

お母さんは若干誘導しているんじゃないかと思わんばかりに、「あ、これかっこいいじゃん」と言って黒に茶色のラインが入った今どきのものをキミに進める。キミは「あ、いいね!」と言いながらそれも背負ってみる。まだまだ小さいキミの体にランドセルは控えめに見ても十分に大きくて、はにかんだ表情でランドセルを背負った自分の姿を鏡で見るキミを見て、お父さんはキミの成長をとても喜んでたよ。お母さんは涙ぐんでいたね。ここで涙ぐむのだから来年の卒園式や入学式は相当あぶない。そういうお父さんも最近はめっきり涙もろいから号泣しないように1年かけてメンタルトレーニングをしておくよ笑。

結局落ち着くところに落ち着き、キミは黒に茶色の線が入ったイマドキっぽいランドセルを選んだ。出来上がるのは秋頃だって。先着1000名にネーム入りのタグがプレゼントされるようだったけど、既に枠はいっぱいで、もう1000人も予約済みなんだとお父さんは驚いたよ。

ランドセルの後にちょっと近くを買い物しているとキミはまた頭が痛い、と叫び出す。ここ最近これが多いなとお父さんは気になっていて(この1ヶ月くらい多いよね)、小児科に連れて行っても判断難しいだろうから、一度脳を見てもらおうと病院に連れて行ったよ。
思ったときにいかないとね。キミは待合室でも、ニコニコして何で病院に来ているんだ、と思わせる感じはあったけど、時折痛みが出て、先生にもその様子を上手に(?)説明できた。CTを取ってもらって問題なしが確認できたから良かったのだけど、何が原因だろうなぁとお父さんは気になっている。副鼻腔にキミは若干炎症があるようで、お父さんも小さいころはそうだったから、もしかしたらそれが原因かもしれないね。この時期は風邪を引いたり治ったりが続くから、それも引き金になっているのかもしれないね。

過保護だなーと後になって思う事はあるのだけど、キミたちのことになるとお父さんは心配性が増してしまうね。自分のことはそっちのけで、キミたちを考えてしまうよ。お父さんの胃炎はずっと治らない、、、笑。

これから羽ばたくキミたちへ。キミが初めてランドセルを背負った日の写真は確りカメラに納めたよ。

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