COP29: 地球の未来を守るための重要な歩み
皆さん、こんにちは!今回は、本日からアゼルバイジャンのバクーで開催される「COP29」、つまり第29回国連気候変動会議についてお話ししましょう。この会議は、私たちの地球とその未来にとって非常に重要なイベントです。
では、どのような内容が議論されるのか、一緒に見ていきましょう!
COP29とは?
COP29は、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)のもとで行われる国際的な会議で、各国が集まり気候変動に関する対策を協議します。
2024年11月11日から22日までの間、バクーのバクースタジアムで開催される予定です。アゼルバイジャンがホスト国として選ばれたことは、同国が持続可能なエネルギーや環境保護に取り組んでいる証でもあります。
何が議論されるのか?
1. 気候資金の調達
COP29では、特に「気候資金」についての議論が重要なテーマとなります。途上国が気候変動に適応するためには、多額の資金が必要です。
現在、年1000億ドルという目標がありますが、途上国からはさらに大きな支援を求められています。これにより、発展途上国が持続可能な開発を進められるようになります。
2. 温暖化目標の強化
会議では、「1.5℃目標」を達成するための具体的な行動計画も話し合われます。
この目標は、地球温暖化を抑制するために非常に重要であり、各国が自国の温室効果ガス排出量を削減するための新たな目標を設定することが求められます。
3. 脆弱性への対応
特に小島嶼国や最貧国など、気候変動によって最も影響を受ける地域への支援も大きな焦点です。
「損失・損害基金」の運用を完全に実施し、これらの地域が直面する課題に対処するための具体的な方策を講じる必要があります。
どんなイベントがあるの?
COP29では、多くのサイドイベントやワークショップも開催されます。特に注目すべきは「グリーンゾーン」と呼ばれるエリアです。このエリアでは、市民や学生など一般の人々も参加できるイベントが行われ、持続可能な技術やアイデアが紹介されます。
また、若者たちや地域コミュニティの声を反映させるためのプログラムも用意されています。
アジェンダ
特別セッション
メタン削減サミット: 米国と中国との共催で行われるこのサミットでは、メタンガス削減に向けた具体的な取り組みが話し合われます。
デジタル化デー: デジタル技術と気候変動との関連について考える日として、新しい技術を活用した解決策が提案されます。
観光の日: 観光業界が気候変動に与える影響と、その解決策について議論します。
国際移住機関(IOM)も参加
COP29における国際移住機関(IOM)の役割は、気候変動による移動の問題を中心に据え、特に気候移住者の声を強調することにあります。
IOMは、気候変動がもたらす影響により、世界中で数百万人が移動を余儀なくされている現状を受けて、具体的な解決策や行動を提案することを目指しています。
各国の姿勢
COP29において各国は、気候変動と移住問題へのアプローチに対して異なる姿勢を示しています。
先進国は一般的に、気候変動による影響への対策として具体的な政策や資金提供を約束しています。例えば、EU諸国は移住者への支援や適応策の強化を進めています。
一方で、多くの発展途上国は、自国の経済状況や社会的背景を考慮した柔軟な対応を求めています。彼らは先進国からの技術的支援や資金援助が不可欠であると強調し、自国民が直面する課題への具体的な解決策を求めています。また、一部の国々では気候変動による移住問題が深刻化しており、その解決には国際的な協力が不可欠です。
ただでさえ、環境問題対応は大嫌いなトランプが次期アメリカ大統領になったので、それに加えて移民対応となると、なかなかキツい話になりそうです。
最新情報
COP29では現地からの最新情報がSNSや公式ウェブサイトを通じて随時発信されます。これにより、参加できない方も会議の進行状況や重要な議論内容をリアルタイムでフォローすることができます。
特にWWFジャパンなどの団体が積極的に情報を発信する予定ですので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
色々悩ましい状況
まとめ
COP29は単なる会議ではなく、私たち全員が未来を考えるための重要な場です。地球温暖化や気候変動は私たち全員に影響を及ぼす問題であり、この会議を通じて新しい解決策や協力関係が生まれることを期待しています。
不穏な状況
まあ、状況というか雲行きがかなり怪しいので一気にCO2対応が後退する恐れも多いです。
しかし、今年だけを思い返しても温暖化による気象環境変化は激しく、それによる水害被害がドンドン大きくなっています。国内では能登半島の水害、先日の与論の季節外れの大雨、スペイン水害、インド・ケララ州の洪水、バングラデシュ サイクロンRemal、挙げていけばキリがありません。
本当はアメリカだって、ハリケーン「ヘリーン」に始まり山ほど水害にあってはいるのですが、トランプからすればCO2とは何の関連性も見当たらないからとするでしょう。パリ合意からも再離脱は確実視されています。
それでも考えよう
それでも、僕ら一人ひとりも、この問題について考え行動することが求められています。
炭素から今すぐ脱炭素に切り替えてしまえという非現実的な妄想を振りまく頭のおかしい人も結構いますが、それが環境に真摯な姿勢とは僕には思えません。何をどうしていくのが良いのかは普段から考え、現実的な確実な方法を実行していく。それを一緒に考えていけたらと思います。
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ほぼ日刊で面白いと思ったニュースに後先構わずパクリと食いつく!それは僕らの本能だ。深掘りしまくるぞ!ネットニュースだけだと浅くてつまらない…
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