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【お金の成り立ちについて】〜資本論〜

こんにちわ!

だいちです。

今日は「【お金の成り立ちについて】〜資本論〜」について話していきます。

資本論はなぜできたのか!?

資本論はカール・マルクスが資本主義社会を分析することで、これらの問題の解決法を見つけようとしたのです。

資本論』は、資本主義の秘密を次々と暴いていく著書です。

学生時代にマルクスの資本論について学んだと思いますが、今回は深掘りしてお金の成り立ちについて・資本主義について勉強していきましょう。

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マルクスは資本主義では商品には2つの価値がある。と定義しました。

①使用価値

人間生活にとって一つの物が有用であるとき、その物は使用価値になる。(中略)

我々が考察する社会形態では、使用価値は同時にまた、もう一つのものの素材的な担い手になっている。それがすなわちー交換価値である。

使用価値というのは文字通り、使って役に立つという意味です。

使って役に立つのが商品である

でもこれは逆に考えると、使って役に立たない物は商品ではないということになります。

例えば、鉛筆は文字を書ける事が商品の価値ですし、みかんであれば、食べると空腹を満たすことが出来るということが商品の価値になります。

このように、商品の価値とは使用して役に立つことなんだと言っているわけなんです。

②交換価値

他の商品と変えることができる価値のことを交換価値という。

例えば、お米を作っている人が、お米を野菜と交換する場合を考えてみると分かりやすいです。

お米と野菜は交換することが可能です。

なぜ交換できるのかというと、「お米」と「野菜」のそれぞれに使用価値があるからなんです。

どちらも食べると空腹を満たすことが出来るので、使用価値があると言えるのです。

もし、道端に落ちている石ころや葉っぱと交換して欲しいと言われたらどうでしょう。

もちろん、石ころにも用途はあるでしょうが、空腹を満たすという使用価値を満たすことはできません。

だから、石ころと交換しようとは思いませんよね。

でも、野菜とだったら交換しようという気になる。

つまり「商品同士が交換される交換価値は、使用価値があるから出来ることなんだよ」ということだと行くことです。

そして、交換価値は商品とお金との交換になっていきます。


〜物々交換の始まり〜


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石器時代では各集落では

イノシシなどを狩る猟師

魚などを獲る漁師

米などを栽培する農夫

がいました。

山の集落ではお肉

海の集落では魚

平地では米などの各食糧をたくさん保有し

必要に応じて別の集落に行ってそれぞれの食糧と食糧を交換していました。

物と物の交換以外にも「米の作り方を教えてやるから魚の取り方を教えてくれ」なんていうサービスの交換もされていました。

この方法には欠点があります。

みなさん、自分が欲しくないものをお金で買いたいですか?

そう、相手が欲しがっていないものとは交換してもらうことができません。

また、食糧と食糧を交換すると、鮮度が異なっていたり、量の価値が違ったり、価値が釣り合わないことも揉め事の原因になります。

また、日本では昔からお米を食べていたので稲や布が物物交換の仲介役になっていました。


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遥か昔、中国では子安貝という貝とモノを交換していました。

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子安貝と名残から今でもお金に関する感じは貝という漢字が使われています。


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金属貨幣の誕生


そして、物品貨幣のなかでは、金属(とくに金、銀、銅)が他の物に代わって広く用いられるようになりました。

金属は貨幣として優れた性質をもっていたためです。


紀元前8世紀頃になると、中国では農具、刃物をかたどった布幣や刀幣などが造られるようになりました。

まとめると物々交換→硬貨・貨幣→お金の流れ変わっていきました。

お金の登場で経済は活性化しました。

しかし、そこでマルクスは問題を発見しました。

今までは、以下のような流れでした。

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しかし、お金を先に出して商品を得るという流れに変わりました。

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お金を多く持つ人は資本を増やそうと考えます。

これを資本制生産様式と言い資本家と言います。

しかし、お金で買った商品を更に価値をつけてお金に変える為にはどうしたら良いか?

その為には労働力を消費することによって新たな価値を生む必要があります。

労働力を売る人達が労働者です。

資本家は下の図のようにして商品を作り商品価値を高めて資本【お金】を増やしていきます。

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労働者は労働力を売ることを資本家と契約を結ぶことで労働者は働くことになります。

労働力を使いできた特殊な商品は価値がある。とマルクスは定義しました。

一見、労働者は、契約して働いた時間に対してお金をもらうという形だが、労働者は奴隷のような働き方になっています。

朝から晩まで契約上は働くが時間外勤務や過酷な労働を労働者にさせて資本家は価値商品をつくり富を蓄積させていきました。

奴隷のように働く労働者は学校に行く時間と勉強する時間がないので資本家と労働者の中で無知が広がり貧富格差が広がっていきます。

こうしてマルクスは資本主義を批判するようになります。

その後、マルクスの死後、資本論をもとに社会主義国家が次々にできていきました。

これで「【お金の成り立ちについて】〜資本論〜」について解説を終わります。

次回は資本論をもとにできた「社会主義について」解説していきます。

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