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お料理の説明をするときに
手前の緑色のソースは〇〇と〇〇を使用しております
よりも

手前のグリーンのソースは、旬の○○と相性の良い〇〇の組み合わせでございます
のほうがちょっと美味しそうですよね、の話です。

日本人は「緑色」というと、ミドリムシや草などを連想する傾向があります。
レストランとかではなかなかそんな連想は、ちょっと極端ですが。

緑色、よりもグリーンと表現すると印象が変わります。

例えば他にも、
「匂い」じゃなくて「香り」

「こちらのワインの匂いは」よりも
「こちらのワインの香りは」が良いです。

匂いの印象は、緑色の例えよりももっと分かりやすくて
あまり良い香りじゃないときに、普段使うことが多いですよね。

「何か匂わない?」とか「何この匂い?」みたいな。

あとは、
「〇〇の食材を使用してます」
だと、何か無機質なものを扱っているイメージになっちゃうとか。

「何か食材のアレルギーはお持ちですか?」
じゃなくて
「お身体に合わない食材は何かございますでしょうか?」
のほうが優しい印象ですよね。

もっといろいろ例はあると思います。

お客様にどの言葉をチョイスしたら、美味しそうに感じていただけるのかな、とか
選んでいただけるのかな、とか、喜んでいただけるのかな、と考えるのも大切なことだと思います、の言葉選びのお話でした。

もっというと、声のトーンやスピード感、ジェスチャーとか表情とかも関連してきますよね。

とは言え、考えすぎるとぎこちなくなるので、結局パッションとかにわたしは頼っちゃいますが。

もちろんお客様によっては、細かくご説明されたい方や、イメージや抽象的な表現を好まれる方、様々だと思います。

ご年齢やお客様によっては、カタカナじゃなくて、日本語、
「グリーン」じゃなくて「緑色」の方がわかりやすいお客様もいらっしゃいます。

本質はやはり、お客様が主体、なので
決して、これが良いとか、良くないとか、決めつけないです。

人がサービスをする意味、につながるお話でした。

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