「売れ残り」という概念

最近、ふと思うことがある。

「お、この人ええやん!かっこいい!」
と思う人は、ほぼ、既婚しているということ。
普段、なかなか表題のような発想にはならないのだが、ここ最近で歳を重ねてからひしひしと思うようになった。それもそのはず。私はミドサーを抜け出し、アラフォーへの段階に差し掛かったからである。

この「売れ残り」という発言は日常生活で一切使用したりはしない。

世の中にはこの「売れ残り」という表現を使って独り身を表現する人もいるが、実に聞こえが悪い。どういう理由で売れ残っているのかは人それぞれ。私には自分の価値観を下げている表現にしか聞こえないので使用しないだけである。

現に、そのように表現する仲間が一人いた。
その人曰く…「こんなにいい経験してるのに未だ売れ残りだよ!セール中でお買い得なのに!」だから魅力がないんだよ。と私の心の声は控えさせていただいたが(笑)そんなにいい!と思っているのならば、とっくにどなたかに購入されていくに決まっている。

そんな話を聞きながら、私はその人の魅力を知っているのに、使用している言葉一つでこんなにも捉え方が違うのか!と少し面白くなってしまった。
そんな経験も相まって、重ね重ねいうが、私は「売れ残り」という表現をしないと心に決めている。

私は人より少し経験が豊かで、どんな新天地に行っても環境になっても順応していけるのが最大の武器だと思っている。もちろん、人見知りしないのも友人からは羨ましがられるが、それらが標準装備なもので、そこをすごいと褒められてもイマイチ、ピンとこない。ただ、行動力もあるので、それが独身貴族街道真っ直ぐに、順調に進んでいるのだと思う。それはそれで私なので、将来、そんな私のことを見初めてくれる殿方(古い)がいらっしゃればいいなぁ。とうっすら思っているだけで、実際、今は仕事の経験や視野を広げていきたいと思っている。

故に、巷で婚活だのマッチングアプリだの、世間では殿方を獲得したい姫君たちが大勢いるが、その輪の中にも一度も入ったことがない。
おっと。思い出した。一度だけある。マッチングアプリだ。しかも海外で(笑)

海外に留学中、クラスメイトは次々とパートナーを見つけては幸せそうにしていた。少し羨ましくなった私は彼らに聞いた「どこで出会ったの?」と。
大半の返答は「ティ●ダー!!」という答えだった。そうか。そんなサイトがあるのか。なんだか一昔前に流行ったミクシーとかスレッドとかを思い出してしまった。

まずは小手調。どんな感じなのかやってみることにした。
登録をし、男性の顔写真をみていく。もちろん海外だったので皆、外人である。
いいねをした瞬間、ピローン♪とメッセージが。クソ早いな。と思ったが、そこは日本人、早く返信せねば。と思い、何通かやりとりをする。もちろん、英語でだ。

こちらは日本人、単語がわかっても、綴りが分からない。文法がわからないで、一通返信するのに時間がかかる。と、そこに覆い被せるように同じ人からの追いメッセージ。ファぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!となり、あえなく私のマッチングアプリデビューは幕を閉じた。

そもそも、見ず知らずの人とメッセージだけをやり取りして、楽しいと思わなかったのだ。特に、英語も相まって楽しくなかったのはある。英語を習得するのにはいい環境であったが、知らん人とのやり取りは対面と違い、表情や声のトーンがわからないので苦手。ということに気づいた。

そんな経験を踏まえ、婚活やアプリには頼らないアラフォー。
日本のアプリは日本語でできるから、そんなことにはならない。とはわかっているが、そんな暇があるなら、自分のスキルアップに時間を費やしたいのが本音。

これからもっと熟して、どんどん甘くなっていく時期に入っている。
熟れすぎないように、自分を大事にしていこうと思う。
そんなことを思っただけ。

バイバイ☺︎




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