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【DXみらいラジオ vol.70】売る・買うに関するDX #6


本日の記事は10/13(木)に開催した「DXみらいラジオ vol.70」の様子をお伝えします!

DXみらいラジオ

株式会社デジタルビジネスシェアリング主催の「DXやシステム開発について語り、その中で新たな何かを世に生み出しちゃおう」という企画です。

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アンケートでいただいたリスナーさんからの声はDXみらいラジオで扱わせていただきます。

DXみらいラジオ vol.70

10/13(木)20時00〜21時00分にDXみらいラジオ vol.70を開催しました!
今回は「売る・買うに関するDX」をテーマにお話ししていきました。

配信から一ヶ月間はこちらからスペースを視聴することもできます!


ここからはトーク内容を一部抜粋してお届けします!!

DXに必要なのは「人間のための情報」である

今までの人生の中で人の役に立つという経験をしてこなかった人たちに、デジタル技術を使って人の役に立ってくださいと依頼しても無駄なことになりかねません。
なぜなら、素人でも「これは面白いんだよね」という感情的な共感を促すことだけで終わってしまう可能性があるからです。
それがプロであれば、「なぜ面白いと感じるのか?」と一歩踏み込んで研究し、合理的に再現をすることができます。

例えばですが、「美味しいものを食べる」ということで例にあげてみます。もし「恋人と一緒に食べるものはなんでも美味しい」と言われた場合はどうなるでしょう?
まず恋人を作ることから始めないと食べ物は美味しくないのか?ということになってしまいますよね。
このような感情的なことは再現する事が難しいはずです。
そうではなく、「人間が舌で感じる美味しい=味覚」については科学的に研究することによって、合理的に再現することができるのです。

実際に、有名食品メーカーの味の素などは旨味成分等を研究していて、商品である「味の素」は旨味成分を振りかける調味料として販売しています。
このことからも、科学的になっているものは合理的に再現することができるというわけです。
この部分にデジタルを使用しましょうと言っているのがDXになります。

イギリスの例を挙げてみます。
イギリス料理があまり美味しくないと言われることが多々ありますが、その理由としては和食のように調味工程が存在しないことと、調理過程に焼くと煮るしかない事が考えられます。

これは、400年程前の王室のレシピをすごく大事にしていて「伝統を重んじる」という状態が未だに続いている結果となります。

そのような食が楽しめない中でも、イギリス人は日本人の飲み会のような感覚で大事にしているティータイムという文化があります。
ティータイムは知恵や工夫方法が豊富にあり、茶葉の種類、ティーの飲み方、ティーの淹れ方や、ティーに合うお菓子やお茶受けなどはものすごく発展しています。
こちらは合理的な発展といえます。

他にもイギリスでティーが発展していった合理的な理由としては、イギリスの土壌は農業が発展しにくい地質になっており、そのため脂質の多い酪農を基盤とした食材と最も合う飲み物として紅茶が発展していったという説もあるそうです。

このようにティー文化が合理性に基づき発展していったことからも分かるように、デジタル技術が担うべき役割は「合理的な再現性」でしかないということです。

人間のための情報=人間のための目的を合理的に判断しているのです。
その時に最適で最新な技術を活用していったのです。

「人間のための情報」を情報加工できる、社会性のある人材が必要になる


当時のイギリスであれば、海を渡る航海技術が最新であったためにインドで栽培されていた茶葉を舟を使い本国に輸入することで合理的な再現をしていたということになります。料理をこれ以上美味しくするよりも、他のことで人間の幸福感を得ましょうと考えれた人というのが重要なキーパーソンになるのです。

このような、人々の悩みや困っていることをどうやって解決したら良いかと言うことに対して手段ではなく、方向性を見出せる人というのが必ず必要になります。

もしかしたら、イギリスのティータイム文化を広めたのも「人間のための情報」を考えられた、名も無き人物だったのかもしれません。


社会性のある人材はどのように育てるのか

実は社会性のある人材を育てるということは難しいことで、特に学校のような個人評価をやっているところは無理なのかもしれません。
また、ご家庭内や企業内でも意図的に作り出そうとするのも難しいのではないのでしょうか。

特に日本の学校から生まれてくる文化は世間からずれてしまっている事が多く実際には使えない事が多いことも。

一方で、学校や企業内ではなく生活力がある女性の方などは有用性が高いことを考えられる機会が多いのです。
実は「洗濯機のゴミ屑ネット」を生み出したのは街中のおばちゃんです。家事や育児をする中で発生する、生活の中のペインを解決しようとした結果このゴミ屑ネット生まれました。

自分のペインを解決したことにより、おばちゃんの近所のお友達などに教えたところ「えーあたしもやってみようかな」と言ったように連鎖が起き、その文化が発生したことにより商品化していったという流れがあり、その後市販の洗濯機に必ず付属しているものになったというわけです。

これはイノベーションそのものでもあるし、トランスフォーメーションといえるものです。

このような事例や実例を分析して、そのアイデアが発生しやすい環境づくりを行うことは合理的な再現性につながります。

多くの企業が言ってる「DX人材」はデジタルリテラシーが必須だと言ったようなミスリードが行われている事が多いですが、それ以前に「人の役に立ちたい」と思ってる方々に人間のための情報を創出するための機会を与えてあげることの方が効果的だと思わます。


社会性の教育をする事が社会性がある人を育てる可能性は高いのですが、日本国内だと社会性の育成は全部家庭内や企業内に頼り切ってしまっているのが現状です。
しかし実際には、家庭内は生活していくことが優先的になるし、企業内はお金を稼ぐことが優先的になるので、社会性の教育はどんどんと優先順位が下がっていくものになってしまいます。

また現代では、企業内で社会性を育てようと言ったムーブに対して、非常に批判的になっている雰囲気が感じられます。
飲み会や社員旅行等に対してマイナスな意見が目立つようになり、無駄なことのように言い合うムーブが度々発生しています。
無駄なことと言われていますが、そういったイベントなどが一体どれだけの価値を秘めているのかと、実際に分析している方もほぼいないのではないのでしょうか。
これは恐らく当事者の一時の感情により、合理的な再現性が妨げられてるような可能性が感じられます。

アメリカでは雑談が多い会社は仕事の効率が良いという検証もあります。
アメリカのラトガーズ大学などによる調査では、「オフィスのおしゃべりのメリットは、デメリットを大きく上回る」という結果が出ていて、会話のない職場に心理的な安全性が生まれないと言っています。

こういった環境では、特に役職のないような一般的なメンバーも効果的な判断をして行動しているとも言われています。


このようにDXをするにあたっては、社会性のある人を集める工夫が必要となっていきます。社会性のない人間を集めて、デジタルリテラシーを高めたらDXできるのかというと無理に等しいのです。

本日のまとめ

人間のための情報を創出するための機会を与えることが大事!


今回のリスナーからの質問

回答:この取り組み自体はDXだと思います!

結果的に病院ごとの診察券が不要になったりと顧客の負担が減ることになるからです。 しかし今後、「医療DX推進本部」は医療の仕組み自体を変革していくなどのビジョンを設定していくことが必要となります。


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【オンライン】:Youtube Liveで配信します

イベント概要👇


🎉DXみらいラジオ vol.71のお知らせ🎉

次回のDXみらいラジオ vol.71は11/10(木) 20時00分〜21時00分にTwitterスペースにて開催となります。
飛び入り参加、大歓迎です!
※10/27(木)と11/3(木)はお休みになります。

配信内容はテキストにしてnoteで公開していきます。
公開してほしくない内容がありましたら、事前に教えてください。

生放送のため不手際もあるかと思いますが、そういった「リアル」を楽しんでいただけたら嬉しいです!!
みなさま、次回のDXみらいラジオもお楽しみに🙌

過去開催したDXみらいラジオ

以下のマガジンに記事をまとめておりますので、こちらをご覧ください。


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