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Bølge優勝までの道のり

こんにちは!D-act3年生チーム「Bølge」です。

このnoteでは、Double Dutch Delight Japan 2023 で優勝を果たした Bølgeの優勝までの道のりを紹介したいと思います。

ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。


1.大会の目標設定

昨年、Double Dutch Delight Japan 2022 で私たちは準優勝しました。当時 2年生ということもあり、学業にも余裕があり、がむしゃらに練習し、目標としていた Japan出場を大きく上回る結果を残すことができました。

しかし、あと 1点で優勝を逃してしまったこと、アポロシアターで行われた国際大会では 6位という結果で、たくさんいただいたご支援に応えられなかったことを踏まえると、満足のいく結果ではありませんでした。

2023年大会は Bølgeとして臨む最後の大会ということもあり、目標は Japanでの優勝しかありませんでした。

パフォーマンスの方針としては、昨年高評価を受けた、
ロープの技術力、溢れ出るパッション、誰も見たことのないムーブなどの「Bølgeらしさ」を継承しつつ、
昨年よりも全てをレベルアップさせたパフォーマンスを作ることに決めました。

昨年のNDDL 終了後の一枚

2.大会期間の練習

2年生で時間にも余裕のあった昨年とは違い、就活や学業に時間を使わなければならず、昨年よりも練習時間が少なくなってしまいました。
そんな中、全国優勝するために私たちは工夫して練習を行っていました。

Bølge の強みである特徴的な練習方法は 2つあります。

2-1.チームメンバーによる厳しい評価

Bølgeはムーブを作る際に、チームメンバーからの評価を大切にしています。考えたムーブを他のチームメンバーに見せて、「沸いたかどうか」を基準にパフォーマンスに取り入れるかどうか決めています。

「沸く」基準としては、
・ダブルダッチでしか表現できないものかどうか
・オリジナリティがあるかどうか
・ロープを回す、跳ぶ技術力が伝わるかどうか

が挙げられます。これらの基準がチームメンバー全員の中にあって、それぞれがムーブに対して活発に意見交換することで、ムーブをブラッシュアップしています。

2-2.「わざと」ミスをして立て直す練習

Bølgeはパフォーマンスの完成度を上げるために、わざとミスをして、立て直す練習をしています。チーム内では「復帰練」と呼んでいます。

本番では、緊張や、自分をより良く見せようとする理由から、ミスをしてしまうということが避けられません。そういった場合に焦ってミスを重ねてしまうという最悪のケースが考えられます。

Bølgeは、そういったことが起こらないように、全てのムーブに対して、ミスをしたらどこで立て直すかを決めて、わざとミスをして立て直す練習を行っています。

この練習を重ねることによって、どこでミスをしてもすぐに立て直せるという自信につながり、結果としてミスそれ自体を減らすことができます。

Bølgeは、こうした特徴的な練習を行ってパフォーマンスを作り、完成度を上げています。

3.地区予選を踏まえて

9月に行われた地区予選、Double Dutch Delight East では、5位通過という結果でした。レベルの高い地区予選で、ギリギリの通過という結果でした。

反省としては、
・完成度が足りず、ミスが生まれてしまった
・ムーブとムーブの繋ぎの部分をもっとブラッシュアップできる

という点が挙げられました。

全国大会、Double Dutch Delight Japan まで 1ヶ月ほどしかない中で、大幅にムーブを変えて、さらに完成度を上げる練習に取り組みました。

DDDEパフォーマンス中の1枚

4.全国大会の結果

練習を重ね、Double Dutch Delight Japan 2023では、悲願の優勝を果たすことができました。
Bølgeとしては、大会本番で出したことのなかったノーミスの演技を出すことができ、目標であった優勝を果たし、有終の美を飾ることができました。

大会直後のインタビュー記事もありますので、ご覧ください。
FINEPLAY
Yahoo!ニュース

5.国際大会に向けて

昨年、自信たっぷりで挑んだ国際大会では、6位という結果に終わってしまいました。

反省点としては、
・技術力が現地では伝わりづらかった
・会場を巻き込む表現力が足りなかった
と考えています。

今年の National Double Dutch League Holiday Classic では、Japanからまたさらに大幅にパフォーマンスを変えて、優勝を目指して日々練習に取り組んでいます。
新しいパフォーマンス動画も大会終了後に公開予定なので、お楽しみにお待ちください。

6.ご支援のお願い

今年も National Double Dutch League Holiday Classic に参加するにあたって、皆様からのご支援をいただきたく存じます。

6-1.金銭的状況

日本1位としてニューヨークに行くことができましたが、大会協会からの金銭的なサポートは、チーム合計で50万円(3位の黄金パンダ艦隊は5万円)の賞金と十分ではありません。

渡航費や滞在費、食費などの選手の負担は大きく、近年円安の影響で1人あたり40万円ほどの出費が見込まれます。
それぞれ就活や学業との両立で忙しく、アルバイトだけでの資金調達がかなり厳しいという現状となっています。

そのため、大変恐縮ですが私たちは皆様のお力添えをいただきたいと考えております。
去年に引き続きのお願いとなり心苦しい部分もありますが、ご理解いただけますと幸いです。

6-2.ご支援の方法

ここではBølgeへのご支援の方法について説明します。
(いただいたご支援は、D-act「黄金パンダ艦隊」と合同で使わせていただきます)

ステップ1:Google Form にて必要事項を送信いただく
ステップ2:自動返信メール内の口座にお振り込みいただく

という形でご支援をいただきたく存じます。
(ご支援は 1円から、2023年12月17日まで受け付けております。)

そして、5,000円のご支援につき1枚、
BølgeのチームオリジナルTシャツを
希望する方にお贈りさせていただきます。
(例:13,000円のご支援→希望するTシャツを2枚までお贈りいたします。)

ご支援方法(Google Form のリンクはこちら

また、Tシャツが届きましたら、SNS 等でシェアして応援の輪を広げていただけると幸いです。

6-3.ご支援の使用用途

まず、いただいたご支援の 95%は、Bølge・黄金パンダ艦隊のメンバー12人で等分し、ニューヨークへの渡航費、滞在費、食費、大会エントリー費に使用させていただきます。
一人当たり 40万円、合計で 40×12人(Bølge6人、黄金パンダ艦隊6人)-55(大会からの賞金)= 425万円ほどの出費が見込まれるので、それぞれの負担軽減に使用させていただきます。

昨年Bølge渡航時費用内訳(参考)

さらに、残りの 5%については、「来年以降D-actから国際大会に出場する人」のために積立をさせていただきます。
こういった判断をした背景を説明いたします。

近年、国際大会出場に際して学生の自己負担が大きく、クラウドファンディングに頼らざるを得ないという風潮が、ダブルダッチ界全体にあります。
実際、Bølgeは 2年連続の多額のご支援をお願いすることとなり、大変心苦しく思っております。
こういった資金面での不安は、ダブルダッチシーンの持続可能な発展を妨げていると考えられます。
その中で、実際に厳しい経験をしている私たちこそが、こうした不健全な現状を変える責任があると考えました。

そこで、12人で話し合いを重ね、未来の後輩の負担を少しでも軽減させるため、皆様から頂戴したご支援の 5%を、サークル費とは別に D-actとして積み立てることと致しました。

ダブルダッチシーンが盛り上がり、競技人口も増えている中、

「ダブルダッチが大好きな学生が安心して世界を目指せる未来」

を目指すシステム作りのための第一歩としてこのような決断を下しました。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

DDDJ当日のD-act集合写真

7.今後の活動

ここでは、今後の Bølgeの活動について紹介させていただきます。

Bølgeは次回以降の Double Dutch Contest Japan、Double Dutch Delightへの出場予定はありません。メンバーそれぞれ、他チームでの活動や、学業や就職活動に専念する予定です。

8.おわりに

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
関連するnoteのリンクも以下に添付しますので、ご覧いただけますと幸いです。
今後もnote更新予定なので、お楽しみにお待ちください!

今後ともBølge・黄金パンダ艦隊の応援をよろしくお願いいたします。

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