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さよならをおしえて~Twitter創作物感想録13~
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「すべての創作者に必要なのは”いいね”や”スキ”の投げ合いじゃない、全力の”解釈”と”感想”だ!!」Web創作界隈に「読者のいる(感想が贈り合われる)創作」文化を根付かせるべく、思想を掲げ暴れ続ける”ことばの魔物”コンノダイチの分別奮闘記、あるいは、才悩人応援歌。
この記事は、Twitter上で我々「26時(@kikan_26)」が主宰する「#ばけもののうた」および「 #全読」 参加作品へと宛てられた「web創作物への感想ツイート」をまとめたものです。元作品を辿れるように「引用リツイート」の形で投稿は統一しておりますゆえ、私の拙い感想を通じてnoteユーザーの皆様が「Twitter創作物」に触れる一助となれましたらば幸いです。
コンノダイチ=さよなら(@D_8823_drive)
蒼馬-ΛOMΛ-(@ssk_aoma)
26時(@kikan_26)
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) May 6, 2019
令和のお祭りを「何が新時代だよ馬鹿馬鹿しい」と否定する姿勢すら見せないクールな惰性感がよき。越してもいない年、淀みなく過ぎる一瞬、は改元のみならず年度や誕生日にも通じるような、時間への観察鋭い表現!
客観的事実の延長でありながら、どこか"救い"を思わせる最後の"眠り"が印象的。 https://t.co/FE5qEAxRdk
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) May 6, 2019
素朴に素敵な言葉たち。ストレートでありながら「わたしとあなたの見える色は違うかも?」という不安に「違う色でもいいからその時間を共有したい」と答えを提示していたり味わい深い作品。
空は"夕焼け"ていてわたしは"焦がれ"ている=夕焼けより燃えている恋心を匂わせる最終連が特に素敵だ。 https://t.co/mbSdy68W0g
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) May 6, 2019
詩として好きだ。自分では及びもつかない深淵の言葉を使いこなす者への、コンプレックスというか憧れというかがない交ぜになった思慕の情を感じました。
"わたし"には見えない先への"隙のないあなた"の視線を自らの物にしたいと求める欲動を"飢えて咳き込む春でした"と表現した最終連が超強力! https://t.co/rixGbqiu1l
ああそうそう、俺が言っても全く説得力無いとは思うんだけど、#全読 の感想って別に140字使い果たさなくても、深読みしなくても良いのよ?
— さよなら (@D_8823_drive) May 6, 2019
"スキ"や"いいね"を押すだけでは伝わりきらないもう一要素を加えて「ここがスキ」だとか「この表現がいいね」って言ってくれるだけでも、作者にとっては価千金。
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) May 9, 2019
素敵な想いのほとばしり。主人公の「お年頃」感が素晴らしく、一見するとこの恋を通じて一回り成長したかのように思える(事実本人は多分そう思っている)のですが、実際には結構な発想の飛躍と青春の暴走に突き動かされているようにも見える。その勘違いまで含めてとても青く淡く、温かくて好き。 https://t.co/fHdDKNUKMo
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) May 9, 2019
テンポよく読める二行一連詩。「付箋、落書き→ジャンクフード」や「支離滅裂、荒廃的→すっからかん」など緩急のついた語の選択が軽妙でよき。矛盾した軽率な現代少女への批判に止まらず、最終連でそんな彼女たちの「堕落し切らないバランス感覚」を「トゥシューズ」と表現する辺り実にお洒落! https://t.co/IbmplAz92d
【#ばけもののうた】
— さよなら (@D_8823_drive) May 10, 2019
課題と読者のある創作に取り組み、感想がつく経験をする入り口。
【#全読】
自信作に拡散と感想を求めることや、それらを読み、コメントすることが歓迎される場。
【#DPs26】
同格の作家のみならず、偉人たちの作ですら読み解き語り合うのは楽しい!ということを発信する試み。
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) May 10, 2019
超現実の高みに望む少女の影。そんなの勿論見たことはないのですが、何故だかあのとんがり塔のてっぺんを片手に掴み、もう片方の手に爆弾を抱えた少女の姿が浮かびます。「そのくらい酷いことしたい」気持ちの比喩として「上空の爆弾」はとても正確に思え、動機の描写も含め現代的で面白い一作。 https://t.co/JESiq7ISom
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) May 10, 2019
想い人が去ったあとの庭に残された芍薬の蕾。その有り様に思いを重ねる語り手の心情がとてもよく感じ取れる一作。「庭の向こうの扉」と「私の背中」という材料が「向こう」にも「こちら」にも切っ掛けが足りなかった二人の世界をよく象徴しており、最終文も写真の芍薬にバッチリ嵌まり美しい…! https://t.co/Ik1PVwRfaf
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) May 10, 2019
声に出して読みたい日本語。脳内でちょっと読んでもラップっぽくなってしまうほど凄まじい量の韻が踏まれていて、しかもそれらが意味的にちゃんと響きあって感じられる点描のような一作。描き出される空虚さや現代批判めいたメッセージも適切で、特に最後、観客すら消え去って訪れる静寂が好き。 https://t.co/AGF75Eb6Ff
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。 楽しんでいただけたなら幸いです。リアクションいただけたらうれしいです。おひねりいただけるなら……最高です!