自分で気づくことが大切
DX支援で企業さんに伺いました。春先から支援に入らせていただいています。これまでも様々な議論を経てきて、この日は業務フローの洗い出しを行う日
支援の中で、日々おこなっている業務すべてについて、
「いつ、どこで、誰がどのように?」
「何にどうやって入力して、何が印刷されて…」
このようなことを、紙に書き出してもらっています
普段自分が担当している仕事を、紙に抜き出したり、第三者に説明する機会って、意外と少ないんですよね。上司や同僚も大枠では理解していても、細かいことになるとよくわからない
フロー作成の過程でよくあるのが、
「へー、そんなことやっていたんだ」
という同僚の声
隣の席の人の仕事を、事細かに知ることがないので、実は良いコミュニケーションにつながったりします
「その過程って、何でやってるんだっけ?」という声もあがります
これこそとても重要なポイント。理由を聞いてみると、前任者から引き継ぎを受けたから。慣習的にやっているだけです。という答えだったりする
ではもう意味がないから、その過程は止めましょう。省きましょう。と業務改善になる
DX計画を組むことは、地道な作業の繰り返し。必ずしもすぐに、何かのデジタルツールに置き換えることだけではない。と思っています。業務改善・削減も含まれる
ツールへと置き換える前に、自分たちの仕事を客観視する。そうするといろんな課題が見えてくる
今回、フローを書き出していた担当者さんが、「この過程、要らない気がしてきた」という気づきにつながりました
「では、この過程は丸ごと止めてみよう」という方向性に。まずは少人数で運用してみて、問題なければ全体へと展開
支援で大事だと思っていることの一つは『書き出すこと』そして『自分で気づくこと』
人に言われたことって、なかなか腰が重かったりしますよね(笑)ご自身の担当領域に誇りを持って、取り組んでいらっしゃればなおさらです
まだまだ道半ばですが、より良い形を目指して支援していきます