欅坂46のダンスってなんであんなに変なの?実際にダンスやってた人間が語る 〜サイコパスになれたら日誌12月25日〜
この前、平手友梨奈さんについて軽く書きましたが
https://note.mu/cyutaro/n/ne8566d0b214e
今度は欅坂46全般の魅力について、だらだら書きます。
欅坂46の動画を見てると改めてコンテンポラリーダンスっぽいなーと思い、学生時代にコンテンポラリーダンスをやってた身としては、おもしろいと感じました。
唐突ですが僕は学生時代に何をしてたか?の話になると
「大学時代、コンテンポラリーダンスをやってました」
「こんてんぽらりーだんす?」
日本ではあまり認知度のないコンテンポラリーダンス。
実際にダンスをやってた人か造詣が深い人ぐらいしかコンテンポラリーは知りません。
ぼくが学生時代で7〜8年前とかだとコンテンポラリーダンスなんて、まったく知らない人からすれば「カルト宗教の儀式」とか、からかわれたりしてました。
ただ欅坂46が日本の音楽界に現れてからは徐々にコンテンポラリーダンスに対する認知度が変わってきてると思います。
「欅坂46のダンスって変じゃない?」
「twitterのGIF動画とかにも、ネタとして使われてるし」
実際コンテンポラリーダンスは知らない人からすれば、かなり変なダンスです。
ここですごい雑ですが、コンテンポラリーダンスを説明すると・・・(欅坂から逸れます)
コンテンポラリーダンスはモダンダンスが進化した形であり、モダンダンス自体はバレエの進化した形でもあります。
どう進化してきたかと言えば、バレエなどの固まった身体の動きをもっと自由に使っていいと解釈して、モダンダンスそしてさらに自由に解釈して現代ではコンテンポラリー(contemporary=現代の)ダンスと言われています。
一言で言えば
「カタのない、芸術的で感性のおもむくままに動くダンス」
です。
代表的な人だと
ピナバウシュ(漫画界の手塚治虫。映画界の黒澤明的な存在)
https://m.youtube.com/watch?v=0VqaGkKQRCU
https://m.youtube.com/watch?v=GIpdMj9cPkw
ピナバウシュの動画を見ていただけるとなんとなく伝わりますが、ダンサーのなかに関係性が浮かび上がってきませんか?
ピナバウシュはコンテンポラリーダンスをさらに解釈して、「タンツテアター(演劇的ダンス)」と銘打って評価を受けました。
単純に言うとダンスのなかに人間ドラマを描こうとしたんですね。
はいやっと欅坂の話に戻ると、youtubeでアンビバレンツのTVパフォーマンス見るとどうしてもピナバウシュのタンツテアターみたいなダンスに見えるんですよね。
欅坂の場合、
平手友梨奈 対 欅坂のメンバー
みたいな。
ただ集団で踊るんじゃなく、ダンサー同士にドラマを持たせて踊る。
そして全身を使って、はちゃめちゃに感性がおもむくままに踊りきる。
去年の紅白でメンバー何人か倒れるほど、コンテンポラリーダンスって全身を使い切る運動なんでかなりきついんですよね。
ただ、こんなアイドル今までいませんよね。しかもメジャーでやるってなかなかすごいことだと思います。
秋元康さんの戦略すごいなー。
ホリエモンの「多動力」に個人やアーティストの魅力はいろんなものをかけ算して成り立つと書かれてました。
その方程式で言えば欅坂46の魅力は
アイドル × 現代芸術(コンテンポラリーダンス) × 平手友梨奈(唯一無二のカリスマ的存在)
だと思います。
まだそんなに欅坂46の曲とか、もろもろ聴けてないんで次はもうちょい踏み込んだこと書いていけたらなーと考えてます。
余談
アンビバレンツの衣装であの下の黒いヒラヒラした衣装って足の動きがなかなか見えづらいんで下手くそなダンサーからすれば、ありがたいんですよね。
僕も練習のとき、愛用してました。
あれで踊ると、なんかうまそうに踊ってるように見えるんですよね。
あとアンビバレンツで平手友梨奈以外のメンバーが、やたらとぞろぞろと周りを歩くのって僕もダンスのトレーニングとしてやってました。あれ「人と人の隙間を埋める」トレーニングなんですよ。なつかしいです。
それにしても、まじめな文章だったな・・・。もう少しふざけた文章書けるようになりたい・・・。
とほほ。
今日の似顔絵
長濱ねる
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