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『荒地』を愛でる 3

【毎日投稿中】【感想】

Summer surprised us, coming over the Starnbergersee
With a shower of rain; we stopped in the colonnade,
And went on in sunlight, into the Hofgarten,
And drank coffee, and talked for an hour.
夏には驚きがあった シュタルンベルク湖の方角から
通り雨がやって来た 私たちは柱廊の下で雨宿りした
それから日が差すのを待って ホーフガルテンで
小一時間 コーヒーを飲みながら会話を楽しんだ

 五行程度で春冬から夏になる。
 この時間軸の早さは特徴的だ。
 この詩の掴んでいる範囲の広さを思わされる。

 そして、どことなく性的だ。
 夏の驟雨は(イングランドはどうだか知らないが)性的な表象を持つように思う。

 下旬になり、金がなくなると詩を鑑賞するより
 勘定で頭がいっぱいになる。
 なのにニュースだけは仕入れなければと
 勉強よりニュースを追ってしまう。
 雨が降ったから雨宿りするとは限らない。
 雨宿りしているから雨が降るのだ。

 明日もよろしく。
 短歌やろー

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