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ガチ短歌作品

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後々、歌集に載せる事を前提にする作品集。  ある観点から作歌している。  今年はここを重点にしてやる。
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2024年5月の記事一覧

短歌の秘密 11

 一日一日を生きている。
 昨日よりいい日にしたい。
 髪切ってさっぱりした。
 1000円カット。

【短歌】
短歌の秘密 理容院に行くさっぱりと気分も新たに街をゆく

腹で物事を考える街の色は眼を満たしゆく次は腹だ

いくぶん涼しくなったが汗ばんで初夏は来たりと誰かが言わん

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短歌の秘密 10

 心配事が杞憂に終わった。
 そしたら短歌詠めるようになった。
 後は、説教を書くだけだ!

【短歌】
短歌の秘密 平日の昼頃新宿駅東口は老人もいる

お気に入りの香水をつけ街をゆく鼻に香れば自分に喜ぶ

靴を買ういつものそれの新品は固く無表情な新品の靴

【短歌のあれこれ】
 私の中に一級の短歌と二級の短歌があると思っている。
 一級の短歌は、一息で最後まで読み切って推敲しても変えることのできな

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短歌の秘密 9

疲れている。

【短歌】
短歌の秘密 今日も今日とて日が沈む明日のことは明日案じよ

彼は泥のように眠り 食欲もない眠っているだけ

疲れがとれない眠りから覚めていびきをしていたことを知っている

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短歌の秘密 8

強い雨に打たれた。
そして、重要な但し書きがあることに気がつく。
大丈夫かな?

【短歌】
短歌の秘密 旅する我の車窓には山そして川駅舎夕暮れ

先延ばしする癖を直したい 一日が今日も暮れゆく今日一日が

何か悪い予感がしては雨降りの中で帰路につく明日があるさ

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短歌の秘密 7

ずっと寝てた。

【短歌】
短歌の秘密 疲れを癒す睡眠は一日もすれば十分

温い風に肌はまだなれていないくしゃみを誰かした気がする

お腹が減れば眠りも覚める頃ひどい夢だった覚えてないが

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短歌の秘密 6

主日。
礼拝を捧げる。
説教奉仕。

【短歌】
短歌の秘密 神の言葉に恐れる時わが存在を受け止めよきみ

人と食事するつかの間ひととなれば我が腹を満たした肉の厚み

人として未熟と知って何もせぬ阿呆のごとく我爪をいじる

【歌のあれこれ】
 ある歌人は口語で句跨り句割れを多用する。ああこの人の歌だな、と思う。あるいは、文語で辞書を引かなければ分からないような難解な歌を詠う人もいる。その中で、その個

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短歌の秘密 5

 体調がよろしくない。
 なので荒地はお休み。
 このシリーズが初めて短歌の難しさを感じている。
 一編未来9月号の長歌はあるが、反歌から長歌を詠むということもあるかもしれない。

【短歌】
短歌の秘密 眠りこけゆく一日を安息という言い訳にする

頭痛がするほどに眠れば夕闇にああ我またも怠惰に沈む

目やにを崩してゆけば何か悪い夢でも見たのか厚さに怯える

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短歌の秘密 4

 街は多くを語っている。
 文字の洪水。色の束縛。どこからか香る街の匂い。
 言葉の貧困が不確かな認識を支える。
 本を読むことでしか言葉が入ってこない。
 「見ろ、やつが来る」

【短歌】
短歌の秘密 言葉に詰まる嘘ではないだが真実でもない一言を言う

腹を満たす とんかつの厚みに吐き気を覚え腹十二分目とほのかに思う

改札を簡単に越える何となく罪悪感で胃が痛みゆく

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短歌の秘密 3

 今日は暑かった。
 街に出て歩くだけで身体の芯から火照っていた。
 ユリシーズをこつこつと進めブルームの移ろいゆく幻想に惑わされている。
 教会で新しい説教集(ボーレン)を読み始めて、翻訳文だから読みづらい。
 新しい長歌構想も推敲段階になった。
 ネチネチと足しては引いてちょっと変えて大胆に変えられる精神を持っていたい。

【短歌】
短歌の秘密 街を行けば人となり肩もぶつかる嗚呼生きている

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短歌の秘密 2

ようやく落ち着いてきたのかもしれない。
新生活で気分も高揚していたが、待ってれば落ち着くものだ。
私がやっていることはなかなか認められるものではないと思っているが、継続は力なり。いつか分かってもらえる。
新しい長歌の文体も誕生しつつあるから、まだまだ、長歌には可能性がある。

【短歌】
短歌の秘密 明かせぬ言葉を携えて君の宣教はいかばかりである

上の空の君に言葉を授けたい愛は残酷だが至上でもある

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短歌の秘密 1

短歌のアウトプットをしてきたからあるアイデアが浮かんだ。
それまでに、反歌強化をしていこうと思う。

【短歌】
短歌の秘密 愛するほどに傷ついて私は歌を詠っているのだ

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【短歌】「いらち」

イラつく校舎の音階にリビドーはシラのあたりで鼻をかむ

玉石混淆の石の方に投げられて隅田川の先には行かない

犠牲羊の燔祭 イサクを与えられたアブラハムの愛 残酷な愛

下の句から詠むことだってある君はいらちだ眼を赤く染め

【短歌】「生きるなら」

生きるなら喜んでいなさい 空しさはコヘレトに託すコヘレトに託される

命の数があまりに多いのに私は独り電車で隣人のスマホを覗く

渋谷を歩く 神は彼らも愛すのだと喧騒の中に猥談の混ざる

空しさを街に見出だす俺はもう若くないのだ 背広を作る

【短歌】「記憶の暴力」

ゆく春の夕時止まぬ苛みを許せ故郷の山につぶやく

駅舎には冷たい風が荒ぶとき帰路につく背広のまろき

友人の言葉を思い出す何気ない日常に咲く言葉の暴力

薄笑い 権力に媚びるの反対のアナーキズムもまた愚かしく見える