短歌の秘密 6

主日。
礼拝を捧げる。
説教奉仕。

【短歌】
短歌の秘密 神の言葉に恐れる時わが存在を受け止めよきみ

人と食事するつかの間ひととなれば我が腹を満たした肉の厚み

人として未熟と知って何もせぬ阿呆のごとく我爪をいじる

【歌のあれこれ】
 ある歌人は口語で句跨り句割れを多用する。ああこの人の歌だな、と思う。あるいは、文語で辞書を引かなければ分からないような難解な歌を詠う人もいる。その中で、その個体性を大切にした些細なことを詠う(笹井系)がいる。この「笹井系」は、かなり玉石混交だと言える。うまい人もいれば、うん?となる人もいる。それは、私が十年近く歌壇を見てきたからかもしれない。私自身は、長歌という違うことをしているが、ここ最近、短歌と向き合っている。私のは「信仰詠」だと思うから日常詠は、基本的に公開しているが、日常詠と信仰詠が重なる時に、グッとくるものがある。
 以下は、信仰詠が中心だからほぼ私しかしないだろう。
 反歌から長歌を作りたいと思っている。私は私を超克したい。

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