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現代長歌

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2022年9月の記事一覧

日輪の沈黙5 解説

日輪の沈黙5 解説

日輪の沈黙 5|蓮沼明「現代長歌」歌人|note

 私たちは信仰について無自覚である。
 無自覚というのは、例えば、寺院の中に、社が普通にあるようにある。
 この神的な美意識・潔癖に対して無自覚という意味である。
 仏と神の無分別、仏と神の習合←むりくりな理論。

 エルサレム神殿が、どの宗派によるかは分からない。
 どれも唯一神「YHWH」を信じている。
 この解決には、預言者が必要である。

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男はつらいよ

――その女は、男であると誰しもが見上げる程に力強く拍手を浴びる
舞台から下りるのが怖い。私自身に戻るのが怖い、光のない私は何者?
そんな時に、あたしと彼は恋をした、いや、恋をされた。少なくとも
あたしは今でもそう思う。男のように舞台に立ち、心に空いた、その隙間に
彼が入って来た。男のように生きるのに疲れたその時に彼はいて
女であれた「でも、長く続けちゃダメね。やっぱりあたし男を演じる」
「あたしは

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