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蓮沼明「長歌」歌人
2022年3月12日 18:30
2022年3月10日 15:58
親指の関節を鳴らす、癖がある。男が全てを知っている――「コーヒーはブラックですか?」この合図に男はカッと目を開く「砂糖は幾つ?」「二個ほどかな」――『二十万』――さっと封筒を出す一口飲んで「全体と一つのものを語る時」「何でしょうか?」「じゃあこうだ」「黒い鴉が全体で白い鴉がいたらどうなるか?」「殺されますね」「そうなのだ。しかし、ヨソデは?」「有難がられる」「分かっただろう」親指の関節
2022年3月7日 16:48
キリストの齢死なずしてあかときを水飲むと此のあはき樂慾 (感想) いかにも塚本がキリストに成りたかったという詩ではない。 これは、戦争の影を多く含んでいる。 塚本は、あの太平洋戦争(大東亜戦争)で 「死」の側と「生」の側に分かれたことの 自省だと思う。 戦時下にあれば、素直な者は、 戦争に勝つと疑わないから すすんで戦時へ向かっただろう。 しかし、聖書を知る者 あるいは、