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蓮沼明「長歌」歌人
2021年3月7日 18:15
主戦場はいつの頃から海となり一発の火で数百の命が消えるきりきりと戦艦のビスが熱を持ち勇みを立てて腸まで潮の香りに染まっている「凪ですね。東曹長」「全くよ。暑いったらないよ。女将さんは元気か?島守少尉さん」「寝顔だけ見て来ましたよぉ。お腹の子も帰ったら出てるはずですよ」『我ら日本国海軍は太陽を背に戦うべし』我らは笑い死の恐れを踵を鳴らし脇を締めた敬礼で祓う(死ぬことは怖くないと思っていた)