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『最軽量のマネジメント』感想まとめ

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『最軽量のマネジメント』に関して、noteでいただいた感想をまとめています。
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2019年11月の記事一覧

「最軽量のマネジメント」は、お花畑のユートピアじゃないのよ | きのう、なに読んだ?

『最軽量のマネジメント』を読んだ。著者は、サイボウズ副社長の山田理さん。サイボウズはグループウェアを開発・提供する会社で、2019年「Asia's Best Workplacesベストカンパニー」に選出された。その組織や制度を作ってきたのが、山田さんだ。 山田さんとはこれまで何度かおしゃべりする機会を頂いてきた。例えばこちら。 他にも「長時間労働の原因は、日本独特の「助け合いの職場文化」にあるのか?」、「チーム経営を考えるシンポジウム」などご一緒させていただいた。毎回、「

【読書感想】「最軽量のマネジメント」山田理

最軽量のマネジメント(サイボウズ式ブックス) 「これからのマネジャーはどうすべきか」という重荷ではなく「どうすればマネジャーの仕事を減らせるのか」という軽やかさを示したい。本書は、寄せられた過度な期待と責任から、マネジャーを解放するための本です。 「BOOK」データベースより この本の概要ここ最近、読書熱が復活してるんです。 で、とりあえず、まずは入手しやすいものってことで、会社にある会社の人絡みの本を読んでおりました。 社員シリーズのトリを飾るのが副社長おさむさんの

感想:『最軽量のマネジメント』山田理

うちの管理職が最近弱っているので、何か参考になればなーと手を伸ばしてみた。概要はこんな感じ。 概要マネジャーが背負いすぎていることを認め、無理があることを認めよう。その上で、情報をヒエラルキーなく全員に共有することが大事。情報共有の範囲を制限せず、判断を伴う意思決定の場面でのみ、やむ終えずマネジャーの出番となる。チームみんなで業務を分散してマネジャー1人に背負わせるのはやめよう。 感想いわゆる管理職の役割を考えなおした一冊。カチッとしたビジネス書と異なり、なんだか筆者と会

やっぱり、みんなのモチベーションを気にすること以外、マネジャーがやるべきことなんか無いのだと思う。

『最軽量のマネジメント』を読んでいます。 こう書かれています。 「こうしなさい」というトップダウンの権限は機能しません。「いいね!」と思えることを選び、体験し、それを人にシェアする。それが新しい世代の行動原理です。共感で、動きが変わる。共感が、成果につながる。 ほらね。もちろん言うことを聞かそうとされたって、動こうとは思えませんよね。 今期、課長としての目標に、はっきりこう書きました。 「メンバーの自信とモチベーションの向上」 これ以外、目標にすることなんて無いん

全員が忠誠心ある組織はさぶい。

しゅんしゅしゅんです。 100%の忠誠心なんて求めない。 100人100通りの距離感を受け入れる。 サイボウズ社が捨てたマネジメントに関する6つの理想の内の一つが100%の忠誠心。価値観が多様化する現代で、100%の忠誠心を求めるのは不可能とし、100%の信頼を築くのをあきらめた。 忠誠も信頼もあるかないかの2択ではなく、あくまでグラデーションとして存在するものだ、としたらしい。とはいえ会社が掲げる理想への共感が0%ではチームにならないので、少なくとも理想には共感してい

自分は大丈夫かな?

しゅんしゅしゅんさんのこの投稿を読んで、これは!と思い、さっそく『最軽量のマネジメント』を買って、読んでいます。 冒頭に、働き方改革について書かれています。 部下からは「そもそも何のための改革なんですか」 上司からは「それをうまくやるのが君の仕事だろ」 「上」の意図を汲み取り、「下」に対しては納得させる。 しかも個人の成果も出しながら? マネジャーは板挟みです。 とりあえず私は「私の部下にそんな難題言ってないだろうか」と我を振り返りまして。(たぶん大丈夫です。たぶ

情報の集まるところ

最近自分にしてはめずらしく海外ドラマにハマっていまして、最近見た話でかっこいいなと思ったのが、 「気づけなかったのは仕方がない」 「いや、気づくのがオレの仕事だ」 という話。 現実世界に戻った時、これは観察力や洞察力だけの話ではないと思いました。 チームで仕事をしていると情報がどれぐらいオープンにされているかが目的達成の大きなカギになることがあります。 個人個人の持っている些細な情報がカギになることもあれば、一見個人的なプライベートな情報が役に立つこともあります。

ほんの少しでもマネジメントやってるなら、絶対に読んだらいい。

しゅんしゅしゅんです。 「うちの会社は働き方を改革します」「残業を削減します」「社員の満足度をあげます」。上からは号令がふってくる。 なのに、会社の業績目標は変わらない。メンバーの成果目標も下げてはいけない。業務効率を良くし、社員のモチベーションを高く維持しなければならない。自分が持っている数字もある。 「できるかい」 できるならとっくにやっている。マネジャーは神なのか。そのジレンマに対して、下からは容赦なく突き上げがくる。「無理です」「どうすればいいんですか」「そも

『働く人のモチベーションとは』11月12日の日記

皆様おはようございます。そろそろボーナスの時期。上がった!下がる…。そもそもないわ。ト○タ独り勝ちじゃん。そんなさまざまな思考が入り乱れる時期にそろそろ突入ですね。 そんな中、武藤さんのnoteを読んで思うことがあったので今日は日記に書いてみようと思います。 時給アップで品質は向上しない。そうなんです。時給が上がろうが、ボーナスが上がろうが、それこそベースアップになろうが、人の仕事たるもの突然品質向上につながるものはできないんです。 私が好きな会社、サイボウズ。100人