「兼務ってどうですか?」/とある製品のデザイナー&リサーチャー小話 in Cybozu
こんにちは。CybozuでGaroonという製品を担当しているデザイン&リサーチチームです。今の自分達のチームにあったサイズ感で定期的に情報発信できないか考え、サクッと読める「小話」という感じで投稿しています🙂
河内山:
今回のテーマは「兼務」についてですね。自分たちも複数の役割を持っていたり、まわりでも兼務している人も多く、社内でも兼務についていろいろな意見を見かけます。兼務も複数の製品、1製品の中の複数のプロジェクト、製品と組織とかいろいろですよね。まずそれぞれの兼務状況について話しましょうか。
僕は製品のPC画面とモバイル(Android)のデザインを担当しています。開発チームや開発プロセスがPC画面とモバイルで分かれているので、兼務の自覚があります。後は、採用系も関わってます。今年の1月から組織が新しくなったので、製品横断の役割も増えてくると思います。
Nia:
私は普段は、PC画面とモバイルのデザイン、そして、新卒採用チームを兼務しています。
白石:
私も PC画面とモバイルに加えて、リサーチ支援チームの兼務をしています。
河内山:
2人の兼務状況は知っているのですが、優先順位とか普段どんな風に考えていますか?ちゃんと聞いたことないかもしれませんね。
Nia:
今の主な業務は、モバイルのデザインです。25卒新卒採用が始まっているので書類選考や面接もしています。モバイルはスクラム体制で開発をしているので、1週間スプリントという開発の流れがあります。その流れに乗りながら、書類選考をしています。
河内山:
タスクのサイクルの違いをうまく利用してまわしている感じですね。タスクが重なって溢れそうな場合はどうですか?
Nia:
タスクが溢れそうになった時は、書類選考を優先して行なっています。モバイルはデザイナーが2人いるのでタスクに応じてコミュニケーションを取り、参加する会議を調整したりもします。
河内山:
そうですね。スクラムイベントを別のデザイナーに任せて欠席して、その時間を作業に充てたりもしてますよね。コミュニケーションでいえば、納期まわりの雲行きが怪しくなってきたら早めのアラート、相談は大事とよく話してますね。
白石:
プロダクトのリサーチは、完全にスクラムに入るというよりは、別トラックでリサーチをすることが多いので、その都度、期限を必ずPMと確認するようにしています。今のところ、割と余裕をもったスケジューリングが出来ていると思っています。
他方、最近リサーチ支援部というチームが新しくできましたので、そちらの方は立ち上げ期ということもあり、事務手続きや関係者との打ち合わせ、採用面接などなどで忙しくしています。限られた時間の中で作業をしていますので、打ち合わせで予定が埋まってしまわないように、打ち合わせやスクラムイベントは出席しなければならないものに絞ったりもしています。
河内山:
白石さんもスクラムイベントで調整という話が出てますね。スクラムチームの一員として、イベントの欠席はネガティブな面もあるので悩ましいですが。。。
話を変えますが、タスクのスイッチングコストとかスイッチングの工夫とか普段どうしてますか?
白石:
そうですね。今ちょうどプロダクトのリサーチが落ち着いているので、新しいチームに関する割込作業ができているのですが、プロジェクトによってはまとまった時間が欲しい場合もありますので、難しいところです。
Nia:
スイッチングコストなのかわからないですが、タスクとして積み上げているものに関するブラウザのタブをタスクごとに分けて開いています。例えばモバイルのタスクであればバックログの内容が書かれたタブ、必要な情報が書かれたタブを1つのブラウザにまとめて表示します。書類選考の場合は、選考者のタブとポートフォリオのタブを一つのブラウザにまとめています。ブラウザを複数開いて、それぞれを行き来しながら業務を進めています。
河内山:
興味深いですね。関連情報へのアクセスを素早くして、スイッチングコストを低くする工夫ですかね。
Nia:
そうですね。
河内山:
僕は時間が立つと最初のアクションの腰が重くなりがちなので、タスクが生まれたらできるだけ早めに10%ぐらい進めておくようにしています。10→100%ならより楽な気がしてます。なのでちょっとだけ進めたものがゴロゴロ転がってますね。
Nia:
できるだけ早めに進めるほうが腰は重くならないですよね。私も日頃から早め早めの行動を心がけています。
白石:
個人的にはPC画面とモバイルは同じ製品組織なのであまり兼務感は感じていないのですが、他組織との兼務になると調整が難しくなってくるなとは思います。
河内山:
兼務の自覚も個人差があることがわかって新鮮です。
だんだん兼務とマルチタスクの話がごっちゃになってしまった気しますが、サイボウズの現場の状況が少しでもお伝えできればと思ってます。
実は今回のテーマを選択した時に、スクラムチームの中には兼務がないメンバーもいて、プロダクトに向ける時間や温度感の違いとそれによる影響なども話せればいいなと思ってました。それはまた別の機会にしましょう。
(終)
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