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スピンアウト後の現在と、未来に向けてやること

こんにちは。株式会社CyberneX COOの有川です。CyberneXを設立して約5ヶ月が経ち、本格的にお客様のご支援をできるようになってきました。思えばスピンアウト前からここまで来るのに色々なことがありました。感慨深いです。今日はCyberneXの現在とこれからについて書いてみたいと思います。

現在:価値あることに集中して取り組む

今やっていることは、生体データ活用の可能性があるフィールドをお持ちのお客様とお会いし、私たちのイヤホン型脳波計で実験を重ね、耳から取れる今までになかったデータを取得していくことです。シンプルに言うと営業と実験です。耳で脳を含む神経活動を読み取ろうという動きはまだ研究段階にあり、主だったサービスは未だ世の中にありません。私たちはスピンアウトすることで既存の価値基準のバイアスを受けることなく、お客様と可能性を探る活動=実験ができるようになりました。しかもそれは複数の領域に向けて並行して進められる活動であり、スピンアウト前では考えられなかったことです。今はすっきりとやる事が明確になりました。新しい価値を発見・創造することに集中して取り組めるようになったことが、今考え得るスピンアウトの最大のメリットだと感じています。

未来: "In Ear Computing"の未来を創る

コロナ禍の影響でインターネットを介してコミュニケーションする機会が劇的に増えた結果、コンピュータにおける音声インタフェースの役割はより一層重要なものになりました。同時に、社会との距離を保つことを強いられる状況下においては、感情面、身体面の距離は遠ざかり、人と人、人と物事の接点は一様で彩りの無い物となっていると感じます。スマホは確かに便利で無くてはならない物になり、それを創ったスティーブ・ジョブズには感謝していますが、すでに皆さん「なんか違う」と思っているはずで、これからインターフェースの進化・転換が加速していくのだと思います。今こそ私たちの生み出した価値を広げていく時だと感じています。

私たちの技術は音声インターフェースと生体データ活用の両立により、耳に特化した新しいコミュニケーションを生むことを目指したものであり、将来的にはスマートフォンに置き換わるコミュニケーション手段の一つになると考えています。例えば、耳につけたアクセサリーで大切な人を24時間見守ることができたり、耳につけた小さな発信器だけで意思疎通ができるようになる、私たちはそんな"In Ear Computing"の未来を創りたいと思っています。

独自のスタイルで進む

そのためには研究開発を止めず、思いを共有するお客様やパートナー様、協力してくれる仲間と一緒になり、価値創造を続けていく必要があります。デバイスの特徴を活かせる領域であれば、どんな領域でもチャレンジしていきたいと思っています。スピンアウトに至る過程では既存の主力事業との親和性で価値判断され、悔しい思いもしてきました。「おもちゃ作ってるんじゃないよ」とからかわれたこともあります。ですが、もはやそれも過去の笑い話。新しい道を創っていくことに余計な障害はありません。フットワーク軽く、欲張りに、そして真摯に、独自のスタイルで進んでいきます。

興味を持って下さった方、蒲田オフィスに是非お立ち寄りください。一緒に未来を創りましょう。

https://www.cybernex.co.jp/




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