AI×CGの活用で広告事業の未来を拓くCyberHuman Productionsが求める人材とは?
CGやAIを活用して、イベントや動画広告の分野で新しい事業に取り組んでいる株式会社CyberHuman Productions。広告事業に変革が起きている今、どのような人材を求めているのか、取締役の芦田と営業を担当する津久井に話してもらいました。
フューチャーイベントとAI×CGで広告事業を進化させる
芦田:株式会社CyberHuman Productions(CHP)は、「先端技術を使ったクリエイティブを社会実装する」をテーマにしたクリエイティブエージェンシーです。スタートアップの時期を抜けて、掲げてきたテーマが社会にも浸透し始めてきたと感じているので、事業をさらに伸ばす時期に入ったと思っています。
その事業の軸となるのが、CGを使ってこれまでにないオンラインイベントを提供する「Future Event/Live事業」と、AIとCGを掛け合わせながら広告をクリエイティブしていく「AICG広告事業」です。
芦田:2020年4月頃から本格的にスタートした「Future Event/Live事業」は、コロナ禍によって人を集客する物理的なイベントができない時期に、オンラインでの新しいバーチャルイベントとして浸透していきました。反響の大きかったイベントとしては、オンラインとリアルのハイブリッドで行った「2022 SANRIO FES」などがそうです。
現在は、物理的なイベントも行われるようになりましたが、企業やブランドのプロモ―ション、カンファレンスなどの領域では、場所を限定しないオンラインイベントの活用が広がっていくと予想しています。
オンラインであれば国境も越えられますし、ハイブリッド開催をすることで会場キャパの概念にとらわれることがなくなるので、単なるオンライン配信ではなく、オンラインイベントの新しい価値を作っていきたいと考えています。
芦田:もう1つの軸が、CGにAIを掛け合わせて動画広告を運用する「AICG広告事業」です。
全員に同じ動画広告を見てもらっていた時代から、ターゲットに合わせて動画広告を配信できる時代に変わりました。それこそ100人100通りの動画広告を配信するようになるので、その運用に合わせてどれだけスピーディに制作していくかが求められます。
広告制作の現場では、人間の感覚値ではなくAIが最も広告効果の高いクリエイティブを判断しながら、フォトリアルなCGを駆使して動画広告を作成していくことになります。
これまでのように大規模なロケーション撮影をしながら何パターンも動画広告を作成するというのは、莫大な予算や時間が必要になってしまうので不可能に近い。しかし、AI×CGであれば、莫大な予算と時間をかけることなく運用に適した動画広告をスピーディに何パターンも作成することが可能になります。
動画広告とは違う領域になりますが、メタバースやバーチャル空間を活用したクリエイティブも可能になりました。
デジタルツインの冨永愛さんが入居する「ザ・パークハウス」の仮想空間「SUPER MODEL ROOM」がその代表例です。デジタルツインとは、実在する人物をフルスキャンして3DCG化する技術のことで、その第一号が冨永愛さんです。
従来であればマンションギャラリーに足を運んでもらってプロモーションをしていたわけですが、デジタルツインが暮らすバーチャル展示場を見せることで、今まで届かなかった層にアプローチできるほか、実際のセレブリティな暮らしをリアルに表現して新しい世界を見せることができる。動画広告以外でも仮想空間を使った新しいソリューションが提供できるようになりました。
「Future Event/Live事業」にしても「AICG広告事業」に関してもそうですが、クライアントからAIやCGを活用したソリューションが求められる時期にきたと感じています。まさに、広告事業が変化するタイミングなのだと思います。
求めているのは、CHPの技術を理解してプロジェクトの期待を作れる人
芦田:CyberHuman Productions(CHP)では、これまでCGアーティストやエンジニアの採用に力を入れていたのですが、「Future Event/Live事業」や「AICG広告事業」を拡大するにあたって、CHPのソリューションをしっかりとセールスできる営業職を積極的に採用しようという時期になりました。
津久井:私も実際に営業を担当していますが、AIやCGを活用した広告事業というのは、社会に浸透し切っている領域ではないので、クライアントから具体的なオーダーが来ることは現時点ではありません。だからこそ、CHPの技術や開発力を理解しながら、こうやって課題解決につなげられます、社会に対して新しい価値を創造できます、と熱量を持ってプロジェクトの期待を作り出せる営業力が必要だと思います。
だからといって、CG制作のことについて詳しい人材じゃないといけないわけではありません。私ももともとCG制作に詳しかったわけではありませんし、日々知識をインプットしているところです。それよりも、新しい技術やテクノロジーが実現する未来に可能性を感じている方が、合っているのかなと思います。
また、現在はCGアーティストやエンジニアが大半を占めている会社なのですが、そのメンバーを束ねてチームとしてプロジェクトを推進する熱量がある方の方がより活躍できるイメージがあります。
芦田:営業職の採用にあたっては、とにかくセールスで頑張りたいというポジションと、ゆくゆくは事業全体を引っ張っていくリーダーになるポジションがあると考えています。
業種に関わらず営業経験は必要となりますが、SaaS等の営業経験がある方も向いていると思います。サービスの技術を理解しながら営業をすると言う点では通ずるものがありますし、セールスと事業を伸ばす経験をされた方はより活躍してもらえるのかなと思います。
会社の成長を、世の中のインパクトに変える
芦田:CHPの営業職には、いろんな可能性が秘められていると思います。
1つ目は、AI×CGを活用した動画広告の分野でトップランナーになれる可能性があること。
広告業界の中ではまだスタートしたばかりの領域なので、いきなりトップランナーを目指すことも可能です。こうした可能性は、働くうえで大きなモチベーションになるのではないかと思います。
2つ目は、セールス部門の新しい組織を作っていく楽しみがあること。
営業職のメンバーがまだ少ないのでこれから組織を作っていくことになりますが、その過程を経験できることはなかなかないので、幅広い学びを得ることができると思います。
津久井:サイバーエージェントグループの中でも、よりベンチャー的というかアグレッシブな社風がCHPの魅力だと思っています。例えば、「クライアントにこんな提案が響きそうです」と伝えると、「その新しいシステムを開発しちゃいましょうか」とかなりのスピード感で企画が進むことも多い。できないことはない、というスタンスというか、自分たちが思い描くものを開発してしまう、技術と体力があるところが、大きな魅力だと感じています。
CGアーティストやエンジニアの技術力はもちろんですけど、バーチャル映像制作・配信施設である「カムロ坂スタジオ」などのハード面を保有しているのも魅力の1つです。スキャニングから、3D モデリング、モーションキャプチャー、そしてオンライン配信まで、自社で一貫して行えることがCHPの高い開発力につながっていると思います。
芦田:CHPは、クリエイティブエージェンシーとしての市場No.1を目指しています。「AI×CGを活用した広告事業って何か新しいよね」ではなく、「社会が良い方向に変わるような大きなインパクト」を与えたい。会社の成長を世の中のインパクトに変えるため、一緒に走ってくださる方が来てくれることを期待しています。
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