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「マリンの壁」を建設し、千葉ロッテの貧打に終止符を!

前の記事をより自分なりに深く掘り下げた記事となります。良ければ見ていってください。

 相変わらず貧打に苦しむ千葉ロッテ。今年もZOZOマリンの試合では東京湾から吹き込んでくる南西風に野手たちは苦しめられています。その南西風はシーズンが一番厳しくなる夏にかけて一層吹き込む日が多くなり、千葉ロッテは毎年毎年懲りずに終盤チーム成績が落ち込むという事を繰り返している…ロッテの優勝が見たい俺にとってはもうこんなペナントは嫌です。しかし球団フロントや㈱千葉マリンスタジアムは施設維持や老朽化の対応に精一杯らしく、2018オフのラグーン改修以降はフェアグラウンド内や風の環境に対する改修はまともに手を付けていません。

それでいいのか各上層部!!!

という訳で、「マリンの壁」を作ってほしいという俺の垂れ流し妄想理論を以下に綴ります。

・ZOZOマリンスタジアムの立地・特徴

 まずZOZOマリンスタジアム(以下マリン)は千葉市北西部の海沿いに位置し、文字通り海の隣に建っており、本塁から中堅へ南西方向にフェアグラウンドが広がっています。一塁線は真西へ、三塁線は真南へ綺麗に伸びている形。

文字通り「海に向かって打つ」という環境です

よって、海から来る風は100%打球に対しマイナスの影響があります。そして夏ごろにかけて風が強い日はかなり高い確率で海からの風(南西風~南南西風)となります。(秋冬は北風になる傾向がありますがその頃ペナントは開催されていません。)

そのため、言い方が悪いですがこの球場は
打者地獄・打者殺し球場となっています。

 ただでさえ夏場にかけて選手たちが疲弊していく中、追い打ちをかけるように南西風が吹き荒れる環境でロッテナインは年70試合以上試合をしなければいけません。(他パ球団のマリン戦は年12~13試合程度)
 空調なし・強い向かい風あり・近年の酷暑化でシーズンに挑むロッテは環境面でパ球団一不利に等しく、早急に対策を考える必要があります。本拠地移転・新球場報道は定期的に出ていますが・・・👇👇👇

「じゃあ来年から新ドーム球場をすぐ作ります」とは流石にならないと思います。ソフトバンク巨人クラスでもそれは不可能でしょう。
 そこで、現環境を分析し1~2年以内で出来そうな対策を俺なりに考えました。それが「マリンの壁」建設案です。(繰り返しますがただの俺の妄想です)

・なぜ「壁」を建てるといいのか

 マリンは上記の通り海沿いにある為、他球場とは作りが少し違います。その一つが綺麗に360度スタジアムを囲っている外壁です。普通の球場みたいな作りではグラウンド上でとんでもない風が吹き荒れてしまう為、この壁でグラウンドをぐるっと防風するような造りとなっています。しかしその外壁の高さを超える打球は一気に風の影響を受け大きく流されます。
 じゃあその高さを超えないような打球・放物線を描けばいいのですが、そこに問題があります。それは

「外壁の高さは内野部分と外野部分で異なり、外野部の方が低い」という事です。

 データによれば、バックネット裏部分の外壁高さは33.9 m、対して中堅側の外壁高さは27.6mとなっています。綺麗な円型の球場に見えて実は外野部分の方が最大6.3m低くなっています。
そして中堅側の「27.6m」というのは思ってるよりも低いです。この数字は高々と舞い上がった内野フライは勿論、捉えたHR性の当たりでも簡単に超えてしまいます。

Taktさんのブログ「エクセルで野球ボールの軌道計算」内の
「第28回 ホームランを打つために必要な打球速度」より引用(https://baseballorbitsimulator.blogspot.com/2020/04/29.html)

 上記のグラフは「上向き30度に2500rpmのバックスピン回転がかかった打球」のシミュレーションとのことです。「v0」は打球速度です。横軸が飛距離で縦軸が打球の高さ。
 この場合だと120m以上飛ばす際に打球の高さは30mを超えます。勿論スイング軌道や条件次第ではそれ以上に高く上がっていく場合も多々あるでしょう。そして、それに対する外壁高さ「27.6m」という高さは明らかに低いんです。打球速度150キロの当たりでも場合によっては30mを超えることも想像でき、綺麗な放物線を描くほど風の影響をもろに受けてしまいます。さらに打球角度が高いタイプのバッターは特に影響を受け、結果マリンスタジアムとの相性は最悪になります。(現時点では岡・ソト・山口など)

 少し話が逸れますが、「バレルゾーン」という、HRになる確率が高くなる打球角度は26~30度と言われています。(その際の打球速度は158キロ以上が良いらしい)そして打球速度がより早いバッターほどその角度の幅が広がる。大谷翔平が放つ高い弾道やスタントンの弾丸ライナーがイメージしやすいでしょう。

 話を戻しますが、ロッテナインで角度がつかなくてもHR性の当たりを放てるのは現時点で圧倒的な打球速度が出せるポランコ・ソトの二人のみです。数年前は井上もたまーにライナーHRを打ててましたが。要するに風に阻まれないライナーHRを狙って打てるのはほぼ毎年助っ人だけ、それ以外の野手はしっかりと放物線を描いた当たりを打たないとスタンドまで届かない。なのにそれをやると風に押し戻される・・・。

だったら!!!
放物線の当たりくらいはしっかり防風すればいいじゃん!!!

とうことで・・・

10m級のマリンの壁を作り、HR性の打球を風から守ろう!!!


・・・という事をロッテフロント・㈱千葉マリンスタジアムの上層部にしてもらいたい!

 仮に壁の高さが10m上がると、一番低い所でも37.6mとなり、打球角度26~30度で放たれた打球はこの壁高さを超えずに飛び続け、風の影響を受ける前にスタンドインすることが出来ます。

 これまで通り高々と舞い上がったフライは風に流されてもロッテとしてはデメリットはなく、「今までより遠くに飛ばす事ができる」という事実が打球の上がりやすいバッターでも自分のスイングが出来るようになります。また、変にライナー性の当たりを意識する事もなくなりバッティングの調子・スタイルが崩される事も無くなります。花火は見えづらくなるかもですが。
 幸いすでにラグーンがついているため(左右中間距離112.3m、他の標準的な球場は約116m)この壁があるだけでも想像以上のHR増加が見込めると俺は踏んでいます。守備面でも風の影響が小さくなることで負担も軽減することでしょう。

 最後に、前記事にも書きましたが今までの貧打による負け試合はもうウンザリです。「野球は守りから」といいますがそれは負けないための策であり、勝ち続けるには恒常的に点を取れる打線・環境を整える必要があります。日米問わずやはり打撃環境の良いチームが数年にわたり良いチーム成績を残し続けているという現実もあります。
 勝率一位の文句なしの優勝を必ずやり遂げるため、ロッテフロント・㈱千葉マリンスタジアム・千葉市はマリンの壁を含めた現環境の改善を近い内に必ず行って下さい!頼みます!

マリーンズファイティン!!!


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