「格差、分配の是非について」②(全4回)

みなさん、こんにちは!KMCです。
段々暑さも弱まり、秋の訪れを感じる頃になりましたね。

さて、前回は

Do the rich have a responsibility to help the poor in society?

をテーマにしたライティングの全体の構成と主な参考資料を共有しました。

https://note.com/cute_phlox850/n/n260982d76d6b

今回からは3つのBodyを一つずつ紹介していきます!その中でも1つ目のものをこの記事では紹介します!

Body①
・所得の多い少ないは運で決まるから(自己責任論の否定)
How much you can earn is related to how lucky you are.

いきなり、ぶっ飛んでると思った方も多いとは思いますが、収入にはほんとに運が関係してると思ってるんです。運というと漠然としてますけど、その人の能力だけで成功したり、高い所得を得られるわけではないということです。このいわゆる成功者が自分自身の努力だけで自分が成功したと思い込んでる錯覚に対して一石投じたのがハーバード大学のマイケル・サンデル教授。


The Tyranny of Merit: What's Become of the Common Good? (English Edition) https://www.amazon.co.jp/dp/B084M1W9WB/ref=cm_sw_r_apan_A2JY40JJCQ0TBZYQH889


この本では世界中で進む新自由主義(経済は規制とかなくして、市場に任せておくのが一番上手くいくという考え方)に疑問を呈し、世界各地の分断は成功者が自分の成功の要因を自分の努力のみだと思い込み、弱者に対して自己責任を押しつけてることが原因だと批判しています。新自由主義や自己責任論を表すものとして


What you earn depends on what you learn.


というフレーズがこの本で使われていたので、自分の英文にも使わせてもらいました。この本は翻訳版(タイトルは『実力も運のうち』。この邦訳タイトルを決めた人、天才だと思います。)も出てますし、サンデルさんが実際に話してる動画もあります。

https://youtu.be/Qewckuxa9hw


実際、努力できるかどうかは遺伝子で決まるという研究も出てるみたいです。そんな話は岡田斗司夫さんの動画で見ました。


https://youtu.be/6G3kmy5ycUY


そして、幼少期をどういう家庭環境で過ごしたのかということも発達に影響を与えるようです。


エッチのまわりにあるもの―保健室の社会学― https://www.amazon.co.jp/dp/4759267395/ref=cm_sw_r_apan_i_HPQ4RZXDKKXD3YQH1HRM

この本を読むと結構重い気持ちになりますが、こういう話から目をそらしちゃいけないなと思いました。英検とか関係なしに読んでいただきたいものの一冊です。


要は、あなたの所得が高いのはあなたが頑張ったからかもというのは事実だけど、あなたが頑張れたのは外的要因もだいぶ影響してると言えるからこそ、所得は運で決まるとまとめました。お金持ちの人も違う親から生まれてたら、違う学校に行ってたら、違う人間関係を持っていたら、ひょっとしたら貧乏になってたかもしれませんし、貧乏な人もなにかが違えばお金持ちになってたかもしれませんもんね。だからこそ、「たまたま」お金持ちになったんだから、「たまたま」貧乏になった人を助けるのは何もおかしな話ではないと思うんですよね。皆さんはどう考えますか?

次回はBody2についてシェアしたいと思います!

それでは、次の記事までごきげんよう🙌


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