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66【振り返って】 ここまで書くのに、思っていたよりも膨大な時間がかかった。しかし、親の頭…
65【近代史】 フリーになってからの僕は、色々とやらせてもらった。 なんせ、勢いでフリーに…
64【独創性】 この章は、興味がある方だけ読んでくれれば良いと思う。独創性の育て方というテ…
63【フリー】 僕は一度、辞めた人間である。正確に言うと、心の中だけではあるのだが。 意識…
62【優勝】 僧侶をはじめ、色々な人に救われたあの日から、僕は生き方が変わったような気がし…
61【変な場所】 僧侶と僕は、お洒落なお店を出て、さらに違う場所へと向かった。 僕が「どこ…
60【僧侶】 僕は、「元気になりましたので、ご飯に連れてってもらえませんか」とメールを打った。 僧侶からすぐに返事が来て、その日の夜、待ち合わせをした。 芸人を辞めるってことを、序盤に明るく言おうと思っていた。 実際、僕はもうやり残したことはないと思っていたし、辞めると思うと気楽だった。 そして、今だから言うが、この日、メールを打って、返信が来て、飲みに連れて行ってもらうことが決まったあと、僕はなんだか体調が悪くなり、こう思った。 今日じゃなくても良かったな。しん
59【電話】 R1に落ちてから何人かのピン芸人からわざわざ電話がかかってきた。 残念なことに…
58【恩人】 僕に電話をかけてくる人間など、普段はいない。 僕が電話をするのは自分の彼女ぐ…
57【引退】 僕は、結果に対しては、言い訳しない。いや、特にできないのだ。 あまりウケなか…
56【順風満帆】 僕のピン芸人としてのスタートは順調だった。最初からウケまくっていた。 お…
55【パピヨンライブ】 解散してから、一か月そこいらしか経過していない。 ピンのネタもこの…
54【白十字運動】 僕は、募金箱を持っている人間を全く信用しない。詐欺も多い。 そして、な…
53【葛藤】 震災が起こる前は、解散発表を早くしたくてウズウズしていた。 しかし、そんな呑気な発表をしている場合ではないことは会社のマネージャーも僕も花岡もよくわかる。 当然、発表は時期をズラされた。解散発表は、無期延期のような状態だった。 震災が起きてから、解散発表までどれぐらい経ったのか忘れてしまったが、とにかく発表した時は、たくさんのファンが泣いてくれたようだ。 ファンレターにも一枚も返事をしたことがない僕は、解散発表した時のコメントには、すべてに丁寧に返事を