見出し画像

目には見えないけれど、存在するも   その2 住職編 (1/2)

前置き

目には見えない上(天)からのメッセージが受け取れる整体師さんの紹介で、数ヶ月に1度しか東京に出てこない住職に会いに行くことに決め、その機会の場をいつも提供している方のご自宅のマンションへ。

そこには、精神(心)や肉体を浄化してもらうために、知る人ぞ知る人たちが毎回集まってくる場所のよう。
と、こう書くと、怪しい宗教の集まり的だけれど、    その手の勧誘パンフレットもないし、お話を聞いてもらうのも、自分の気持ちのお礼、お布施だけ。
主催者の女性はとても気さくな方、他に来ている女性(その時は女性しかいなかった)達も静かで和やかな空気。

お昼時ということもあり、その住職、キッチンのダイニングテーブルでカレーを食しておられたのでした。
袈裟も来ておらず、呑気にのんびりで、
「ちょっと待っててね〜、今食べちゃうからね」って。
想像していた厳かなお坊様とはちょっと違って・・・
元は証券会社で働いていたそうで、世間の裏表、特に裏の裏まで潜ってきた方だと察しました。

そんな彼だったけれど、ある日天からお釈迦様が降りてきて、「あなたは人をお助けなさい」とお告げがあったそうで。それから修行に入ったそうです。
でも自分のことを「クソ坊主」と言っておられた。
親近感が湧いてしまったのは言うまでもない・・・・

「あなたは心の便秘ね」

慢性胃痛もだけれど、パニック障害、離婚、子供達のこと、シングルマザーとして海外移住等々、当時の私はもう全てが苦しい状態で、その中でも一番は、元ハズバンド(オーストラリア人)に対しての煮えたくる怒りが消えてなくならない。
普段は考えもしていないのに、気がつくとまた上がってくる。
自分でも「もういい加減に消えていいはず。受け入れて、穏やかな精神状態でいたい」と思っているのに。
「どうしたらいいんですか・・・もう疲れました・・・」な、心の問題を解決したかった。

質問されては、答え。
質問しては、説明を受けて、しばらくすると、
住職はおっしゃった、
それ便秘ね。心の便秘。
今まで言いたいことを言わないでずっと腹の下へ下と押し込む生活をしてきたから、それが詰まってるんだね。
溜まったものを出さなくてはいけないよ
」と。

便秘?か・・・確かに腹の奥に奥に自分の感情を押し込む生活をずっとしてきた。
心の便秘か・・・実にいい表現だ。納得100%
さすが、クソ坊主(すみません・・・でも敬意を表して)

そして浄化が始まったのでした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?