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ギター はじめました🎶

インディアンの雨乞いの話が好き。
インディアンが雨乞いをすれば必ず雨が降る。

なぜなら雨が降るまで雨乞いをやめないから。

応用してみる。

ギターがうまくなるまでやめない。
うまく弾けないからといってやめない。
上達しないからといってやめない。
面倒くさいからといってやめない。
嫌になったからといってやめない。

ずっと下手くそでも気にしない。
やめなければ少しは弾けるようになる。

いつかは、、、

ギターを始めた人のうち、9割は1年以内に挫折するらしい。

ただ、残りの1割の人は生涯ギターを弾き続けて楽しんでいるという。

中学のとき、スーパースターになると言って、教室でギターを弾いていたクラスメイトは、今もどこかで仕事をしながら、休日はライブに出て楽しんでいる。

期限があるわけじゃない。
肉体的に出来なくなるまで続ける。
気分的精神的に出来なくなるということはしない。

やめない。
自分との約束。

これ以上自分を嫌いになりたくない。約束は破らない、破れない、破ってはいけない。

吉田拓郎、中島みゆき、浜田省吾、長渕剛、尾崎豊、あいみょん、テイラー・スウィフト、みんなギターを弾きながら歌っている。

ギターを弾きたい。
弾き語りをしたい。

でも弾けない。
でも弾きたい。

「やりたい」
そんな思いが湧いてきた。
舞い降りてきた。
どこからともなく。
突然。

コロナで在宅勤務や外出制限で暇なときは何も降りてこなかった。

ゆくゆくはシンガーソングライターとして路上ライブを経てメジャーデビュー。
そして、全国アリーナツアー、最終日は満員の東京ドーム。

ま、現実的にはひと気の無い河原や介護施設のレクリエーションで弾き語りが出来るようになりたい。

老後の楽しみに繋がることも期待している。

20代の頃にもギターと教本を買った。

そのときは根気の無さと不器用さ、弦を押さえる指先の痛みに耐えられず、自分には合わない、向いてない、ギターを弾いている自分の姿をイメージ出来ない、とさっさとやめて三日坊主で終わり。

それから30年。
再びギターを買った。

欲しいモノがほとんどない自分としては珍しい衝動買い。

いつでも練習できるように、騒音問題を言い訳にしないようにサイレントギターの中古をネットで買った。YAMAHAのSLG200S

YAMAHAを買ったのはこれで2度目。
以前乗っていたバイクも
YAMAHAのSR400

トントントントンと単気筒エンジンの奏でる音が心地よかった。

1978年から2021年までのロングセラー

エンジン音が軽快なのはYAMAHAだからと言われている。

音叉を3つ重ねたYAMAHAのロゴも好き。

赤はバイクなどのヤマハ発動機
紫は楽器のヤマハ

ギターは中古とはいえ、ピカピカで新品同様。
前の持ち主は早々と挫折したのだろうか。
ギタースタンドも買い、ギターはいつも布団の横に立て掛けてある。

これ、我ながらグッドアイデア。
いつでも、サッと手に取り、すぐに始められる。
始めるまでの億劫さ、面倒臭さや手間がない。
暇さえあれば手に取って練習している。

前回は教本頼りですぐに挫折したが、今回はド素人に寄り添ってくれるYouTuberがいる。

YouTubeが無ければ第2回三日坊主、いや、三日オジイとなるところ。

YouTuberは再生数や高評価、登録者数のこともあるだろうけど、みんな親切で丁寧。
無料ギター教室を受講してるみたい。

コードとは2音以上の和音であり、その組み合わせは216個あるが、使うのはそんなに多くないらしい。

音楽関係初心者はコードの意味も知らなかった。

いろんなYouTuberが優しく教えてくれるので、困ったときはやたらめったら検索している。

YouTubeのある時代で良かった。

系統立てて練習していない。
闇雲にやっている。
できることをやっている。

やらないよりはマシ。
続けることが大事。

"何かを始めるのに遅すぎることはない"
"六十の手習い"
という言葉もある。
まだまだ若輩者。

目標があるから頑張れる。
目標はこんな感じ↓

全然うまくならないかもしれない。
ド下手クソのままかもしれない。

それでも、
チャレンジし続ける。
チャレンジはやめない。

今まですぐに諦めている。
ことごとく諦めている。
もう諦めたくない。

諦めることは終わりにしたい。
諦めたら何もない。
何も残らない。
空っぽ。

諦めたら面白くもなんともないことをよーく知っている。
何度も何度も味わっている。

もうやめない。
もう言い訳をしない。

学生時代、たいした結果は出なかったけど、一生懸命やった野球やバスケットは楽しかった。

大人になってからは何ひとつ一生懸命やってない。

本を読むのではなく、本を書くほうに回ると妻に宣言したものの、本物の作家の凄さに圧倒され、本を読んでばかりで書くことはほとんど出来なかった。

いつも手抜き、いつも中途半端、いつも挫折、その場しのぎ、その場を繕うだけ。

それじゃ何もない。
つまらない。
つまらない日々はもう飽きた。

実にならないただの趣味だとしても、ひとつのことを一生懸命やりたい。

たかがギター、されどギター。
たかが趣味、されど趣味。
たかが暇つぶし、されど暇つぶし。

「やりたい」は尊い。

「やりたい」が湧いてこなければ、
何も始まらない。
何も起こらない。
何も動かない。

「やりたい」を無視したり、受け止めなければ、この先、もう二度と「やりたい」は現れないかもしれない。

これが自分にとって最後の「やりたい」かもしれない。

「やりたい」が無ければ、シラけたまま、代わり映えのないまま枯れ果てるだけ。

"鉄は熱いうちに打て"
"思い立ったが吉日"
"善は急げ"

プロになるには最低でも一万時間以上の練習が必要。
「一万時間の法則」と言われている。

若い人が一万時間なら、若くない自分は十万時間が必要。
一万時間とは毎日平均2時間練習しても13年。
十万時間なら136年。
今生では足りない。

気にしない。

あいみょんは14歳から始めて半年で作曲できたらしい。

天才、、、

ここでもう一曲。
AK-69「STRT IT AGAIN」
"一度燃え尽きようとも 再起不能でもこいつの火は消えない 再び宿る鼓動”

17歳の史上最年少のプロ車いすテニスプレーヤー小田凱人が試合前に聴く曲と言っていたので聴いてみた。

すごくいい。

17歳の熱い男と同じように50過ぎのおじさんも昂ぶることが嬉しい。

ギターには様々な効能があるらしい。ギター特有の指の動きは脳に刺激を与え、認知症予防にもなるという。

右利きなので、日常生活でもスポーツでも右手が主役、左手はいつも脇役、添えるだけ。

それがギターとなると左手が重要、一躍主役に抜擢。

左手は今までひどい目に遭ってきた。
2度のバイク事故で左手首と左の鎖骨を骨折。

そのたびに右手じゃなくて良かった。
左手で良かった。
そんなことを自分もまわりも思っていた。

左手の気持ちを考えると申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

その左手が自分史上初めて主役に躍り出た。
時間さえあれば稼働領域を広げるため、各指、手首のストレッチをしている。
弦を押さえやすくするため、爪をいつも短くしてケアしている。

右手は右手で大事なので一緒にストレッチしている。
贔屓してはいけない。
グレたら困る。

さらにギターを弾き「今」に集中し夢中になることで、過去や行く末のことを考えることなく、ネガティブな思考に陥ることを防ぐ効果もある。

人生に無駄なことなんて何一つないとよく言われる。

そのときは無駄にしか思えなくても、後々、その無駄は無駄ではなく、活かされるときがくるということ。

今まさにそれを感じている。

30年以上前に数万円で買ったギターはお蔵入りとなり、妻からボロクソ罵られ蔑まれた。

そんな無駄なことがあったからこそ、もう二度と投げ出さないという気持ちが強い。

そのギターは大人になった娘が引っ張り出して、友達と一緒に練習して遊んでいる。

ギターを買った時点でnoteに投稿しようと思ったけど、三日坊主で終わったら情けなさすぎるので、今日、ギターを買ってから、ちょうど1ヶ月目に投稿している。

今もちゃんと練習している。
指先はまだ痛いけどなんとか弦を押さえられる。

三日坊主は乗り越えた。
できることが少しずつ増えている。

昨日よりできる。
昨日より指が動く。
昨日より音が出る。

それが嬉しい。
それが楽しい。

まだ進歩する力が自分にあることを知る。
気力、体力、記憶力、年齢とともに何もかも衰える一方だと思っていた。

実際は衰えているのだろうけど、衰えていないと錯覚することができる。

錯覚大歓迎。

おじさんがギターをはじめただけの話が、いつもよりほんの少し長くなった。

本当の本当は一年後に少し弾けるようになってからシレッと投稿しようとも考えた。

でも、それよりは"ギターはじめました"宣言をして、後には引けない状況に自分を追い込みたかった

大げさだけど、自分にとっては大覚悟。

投稿しなけれは良かったとならないようにしなければならい。

うだうだくどくどしつこく書いた。

はいはい、もうわかりました、頑張りなはれ、なんて思いながらも最後まで読んでくださった奇特な方、好きです。大感謝です。
ありがとうございます。

ギターをやめたくなったらこれを読み返そっと。

またひとつ妻に言えないことが増えた。

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