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他人の強みを考えてみる

誰しも弱みにフォーカスを当ててしまう

みなさんは社会人でしょうか?学生でしょうか?
社会人であれば部下、後輩はいますか?
上司、先輩はいますか?

私は38歳のサラリーマンですが、今回はその立場で述べようと思います。

38歳ともなると、それなりの役職にもつき、上司だけではなく部下ももつ立場となりました。

社会人の方であればわかるかとは思いますが、上司にしろ、部下にしろ、悪いところ(弱み)がまず目についてしまいます。
良いところ(強み)は普段は意識しないため、多くの方が、それが良いところかどうかを理解できていません。
理解できていないというよりむしろ、考えてすらいないのが現状です。
そのため、ミスをすると叱責したり、あいつはダメだとレッテルを貼ったりします。
上司に対しても同じです。
あの人は何もわかっていない、尊敬できない、と悪いイメージを持ったりします。

逆に言うと、自分も同じように思われているかもしれないということです。

自分の強みを考えると、他人の強みも意識できる

起業のためにやりたいことを見つけるためには、自分の強みを探す必要があります。
「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」という書籍では、
好きなこと×得意なこと×大切なこと=本当にやりたいこと
というメソッドが記載されています。

著 八木仁平氏

「得意なこと」が「強み」ですね。
ただ、強みとは、得意なことだけではなく、
自分の良い部分の性質(性格)も含まれるはずです。
ジャーナリングを通じて、自分の強み(得意なことや性質)を知ることで、自分でも気付いていなかった良い面が顕在化することができます。

つまり、他人の良い面を顕在化させるには、その人の強みにフォーカスする必要があるということです。 
自分の強みを洗い出してみると、他の人の強みが気になってきます。

「私は彼らと比較して、どういった点が優れているのだろうか」
「この点は私が詳しいけど、あれについてはあの人の方が詳しいよな」
「そういえば、これについてはあの人に聞けばすぐ回答もらえるな」
「このお客さんに対しては、私よりあの人のほうが仲良くできていたな」
「部下の意見について、私は頭ごなしに否定してしまったが、あの人は柔軟な意見を言っていたな」

自分の強みを考えるときに、誰かと比較することはよくあります。
自分の強みを考えるということは、他人の強みも理解できるということです。

自分の強みを理解している人は他人の強みも理解する

人には誰しも強みがあります。
だからこそ、それを伸ばすことで独立を目指すことができます。

サラリーマンのみなさん、
自分の強みだけではなく、他人の強みも理解して、それを伝えてあげるのはどうでしょうか。

その人は、それをきっかけに自分の強みに気づいて前向きに行動するかもしれません。
また、仲間たちの強みを知ることで、適材適所の業務配分ができるかもしれません。

そしてその人から、まだ気づいていない、自分の強みを教えてもらえるかもしれません。

起業に関する、
どの書籍を読んでも、YouTubeを見ても、起業コンサルタントの話を聞いても、
自分の強み探しばかりにフォーカスがあたっています。
他人の強み探しは直接的には起業に結びつくことはないのでしょう。

しかし、サラリーマン起業家を目指すのであれば、仕事仲間の強みを探して、自分だけではなく人を伸ばすことを意識してみてはどうでしょう。
その経験は独立したときにも、きっとプラスになるかと思います。


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