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あめ・断捨離・セルフケア

元気になって、片付けよう!と思った。私は断捨離が好きで(本を読んだらとてもはまった)、物も少ないし机もいつもきれいなタイプ。掃除もまめにするし、服は着ないと思ったらよけておいて処分する。だけど、ほかにも片付けられるものがあるんじゃないだろうか。下着をそろそろ捨てるべきかな(その前にbleachしたけど)、冷凍庫・pantryにため込んでいる食品があるよな。herbal teaだってbath saltだって、好きだからこそ大量にあるから、しばらく買うのをやめて、まずは使い切ろうか。そしていらない書類も捨てよう。引き出しも片付けよう。片付けるとそのspaceに新しいものが入ってくる気がして気分がいい。出会いがほしいなら片付け、って恋愛部長も言っていた。空気もよくなった気がする。

そして、それは食べ物も同じだった。最近私は金欠なのだ。夏のボーナスをもらって都庁をやめたものの、転職のごほうびやら、YTTやらで結構使ってしまった。加えてもうじき家の更新で更新料を払わないといけないし、都庁の定期代は払い戻しになった。だから節約生活を、と思ったのと、おばあちゃんちで栄養満点ごはんを食べて、私もメイン+ごはん+野菜副菜3品を基本にしよう!おばあちゃんのように冷凍食品も使って簡単に作ろう!と思ったのが背景にあった。ちょうどテレワークで家にいることも多いし、おばあちゃんのように昼も家にあるものを食べるようにすれば、節約にもなるのでは?作ったものの食べきれなくて捨てていることもあったし…そういうわけで、冷凍&pantryにあるもののリストを作り、どうやって消費しようか考えて、早速実行している。断捨離で物を使い切るのが好きなので、正直充実感がある。笑
ちなみにその調子でバランスよく食べていて、PMSだったのでお菓子も食べていたら、最近体重が減らない。だけど減ってるから生理が来ないのでは?という不安もあったので(yoga finalのストレスが原因だと思うけど先月久しぶりに来なかった)、いいかと思っている。ふむ。

そして、見てみるとのどあめや普通のあめが大量にあり、これも消費するか、捨てるかしようと思った。officeに持っていって、仕事しながら食べようか。歯とか口内炎とか血糖値とか気になるところだけど、家でも食べようか。お菓子だって毎日のように食べているわけだから、あめくらいで害はないんじゃないか。どうだろう。今はVC3000のどあめを食べながら書いている。買った覚えはないから、どこかでもらったんだろう…そうだ、都庁であいさつ回りをしたときに、お菓子を配ったらお返しにもらったんだった。わらしべ長者。

そもそもなんであめが大量にあるのかと言えば、体調管理のためだった。私は自律神経失調なんだか、低血圧・貧血・低血糖だかで、とにかく乗り物や外出で倒れそうになることが多かった。乗り物、酔うし。
夏に美術館に行って、入場券&特別展だったか、1時間ずつ並ばないと買えなくて、並んでいるあいだに倒れて裏に運ばれたこともあった。意識はあったけれど、車いすで裏に運ばれ、水を2本もらい、"チケット実は向かいのコンビニで買えるんです"と教えてもらった(室内だったけど熱中症)。
かと思えば、冬に飛行機に乗っていて、Heat techの上にsweaterを着ていたら熱すぎて死にそうになり、あわてて脱いだこともあった。Heat techって運動するときはだめだよね。運動って、campusを歩いて横断とか、そういう程度でも。寒い場所に慣れているので、東京の冬は全然冬じゃないーというのもあって、もうheat techは着ないし持っていない。私には無理だ。

ま、こういう風に、水分なのか、空腹なのか、急激に具合が悪くなることがしょっちゅうあった。水や食べ物を補給すれば体調は戻ったけれど、何か異常があるんじゃないかと思ってけっこう調べたけれど、それらしいものは見つからず。うちの母も貧血で倒れる人だったらしいので、しょうがないのかと思っていた。

そして、毎日1つあめを持ち歩くようになった。血糖値は気になったけれど、これで体調がよくなるか?と思ったのだ。のどあめはたくさん売っているけれど、普通のあめってあんまり種類がないんだよね。
仕事ではすごく疲れてしまい、"疲れた~なんか食べて帰る~"といつも思っていたので、仕事が終わって都庁のエレベーターを降りながら、あめを食べるのが日課だった。地下鉄に乗っている間に食べ終わり、やはり死にそう~と思いながら帰っていた。より道&買い食いを防ぐための方法なんだけど、あまり効果ないし、栄養もないし…ということで、dates and almondsにしたり(Seeberger's datesがめちゃくちゃおいしい)、今はprotein barを持ち歩いている。公社の帰りにより道をしながら(都庁から公社に出向になった。これはまた別の記事で)、エスカレーターを上がりながらprotein barを食べる、というのが日課だった。

けれど、protein barも、外ではほとんど食べなくなった。簡単なことだった。私の体調が悪かったのは、Self-careができていなくて、栄養も水分も足りていなかったからだった。Yogaで教えるself awarenessがなかったし、そもそも自分にそれだけの価値がないと思っていた。

うちは毒親だったから、助けを求めても、助けは来なかった。自分のneedsは無視される、意見や感情は聞いてもらえない、自分でなんとかするしかない、そういうもんだと思っていた。親は子供を愛するものとよく思われるけど、実際に親がいないと生きていけないのは子供だから、本能的に"どんなにひどい親であってもいい親と正当化する"のは、実は子供のほう。そして、子供の解釈では、親に愛されないのは自分に原因があるからだと思うしかない。客観的にも見られないし、見たら自分の親がどんなにひどいかと向き合わないといけない。それはつらいので、見ないことにする。

つまりはこういうことだ。自分というのは大切にするに値するもんじゃない。だってー理由はいくらでも出てくる。細くないから。絶世の美女じゃないから。完璧じゃないから。なんかいつもタイミングが悪いから。朝が苦手だから。とにかく、だめだから。倒れそうになるのは、私自身が悪いから。何をしても、変わらない。なぜなら私には根本的に欠けているものがあって、それは何をしても変えられない。だからつらい思いをしたり、罪悪感を持つのが妥当なんだ。私はそういう存在なんだ。多少体調が悪くても、それが普通なんだ。そう思っていた。それが私の世界観だった。

というわけで、この"よく具合が悪くなる状態"も、異常なことで、解決すべきに値することで、解決するために自分でできることがある、と気づくのには、長い時間がかかった。もちろん、この世界観で生きていると、いろいろと困る。そこではじめて向き合うことになり、今に至る。子供だからわからなかったことも、大人の今ならわかる。

アメリカの大学で実験に参加したときに(research universityにはこういう機会がたくさんあって、時々お金ももらえた。この話もいずれ書こうかな)、赤血球の量が少なくて、私は貧血気味ということがわかった。以来iron supplementを摂っている。おなかが痛くなる食べ物は避ける(けっこう多い)。靴下やはらまきで、体が冷えないようにする。おなかがきつい服は着ない。血圧も低いので、採血すると具合が悪くなると伝えて寝た状態にしてもらう。暑くて空腹で脱水となるとかなりきついので、涼しくしたりする。遠出するときは小さいbottleに水を入れて出かけるようにしているし、ひとりで出かけたときでもケチらずに休憩をとって、何か飲んで座って足を休める。栄養のあるものを食べて、水分もこまめに補給する。明日の持ち物を今日準備しておくように、体調管理をする。

私自身がいい悪いの問題ではないのだ。脚の長さのように、変えられないものが原因なのではなく、自分で対処できる範囲のことだ。そして、そうやって自分を大事にすることが、大人の私にはできる!あめを持ち歩いていたのは去年のことで、そう昔の話ではない。自分では今が当たり前だと思っているけれど、成長したんだよなあ。

ちなみに、大人になった~と充実感が一番あるのは、貯蓄をしているってことだよねえ。笑 少額ですけどね。それでも、きちんと稼いでいて、切り詰めなくても生活ができていて、誰の援助もいらないってのは、いいもんだよなあ。

もう少し明るく楽しい記事を書こうと思ってたんだけどなあ。それは次回、乞うご期待ということで。


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