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パニック障害が精神疾患だったら世の中の病気はすべて精神疾患になってしまう

パニック障害は精神疾患。そう信じている人が多いものです。

精神や感情によっておこるパニック障害は多いものですが、その精神、その感情が生まれる意味は、その人の生活習慣によります。

例えば暑い環境にいる人と寒い環境にいる人であれば、精神も感情も違うのが当然です。

同じ日本に住んでいても、空調を使う人と使わない人、最低限しか使わない人と目いっぱい使う人でも、違いが出てしまうものです。

これは、筋肉や血管、神経がどのように働くかによって体質が変わっていくということになります。

要するに、筋肉がある人とない人、運動している人としていない人、どのような飲食をしているのか?何に気を使っているのか?によってまるで違う体質が出来上がっていくものです。

一概に精神の問題といっても、たった一例でこれだけの問題が原因になっているということに気づいていないと、治っていくことはありません。

そういうことから、今回はパニック障害が発症する原因について考えていこうと思います。



神経質とパニック障害

必ずしも神経質がパニック障害になるということではありません。

そうではなく、これまで神経質ではない人が徐々に神経質の体質に近づいてきた時に突然パニック障害が発症することがあるのです。

それはどういう状況なのかというと、健康三原則とされている、食事・運動・睡眠によって起こるものがほとんどです。

時に、事件や事故に巻き込まれて、そのような身体になることもあります。大きな失敗やこれまで経験したことのない緊張やプレッシャーから起こることもありますが、それらはまれなケースといえるでしょう。

食事から作られるケース
・冷飲食
・塩分の取りすぎ
・激辛好き
・早食い
・食直後の急激な行動

睡眠から作られるケース
・考え事をしながらの睡眠
・物音を気にしながらの睡眠
・誰かや何かを気にしながらの睡眠
・寒い環境での睡眠
・寝返りを打たない睡眠

運動から作られるケース
・運動後に食事をとらない
・ケガや手術後のリハビリ不足
・運動後のケア不足
・年齢とともに起こる筋肉の劣化
・筋肉を伸び縮みさせる運動をしていない場合

単なる一例ですが、健康三原則から神経質、そこからパニック障害に移行する流れはいたって普通に起こってしまう現象なのです。


突然満員電車が苦手になる

神経質と同じように、満員電車でパニック発作を起こす人の特徴もあります。

それは、当然のようにトラウマや過去の失敗によって苦手意識が芽生えるようなこともあります。

けれど、意外なほどこのケースは少なかったりします。それよりも、神経質と同様に、徐々に生活習慣で積みあがていった結果、問題を引き起こす体質にしてしまっていることが多かったりします。

食事から作られるケース
・暴飲暴食
・炭水化物や糖質を多くとっている人の運動不足
・食べた分の運動と睡眠を取っていない
・空腹でない食事
・便秘が続いている

睡眠から作られるケース
・睡眠不足
・寝だめ
・いつまでも横になっている
・昼夜逆転
・寝返り不足

運動から作られるケース
・筋肉が固い・細い
・大量に汗をかく
・運動で作った疲労をその日のうちに取り除いていない
・筋肉を動かしていない
・筋肉量と運動量がミスマッチ

こちらも単なる一例でしかありませんが、様々な要件からパニック障害は起こります。


パニック障害は精神疾患ではない

上記の内容だけでも、パニック障害が精神疾患ではないことに気づけるのではないでしょうか?

【トラウマ】という言葉が独り歩きしているだけで、そんなことよりも日常生活にこれだけ可能性が秘めているということ。

もしかしたら、そういう些細なことに目が向かなくなっている精神状態だからパニック障害になっているのかもしれません。

生活習慣が原因になることなんてありえないと思い込む精神の使い方があるのかもしれません。

パニック障害を得意として診ている医師が精神科医が多いからなのかもしれません。

いずれにしろ、本質的な原因に早めに気づき、その原因を取り除かない限り、パニック障害から逃れることはできません。

薬でごまかし続けていても限界があります。早く本質的なところに目が向くといいですね。


まとめ

私が20代から30代の間、パニック障害で計6回救急搬送を経験してきています。

もちろん、薬漬けになっていた時期もありました。飲めば楽になるからと薬に対する依存体質になっていた時期があります。

けれど、【まったく治っていない】という確信を持ってからは、医療に頼る一方通行ではなく、自ら原因を探し出し改善する方向性に切り替え、一切薬を飲まずに発作が出ない状態を20年以上経験しています。

おそらく、これが治ったという状態であり、『薬を飲んでいるから大丈夫』という状態はまったく治っていない状態と考えていいのではないでしょうか?

パニック障害は決して精神疾患ではありません。ご注意ください。

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